VOCALOID(初音ミク,鏡音リン・レン)の上手な歌わせ方教えます!

第4回 調整の具体例

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3. ○○と○○の合わせ技例

g. フォルテピアノからクレッシェンド
フォルテピアノからクレッシェンド

e,f1の組み合わせです。例ではさらにビブラートを付加しました。

h. f2の応用
f2の応用

f2にビブラートを付加,さらに音が最後に向かうにつれ,BREを上げていきました。

i. gの応用例
gの応用例

gにbとcを組み合わせてみました。音の最初で瞬間的にPIT上げ,音の最後で瞬間的PIT下げを使っています。

j. 情けない声
情けない声

aとビブラートの合わせ技です。ビブラートの種類はExtremeのType3で,周期を少し速めてみました。実用的かどうかは別問題ですが……。

k. 演歌風
演歌風

今までの総まとめ的な調整例です。a,b,g,hの組み合わせ技です。DYNはフォルテピアノからクレッシェンド→デクレッシェンドの流れです。BREは発音の最初だけ瞬間的に上げて音が最後に向かうにつれ,上げています。PITは発音の最初だけを瞬間的に上げ,そのあとはすぐにデフォルトよりも下に下げ,そこから徐々に上げていってポルタメントを再現します。

演歌風のビブラートプロパティ

ビブラートについては,FastのType3を少しいじって,演歌独特の時間変化と共に振幅が大きくなるビブラートを再現しました。

おわりに

いかがだったでしょうか。ただ一音伸ばすだけのシンプルなデータでも,このように多用な調整を施すことによって様々なニュアンスが出せるということがお分かりいただけたでしょうか。もちろんこれらの例は私が今までVOCALOIDを調整してきた中で考え付いたものに過ぎません。人によって何千,何万パターンもの調整ができるのもVOCALOIDの醍醐味です。皆さんも是非ユニークな調整にチャレンジしてみてください。

次回は今回に引き続き実際の調整例や,さらにちょっと変わった歌わせ方についてご説明しようと思います。それでは次回からもよろしくお願いします。

著者プロフィール

OSTER project

音楽好きなただの大学生。ネットを中心にDTMで制作した楽曲を公開。リスナーに楽しんで貰える遊び心いっぱいの楽曲作りを心がけている。

VOCALOIDと可愛いものと辛いものが大好き。

URLhttp://fuwafuwacinnamon.sakura.ne.jp/