音量の問題を解決する
iPhoneで生中継していて一番気になったのは,映像の品質よりも「音声」です。iPhoneは電話なのでしかたないのですが,離れている人の声が拾えません(音声が極端に小さくなります)。
そこで,高品質マイクアダプタが必要になります。お奨めしたいのはLogitecの「LIC- iREC03P」ですが,注意することがあります。まず,感度が高いため,マイクを近づけて話すと「音割れ」します(バリバリという強烈な音になります)。野外の場合は,弱い風でもノイズ(風切り音)になってしまいますので,付属のスポンジ製ウインドシールドを必ず装着しておきましょう。
図6 Logitecの高性能ステレオマイクアダプタ「LIC-iREC03P」
マイクアダプタの差し込みにも注意してください。筆者は,この製品が発売されてすぐに購入したのですが,マイクアダプタがきちんと装着されていないことに気付かず,iPhone本体のマイクで録っていました(数日間,高性能マイクで録った音声だと思い込んでいたのです)。ケースに厚みがあり,正しく装着できなかったのが原因です。このマイクアダプタを利用するときは,ソフトケースもしくは,差し込み口が広く空いているケースを使いましょう。
以下の映像は,Ustream Live Broadcasterで生中継した録画です(YouTubeにアップしたものです)。告知はしていなかったのですが,たまたまライブを視聴してくださった方がいて,(チャットのコメントで)いろいろアドバイスを受けながらマイクのテストをしました。高品質マイクアダプタの音声と,iPhone本体のマイクの音声を比較できますので参考にしてください(ビデオの音量が大きいので注意)。
なお,LIC-iREC03Pの設定ですが,音量が突然変化したときに自動調整する「オートゲインコントロール(AGC)」はOFFにしています。録音レベルを下げるスイッチ「アッテーネ(ATT)」もOFF(0dB)にしています。この2つを組み合わせて調整すれば,音割れを防ぐことができます。
図8 LIC-iREC03Pを利用した生中継テスト時の録画
※ビデオの音量が大きいので注意してください
マイクアダプタと外部マイクのセッティング
マイクアダプタには,MIC/LINE入力がありますので,外部マイクを使用することができます。イベントや勉強会などを生中継するときは,外部マイクを使ったほうがよさそうです。
手順を解説します。まず,マイクアダプタをiPhoneに差し込みます。続けて,外部マイクをMIC入力に差し込みます(マイクアダプタの側面にLINEとMICの切り替えスイッチがあります)。Ustream Live Broadcasterを起動して,生中継を開始します。マイクアダプタに青いランプが点灯しますので確認しましょう。
「音割れ」しているときは,赤いランプが点灯します。マイクアダプタの録音レベルやオートゲインコントロールは,事前にテストしてから設定してください。
外部バッテリーを取り付ける
マイクアダプタには,USBインターフェースが付いていますので,外部バッテリーをつなぐことができます。1~3時間の生放送で威力を発揮します。筆者は,サンヨーの充電器セット「KBC-E1AS(単3形eneloop用)」を使っていますが,最高3時間の生中継が可能でした。ただし,iPhone 本体のバッテリーが疲労していると,もっと短くなりますので,事前に試しておきましょう。
図13 サンヨーのUSB出力付充電器セット「KBC-E1AS(単3形eneloop用)」

