Proactive rep! ~担当者によるプロジェクト推進~

第5回 冷たいフィードバックと熱いフィードバック

2008年9月16日

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2 分

計画はナマモノ

計画は立案したら,その通りに進めたらいいのでしょうか?

そんなことはありません。計画は立てた段階から腐り出します。職場環境,作業状況,切迫感,想定外の問題,勘違い,その他諸々変化が噴出しますので,当初立てた計画をいつまでも盲信してしまうと上手く行くわけありません。

そこで,噴出する変化に対応するために,以下の2つからフィードバックを得て,正しい方向たどり着くように軌道修正を行いましょう。

  1. 進捗記録
  2. 自分

進捗記録からは,冷徹な事実からのフィードバックを得ることができます。自分からは,熱い感情的なフィードバックを得ることができます。

進捗記録からフィードバックを得る

作業の進捗状況は日々の進捗記録として残しておきましょう。その進捗記録を読み返すことで,作業の進み具合の危険度を測定することができます。そして,測定した危険度から下記の事柄を判断することができます。

  • このまま作業を進めてよいか
  • 遅れの回復の手立てを取る必要があるか
  • 順調過ぎるので見えない間違いが発生しているのではないか

これらはグラフを書くと直感的に状況を把握し,判断を下すことができます。わたしはグラフとして「4ライン・バーンダウンチャート」を利用しています。

まず,バーンダウンチャートとは,全体から見た,想定の進捗と実際の進捗の状況を時系列で確認できる表です。左上から右下に向かってゼロに向かうように2本の線を引きます。ひとつは想定の進捗を表す予定ライン,もうひとつは実際の進捗を表す実績ラインです。これを利用すると,直近の状況と進み具合を直感的に見ることができるため,作業を完了させるモチベーションを保つことができます。

図1 一般的なバーンダウンチャート

図1 一般的なバーンダウンチャート

4ライン・バーンダウンチャートの特徴

4ライン・バーンダウンチャートは,このバーンダウンチャートの線の引き方を改変して,状況の読み取りと判断支援を強化したものです。

図2 4ライン・バーンダウンチャート

図2 4ライン・バーンダウンチャート

通常のバーンダウンチャートが線を予定線と実績線の2つを引くのに対し,4ライン・バーンダウンチャートでは,予定線を3つ,実績線を1つ,合計4ライン引くのが特徴となります。

著者プロフィール

こしばとしあき

関西出身自宅料理員兼ソフトウェア開発担当者。金融系業務アプリ開発,レガシー移行,Webサービス開発,画面制御基盤開発など様々な開発現場を経て,最近関東に進出。

アジャイル,ライフハック,プロジェクトファシリテーションに強く関心を持ち,講演も行っている。「ペンポッドで世界へミサイル大会」初代チャンプ。

blog『koeだめ』http://d.hatena.ne.jp/bash0C7/
料理blog『kuiだめ』http://kuidame.4038nullpointer.com/

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