ライフハック・プラクティス ~仕事の生産性を上げる習慣~

プラクティス:14「念入りに仕込む」

2008年9月4日

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2 分

行動への近道

心配事を書き出しておく

仕込みの段階で,心配事を書き出しておきましょう。

自分が不安に思っていることが予め分かっていると,スタートしたときにすぐに対策を考えていくことができるでしょう。

心配事は増えていくものです。だからこそ,スタートする前の仕込みの段階から考えておくのです。

自分専用のアジェンダを作る

筆者は自分が司会でない時でも,打ち合わせの際に自分専用のアジェンダを作って参加します。

アジェンダを作ることで,打ち合わせに出る目的が明確になります。

自分の視点で,聞いておきたいこと,決めたいことは何かを考えておくのです。

この仕込みの時点で何も聞きたいことや決めたいことがないのであれば,自分がその打ち合わせに出席する必要がないということです。その場合は,参加しないようにするか,開催者に目的は何かを再度確認する方が良いでしょう。

自分専用のアジェンダを作っておくメリットは他にもあります。もし,急遽打ち合わせに参加できなくなった場合でも,作っておいたアジェンダを代理の人に渡してその内容を聞いておいてもらうことも簡単にできるでしょう。

こんな時に役立つ

後の仕事が楽になる

昔から,仕事の8割は段取り(仕込み)で決まると言われています。

「仕込み8割,仕事2割」

仕込みを十分にしておけば,仕事のほとんどは終ったようなものです。

そのためには,

「常に先を読む力を身に付けましょう。」

当たり前のことですが,先を読むには,先のことを考える時間が必要です。

出勤前に今日の仕事の進め方を電車の中で考えておくだけでも立派な仕込みです。

魚釣りに行く前に仕掛けを作っておくように,仕事でも先を読んで仕込みをしておくのです。

そうすれば,後の仕事が楽になるはずです。

コラム(手土産を持っていく)

知人の家へ遊びに行く時には,ちょっとした手土産を持っていくと喜ばれます。

テレビの番組で芸能人のゲストが手土産を持っていくコーナーがあり,手土産のネタで話が盛り上がったりします。

これと同じように,打ち合わせ前に参加者への手土産を用意しておけば,その手土産で議論を活発にすることができます。この場合の手土産はケーキやお菓子を持っていくのではなく,議論を盛り上げるためのネタを持っていきます。

最近の市場の動向や技術的に試してみたことや,議論になりそうなことを予め知識として仕入れておくのです。ちょっとした気配りがチームを支え,プロジェクトを成功に導くのです。

落とし穴に注意

プラクティス:8「失敗を恐れない」で紹介しましたが,仕込みもやってみなければわからないことがあります。しかし,仕込みをいろいろと試していくうちにうまくいく方法が見つかるはずです。

著者プロフィール

太田憲治(おおたけんじ)

アジャイルスピリッツで仕事を効率よく進めるブログ「eXtreme Gadget」を運営するほか,仕事に役立つWebサービスの開発を行っている。代表的なものに「StartCommand」「D3timer」がある。関西ライフハック研究会のコミュニティも主催している。gihyo.jpで「GTDでお仕事カイゼン!」の連載を執筆。共著として「Life Hacks PRESS Vol.2」もある。

URLhttp://gadget.cre8system.jp/

ピックアップ

ヒューマンリソシアのGITサービスが目指す,時代にアジャストするエンジニアチームの作り方

アフターコロナにおけるエンジニアチームの作り方,グローバルな視点でのエンジニア獲得と開発とコミュニケーションの在り方について取り上げます。

LINE テクノロジー&エンジニアリング大全

「LINE DEVELOPER DAY 2020」より,注目すべきテクノロジー,エンジニアリングをピックアップし,詳説インタビューを実施しました。

プロダクト思考で開発が進む「みてね」の今とこれから~みてねの生みの親笠原健治氏,開発マネージャ酒井篤氏が考える,プロダクトとエンジニアリングの素敵な関係

「家族アルバム みてね」を支えるエンジニアリングについて,開発体制やプロダクトの開発・運用,これからのビジョンについて伺いました。

自分の証明と持続的な学びがこれからのDX人材の鍵を握る ~A-BANKが考えるDX人材バンクの在り方とは?

2020年11月にスタートしたA-BANKの人材バンク。評価・育成・紹介の一体型人材紹介から見える,これからの人材エコシステムに迫ります。

APIゲートウェイとサービスメッシュの違い

APIゲートウェイとサービスメッシュの,それぞれの概要とユースケースを紹介し,いずれを使用するかの判断の指針となるチートシートを提供しています。

バックナンバー

No12(2009.04)

今回のSoulHackで主に取りあげるのは,梅田望夫の「ウェブ時代をゆく」という本です。

No11(2009.03)

今回のSoulHackで取りあげるのは,阿部謹也の「世間学への招待」と他1冊の本です。

No10(2009.02)

今回のSoulHackで取りあげるのは,山本七平の「空気の研究」という本です。

No9(2009.01)

今回のSoulHackで取りあげるのは,アーノルド・ミンデルの「紛争の心理学」という本です。

No8(2008.12)

今回のSoulHackで取りあげるのは,河合隼雄氏の「カウンセリングを語る」という本です。

No7(2008.11)

特集:2008年度日本OSS貢献者賞受賞者インタビュー

No6(2008.10)

特集:エンジニアの実践的キャリアアップ思考法

No5(2008.09)

特集:事例でわかる,プロジェクトを失敗させない業務分析のコツ

No4(2008.08)

特集:ゼロからはじめるPSP

No3(2008.07)

特集:今こそ使える! プロトタイピング

No2(2008.06)

特集:「開発スタイル」開発法

No1(2008.05)

特集:エンジニアが身につけたい基本スキル 2008

-->