Software Design 2012年11月号
2012年10月18日紙版発売
B5判/200ページ
定価1,341円(本体1,219円+税10%)
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今号の特集概要
第1特集
もし,OpenFlowでやれと言われたら?
SDN,仮想化,ネットワークはどうなるの?
2012年のインターロップで話題を集めたOpenFlow。サーバの仮想化がクラウドコンピューティングを生み,さまざまなビジネスが展開されるようになりました。一方,OpenFlowはネットワークの仮想化を提言しています。OpenFlowは,SDN(Software Defined Network)とも呼ばれます。つまりソフトウェア的にネットワークを定義し,コントロールしようという意味です。より柔軟なネットワーク構成が可能になるので,ネットワーク/システムインテグレータ業界でビジネスがどのように展開していくのか,その可能性を検討している企業も少なくない状況です。一部の企業はOpenFlowを積極的にビジネスに取り入れはじめています。本特集では,そもそもOpenFlowとは何かを考え,データセンターやSIerまたネットワーク機器ベンダーでどのように活用していくのか,いろいろな面から検討してみました。現場のエンジニアにとって希望の技術となるのか否か,まずはOpenFlowに対して筆者の皆さんがどのように考えているのか参考にしてください。
第2特集
サーバの運用支援にグラフィカルなリソース監視ツールを!
Muninが手放せない理由
MuninはおもにLinux上で動作する,リソース監視(モニタリング)用のツールです。自動でグラフ化できるため,ネットワーク上でサーバのリソース監視だけでなく,状況の推移や「何がパフォーマンスに悪影響を与えているのか」といった問題解決にも威力を発揮します。本特集では,Muninの環境構築から使い方,そしてプラグインと連携した便利な利用法について紹介します。
一般記事
混雑・複雑化するインターネットに銀の弾丸
SkeedSilverBulletが求められている理由
これだけ発展・普及したインターネットでも,海外の事業拠点にGBオーダーの大きなファイルを送信すると数時間かかります。そうしたファイル送信のためにCDN(Contents Delivery Network)サービスがありますが,こちらは非常に高価です。SkeedSilverBullet(SSB)は,Winny開発者として著名な金子勇氏のP2P技術をベースに開発されたファイル転送ソフトウェアで,業務用水準での管理・監視/セキュリティなどを実現する付加機能を充実させたうえで,遠距離での転送時間を飛躍的に向上させます。本稿ではこのSSBの誕生の背景と技術解説を行います。
一般記事
開発者自ら書き下ろす「未来を創る新言語」
JSX入門[後編]
JSX-faster, safer, easier JavaScript
前号に引き続き,筆者らが開発し,GitHubで公開しているプログラミング言語「JSX」の解説をします。後編となる今回は,最適化について解説し,開発環境の使い方やプロファイラとコードの自動補完について説明します。
一般記事
LTS直後で大胆に変更された
速報 Ubuntu 12.10の新機能と変更点
本誌発売日でもある10月18日にリリースされる(されているはず!)Ubuntu 12.10(コードネーム:Quantal Quetzal)の新機能と変更点についての解説を,速報でお送りします!