ライフハック・プラクティス ~仕事の生産性を上げる習慣~

プラクティス:2「自分のメッセージで残す」

2008年5月22日

この記事を読むのに必要な時間:およそ 1.5 分

行動への近道

「大きな字で感じたことを書く」

ノートに小さな字で細々と文章を残すより,大きな文字でメッセージを残すようにします。伝えたいことはメッセージから汲み取ることができます。

試しに,最近感動したことを想像しながら,⁠感動」という大きな字を紙一面に書いてみてください。次からは,この「感動」という文字を見るだけで,先ほど思い浮かべた感動したことをイメージすることができると思います。

大事なことは,気持ちをこめて書けば心に残るということです。文章になると気持ちがこめにくいので,自然と短い言葉に変換しようとなります。素直に感じ取ったことを自分のメッセージとして書き留めましょう。

それは,必ず相手と同じ言葉ではないかもしれません。それでもよいのです。

「自分の言葉であいづちをうつ」

会話の中であいづちをうつことがあります。

「そうですね~。」
「わたしも,そう思いますよ。」

このように単純にうなずかずに,自分の言葉に変えてあいづちをうってみてください。

「そうですね!わたしも,○○については□□のように思いますよ。」

このように返されると,お互いの理解が深まります。

こんな時に役立つ

気付きの共有

セミナーや勉強会に出席すると,レポートをまとめないといけない場合があります。

例えば3人でセミナーに参加したときに,レポートは同じ内容にするべきでしょうか?

決してそんな必要はないと思います。出席した人がどう感じたかや,どう受け止めたかは人によって違います。ありのままを報告するよりも,感じたこと気付いたことを出席していない人に伝えるべきです。

プレゼンテーション

プレゼンテーションのスライドに小さな文字で文章をたくさん書いている人がいます。ほとんどの場合,文章を棒読みしてしまい聞き手にうまく伝わりません。

できるだけ大きな文字で,伝えたいメッセージのみをスライドに入れましょう。どういう想いでこのメッセージを入れたかを説明すればよいのです。聞き手にメッセージが伝われば大成功です。

共感を生む

自分の気持ちがうまく伝わらない場合や,うまく表現ができない場合があります。普段から自分のメッセージにするクセをつけておくと,表現力が豊かになります。

感じたことを素直に自分のメッセージにして話せば,相手が共感してくれるはずです。

コラム(キャッチコピーを見つける)

自分のメッセージにするということは,なかなか難しいことです。しかし,鍛えることによってメッセージ力を強化することができます。

テレビのコマーシャルでは,15秒という短い時間でも視聴者にうまく伝えるキャッチコピーがあります。たぶんコマーシャルの制作会社は,長い時間をかけて試行錯誤の上,映像の中にメッセージを詰め込んでいるのだと思います。電車の吊広告,街頭の看板なども同じように,その広告を見た人が一瞬で感じ取れるキャッチコピーでなければいけません。

筆者は,メッセージ力を鍛える方法として,コマーシャルや吊広告などのキャッチコピーを注意して見るように心がけています。うまい表現だな!これは驚いた!などの刺激がたくさん詰まっています。このような刺激を受けていると,自分の表現力も向上していくと思います。

落とし穴に注意

プラクティス:1「記憶にたよらない」で紹介しましたが,メモすることを忘れてはいけません。自分のメッセージをメモしておくと,いろいろな場面で使えます。

プラクティス:4「イメージを描く」で紹介しますが,言葉だけだと伝えにくい場合があります。その場合は,イメージで表現してみましょう。

著者プロフィール

太田憲治(おおたけんじ)

アジャイルスピリッツで仕事を効率よく進めるブログ「eXtreme Gadget」を運営するほか,仕事に役立つWebサービスの開発を行っている。代表的なものに「StartCommand」「D3timer」がある。関西ライフハック研究会のコミュニティも主催している。gihyo.jpで「GTDでお仕事カイゼン!」の連載を執筆。共著として「Life Hacks PRESS Vol.2」もある。

URLhttp://gadget.cre8system.jp/

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