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第6回 Windows Phone 7.5がついに日本上陸!

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auからの端末が登場です!

筆者は,年末頃の登場と予測していたのですが,遙かに早くWindows Phone 7.5(Mango)を搭載したスマートフォン「Windows Phone IS12T」がauから登場します。発売時期は,9月以降で,予想価格は3万円半ばになる見込みとしています。auは,スマートフォンへの出遅れをカバーするために,AndroidケータイのTV CMに人気アイドルを起用して凄まじい攻勢をかけています。同じ轍は踏まないと考えているのか,さらなる拍車をかけるつもりなのか,ほとんど実績のないWindows Phone 7.5を搭載した端末を早い時期に登場させて来たのは驚きです。NTTドコモは「来年夏から⁠検討”」と発言しているので,これからも,いかに積極的に取り組んでいるのかを知ることができます。

IS12Tのハードウェア

CPUは,1GHzのQualcomm Snapdragonを採用しています。

内蔵メモリは32GBで,利用可能なメモリは28GBとなっています。外部メモリはサポートしていないので,Androidケータイのように,microSDを使ってストレージを増やすことはできません。

ディスプレイは,3.7インチ(800x480ドット)のTFTタッチ液晶を搭載しています。

カメラは背面のみで,オートフォーカス付きの1320万素のCMOSで,ハイビジョン撮影が行えます。通信機能は,WIN HIGH SPEEDに対応し,Wi-Fi(.11b/g/n)やBluetooth,GPSが搭載されます。富士通東芝モバイルコミュニケーションズが得意とする防水・防振性能は備えています。ワンセグやおサイフケータイ,赤外線通信機能などは搭載されていませんが,当面は,アーリーアダプターを対象にした端末になるはずなので大きな問題にはならないはずです。

今どきのAndroidケータイと比較すると,ハードウェアは至って平凡なものです。

ボディーカラーとデザイン

IS12Tのボディーカラーは,シトラス,マゼンタ,ブラックの三色で,ブラックを除くと目を引くポップな色が使われています。

鮮やかなボディーカラーで目を引くが…

鮮やかなボディーカラーで目を引くが…

話題作りという意味では大成功だと思いますが,Windows Phone 7のユーザインターフェースデザインには,バウハウス風の合理的で機能主義的なエッセンスが感じられる(ホーム画面のタイルアイコンはポップですが……)ので,ボディーカラーとはバランスが取れていないと感じます。また,IS12T本体のカメラ周りの丸のモチーフも,Windows Phone 7で丸のモチーフがほとんど使われていないのに,筐体のその部分だけ強調するように丸が使われるのにも違和感を感じます。Windows Phone 7のMetro UIは,素晴らしい仕上がりです。それに引けを取らない端末デザインを期待したいところですが,もう少し時間がかかるのでしょうか。

なぜかここだけ,丸をモチーフにしたデザイン

なぜかここだけ,丸をモチーフにしたデザイン

ファーストインプレッション

短い間ですが,実機を触る機会があったので,その印象をお届けします。

4インチ強のディスプレイを採用して,手に余るサイズのスマートフォンが多い中,IS12Tは,一回り小さい3.7インチのディスプレイが採用されており,掌への収まりが良く持ちやすく感じます。重量が113グラムと軽量なのでも,そう感じさせる要因のひとつになっています。小さめのディスプレイサイズだと操作しづらいのでは?と心配される方が居るかもしれませんが,Windows Phone 7は,コントロールパーツは,いずれも大きめで余裕を持って配置するデザインなので,ボタンが押しづらかったり,文字が見づらいと感じることはありません。

筆者が以前レビューしたHTC Trophyで感じた,ヌルヌル・サクサク感は,IS12Tでも感じられます。OSが日本語化されると動作が遅くなることがありますが,そうした印象はまったくありません。また,日本語版ではデザインの良いフォントが使われず,見た目の印象が悪いケースがありますが,そんなことはなく,英語版で受けた印象ままで,日本語版になっているという感じです。

HTC Trophyは,戻る・スタート・検索の操作ボタンは静電式でしたが,IS12Tは機械式のボタンです。HTC Trophyの操作ボタンは,感度が良すぎて軽く当たっただけでも,押したことになったので不満でしたが,IS12Tは機械式なので,そうしたことはありません。ただし,細くクリック感のないボタンを深めに押し込む必要があるので,押しづらいと感じる方もいるかもしれません。

IS12Tの機械式ボタン

IS12Tの機械式ボタン

アプリの起動はスムーズです。アプリのアイコンをタップすると,すぐさま画面が切り替りアプリが起動します。この起動速度は,アプリの作りが関係するかもしれないと考えて,いくつの内蔵アプリを起動してみましたが,多少の違いはあれど遅いと感じことはありませんでした。

Windows Phone 7.5は,マルチタスクに対応したので,タスクスイッチも試してみます。

戻るの操作ボタンを長押しすると,タスクスイッチモードになり起動中のアプリがカードのように一覧表示されます。これを左右のフリック操作で選択して,目的のアプリをタップして切り替えるという操作です。アプリが三つ起動した状態でしたが,この操作もストレスなく非常にスムーズに動作していました。

タスクスイッチをする様子

非常に好印象

誰にどれだけ売れるのか見えない部分はありますが,OSの仕上がりは非常に好印象です。

惜しまれるのは,外装デザインとMetro UIのバランスです。筆者は,アンバランスに感じましたが気にならないのであれば,初物にチャレンジするのも悪くないと思わせる程です。

著者プロフィール

傍島康雄(そばじまやすお)

5月30日生まれ。

モバイルデバイスが大好物。それで動くアプリの開発に喜びを感じている。スマートフォン前夜のWindows Mobile,PalmOSのアプリに情熱を傾けていたが,最近は停滞気味でコードを書くよりも文章を書く機会が多くなっており,文章を書くのも,プログラミングと同じくらい奥深い作業だと感じている。

ブログ:http://yasuos.com/blog/

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