先取り! Twitter使いへの道 AtoZ
第7回 企業のTwitterへの取り組み ~担当者インタビューから見えてくるTwitterの魅力
社員にもユーザーにもTwitterはすでに身近なツールだった
― Opera
ブラウザベンダーの中では,日本語でのTwitterの発言がもっとも活発なOpera。Webブラウザ開発という「Webを知り尽くしている」立場から,なぜTwitterによるプロモーションを選択したのか,広報担当の壽かおりさんにお伺いしました。
「Opera」プロフィール
- 日本の公式サイト
- Twitter内ページ
- 9月1日現在のFollower数:132
2007年5月26日よりTwitterでの配信をスタート。平均して週に10数回以上,主に下記のような内容を公開している。
- [自動更新]
- Opera 社員ブログ(Opera ニュース,ぺらぺらおぺら)や,ChooseOpera-Japanという Opera ユーザのための情報&コミュニティサイトの更新情報を随時配信
- [手動更新]
- Opera 関係イベントの紹介および,イベント開催中の実況
- 新製品/新バージョンリリースの速報
- Opera 関連ニュース記事へのリンク
- マーケティング担当者のつぶやきなど
ふじかわ:Twitterの存在を知ったのはいつごろですか? そのときどんな印象を持ちましたか?
壽さん:私が Twitterを初めて知ったのは今年の1月頃だったかと思います。Twitterの「一行程度のコメントをいつでも気が向いたときに更新する」というスタイルはシンプルで良いなとは思っていました。ですがその時点ではまだ Twitterというコミュニティの空気が読めず,しばらくは静観していました。そうこうしている間にも,日々チェックしてる有名ブログのブロガーさんたちがこぞってTwitterに参加しはじめていたので,4月頃自分もおそるおそる参加してみたという感じです。私が参加した当初はサーバが不安定だったり日本語の扱いに問題があったりなど,不便も多かったことを覚えています。
ふじかわ:Twitterを使われたきっかけ,理由を教えてください。
壽さん:会社としてTwitterアカウントを取得したきっかけは,今年5月26日に弊社の会議室で行われたユーザ主催のOperaユーザパーティのアクティビティの一つとして利用するためでした(※パーティーの詳細は下記リンクを参照)。パーティには多くのユーザ様にご参加いただきましたが,中には遠方であることなどの理由で参加できなかった方もいらっしゃいます。そのような実際にパーティに参加することができない方にも,少しでもイベントの雰囲気を感じてもらうべく,Twitterを通じたコミュニケーションをと考え,アカウントを取得しました。パーティ開催中は,OperaスタッフがTwitterにログインし随時状況を中継していました。
コミュニケーションツールとしてTwitterを選んだ理由は,既にOperaユーザの皆様の中でも多く利用されていたため,我々にとっても参加者にとっても,身近で手軽なツールだったからです。実際,パーティ中もスムーズに会場外の方との交流が出来たことで,今後もイベントやキャンペーン活動を支援するオンラインコミュニケーション手段として活用できるなとの確信を得ました。
- ※ Opera ユーザパーティ参考リンク
- Opera ピザオフ会終了! - ChooseOpera Japan
- 寒中を泳いだCEO・Tetzchner氏も登場 - Operaユーザーミーティング開催 - マイコミジャーナル
ふじかわ:Twitterを使うと決めたとき,社内の反応はどんな感じだったでしょうか?
壽さん:日本支社がアカウントを取得する1ヶ月ほど前に,本社のマーケ担当者がOpera公式のTwitterのアカウントを取得しておりました。さらに,日本支社内のマーケ担当者も全員Twitterを既に個人的に使っておりましたし,弊社名のアカウントを確保しておこうと言う意味でも,パーティでのコミュニケーション用途にアカウントを取得しようという案はすんなり決定しました。ただし,アカウントの運用方法についての話し合いは行いました。
ふじかわ:Twitterを利用したことで,何か変化はありましたか?
壽さん:公式ブログのリファラーを見てみると実際にTwitter経由のアクセスがかなりあるので,新たな流入経路としての効果を実感しています。アカウント開設からかなり時間がたっているにもかかわらず,コンスタントにFollowerの数も増えてきています。
ふじかわ:Twitterの今後の可能性について,ご意見をお聞かせください。
壽さん:Twitterには,下記2点の特徴があると考えています。
- ユーザのアクティブさに伴う,スピーディな情報伝播
- コメントする敷居の低さによる,双方向コミュニケーション頻度の向上
これらの特長を生かし「What are you doing?」,つまりOperaが「今何してるのか」を積極的にユーザの皆様に公開し,気軽なフィードバックを得ることが出来るチャネルの一つとして,今後も活用していきたいと考えています。
社員の方がそれぞれTwitterに参加していて,ユーザーにもTwitter参加者が多かったということで,TwitterでのプロモーションはOperaにとってはごく自然な流れだったのですね。OperaのTwitterでの発言には担当者のつぶやきといった手動配信のものもあり,親しみやすい雰囲気が感じられます。企業がユーザーとの距離をより近づけるコミュニケーション手段のひとつとして,Twitterを有効に活用している一つの例と言えると思います。
Twitterを知っているからこそできたプロモーション
2社へのインタビューを通じて感じたのは,どちらの担当の方もTwitterを非常によくわかっているということでした。それを踏まえてユーザーへのケアを適切に行っていることが,成功に結びついているのだと思います。
マツダは,自社のファンではない人も含めた層に対して配信するので,ユーザーにうるさがられないような配慮をしている。Operaは「Operaが今何をしているのか」を高い頻度で公開してフィードバックを得ながら,Operaファンとの距離を縮めようとしている。Twitterという手軽なコミュニケーションサイトの中で起こり得るプラスとマイナスの状況を予測できているからこそ,できることなのだと思います。
この連載を始めてから5ヶ月が過ぎましたが,Twitterの細かなバージョンアップは日々行われています。今後Twitterがどんな方向に進むのかはっきり予測はできませんが,私たちユーザーにとっても,企業にとっても,さまざまな可能性を秘めていると思います。
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