Software Design 2015年10月号
- 定価
- 1,342円(本体1,220円+税10%) 1,450円(本体1,318円+税10%)
- 発売日
- 2015.9.18[在庫なし]
- 判型
- B5
- 頁数
- 200ページ
- ISBN
- 978-4-7741-7551-5
概要
第1特集
多層防御や感染後対策を汎用サーバに実装
攻撃に強いネットワークの作り方
サーバ/インフラを管理されている方々は、これまでもセキュリティ対策を施してこられたと思います。しかし、サイバー攻撃の被害は大きくなるばかり。いま、企業または個人としてどんな対策がとれるのでしょう。
毎年幕張メッセで行われているITとネットワークのイベント「Interop Tokyo」をご存じでしょうか。このイベント内のネットワーク構築プロジェクト「ShowNet」では、昨年から3年がかりで“今のインターネットを見なおす”という試みを行っています。第1特集は、その構築プロジェクトの中心となっているNOC(Network Oparation Center)チームメンバーの方々に、セキュリティに焦点を絞り、その知見をもとにした“いますぐ取りかかれる”対策を紹介してもらいました。
攻撃者優位の状況のなか、被害を最小限にくいとめるための対策を怠るわけにはいきません。そのための指針としてください。
第2特集
機能、運用、セキュリティ……ベストな利用形態を探せ!
Webメールの教科書
多くの人に利用されているGmailやYahoo!メールなどのWebメールサービスも、企業で導入する際には、多角的な観点から検討したいところ。
たとえば、代表的なWebメールサービス「Yahoo!メール」では、UI、迷惑メール対策、安定稼働を継続するためのインフラ構築など、さまざまな施策が採られており、ユーザは快適にメールを利用できます。
一方、個人情報管理やセキュリティの理由から、オンプレミスのメールシステムにこだわる企業もあるでしょう。そんな場合には、Webメールを構築するためのオープンソースソフトウェアがあります。
多くの人に利用されているGmailやYahoo!メールなどのWebメールサービスも、企業で導入する際には、多角的な観点から検討したいところ。自分たちに合っているのはどちらか? 第2特集を参考に検討してみてください。
特別付録
創刊300号記念
Vim&Emacsチートシート
本誌もおかげさまで創刊300号を数えることができました!
特別付録として、長くエンジニアに愛用され続けている2大エディタ「Vim」と「Emacs」のチートシート(キーコマンドの一覧表)を作りました。
VimとEmacsは独特なキーコマンドがたくさんあって急には覚えられませんが、それぞれのエディタのエキスパートによって厳選された必須+便利なキーコマンドから覚えていきましょう。思い出せないときにぱっと見られるように、壁などに貼ってご活用ください。
短期集中連載
Googleが作ったOS Xクライアント管理ツール「munki」
【前編】クライアントにソフトウェアを配布する
企業からすると、業務で使うPCのOSアップデートなど最低限の脆弱性対策や、導入するソフトウェアはある程度管理しておきたいもの。Windowsならいくつもある商用製品で何とかできましたが、Macは……。じつは、Macにも手軽なクライアント管理ソフトがあります。これを使えば、会社でMacを一括導入するのも夢ではない!?
短期集中連載
Travis CIで始めよう! モダンなJavaアプリケーション開発【3】
JavaとTravis CIで学ぶ実践的な継続的インテグレーション
Javaアプリケーションの開発スタイルは、時代の波にもまれ洗練されたものに変化してきました。本短期連載ではクラウド上でのJavaアプリケーションのあり方、そしてDevOps時代の考え方にそった安全なデプロイの方法が考えられ、Apache Mavenの活用などを提示してきました。最後にお伝えしたいのは、継続的インテグレーションの技法を実現したTravis CIの活用方法です。
短期集中連載
Jamesのセキュリティレッスン【5】
ディスプレイフィルタの使い方を覚えよう!
Wiresharkの新しいファイル形式、pcap-ngについて理解を深める本連載。今回はディスプレイフィルタについて解説します。特有の構文を書く必要があるので敬遠されているかもしれませんが、インシデント対応などでパケット解析をする際に必要不可欠とも言える機能です。本稿では10種類の基本的なディスプレイフィルタを例に使い方を説明します。
目次
第1特集
多層防御や感染後対策を汎用サーバに実装
攻撃に強いネットワークの作り方
-
第壱章:セキュリティ強化のための対策とは
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第弐章:pfSenseによるセキュリティ構築
OSSを使用した多層防御構成
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第参章:OSSで実現するセキュリティログ管理システム
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第四章:被害発生! 善後策に必要な情報保全
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第伍章:一歩進んだセキュリティ対策
第2特集
機能、運用、セキュリティ……ベストな利用形態を探せ!
Webメールの教科書
- 第1章:Yahoo!メールのエンジニアが教える
Webメールを支える技術
- 第2章:Webメールを快適に使ってもらうために
Yahoo!メールの開発/運用の舞台裏 - 第3章:既存システムを活かすなら
Roundcubeで自社メールをWebメールに!
特別付録
-
創刊300号記念
Vim&Emacsチートシート
短期連載
- Googleが作ったOS Xクライアント管理ツール「munki」【前編】
クライアントにソフトウェアを配布する
- 【最終回】Travis CIで始めよう! モダンなJavaアプリケーション開発【3】
JavaとTravis CIで学ぶ実践的な継続的インテグレーション
- Jamesのセキュリティレッスン【5】
ディスプレイフィルタの使い方を覚えよう!
Inside View
- リクルートライフスタイルの技術力を追え![データ分析編]
“制約なし”で大規模データ分析基盤を構築
Catch up trend
- 迷えるマネージャのためのプロジェクト管理ツール再入門【9】
ガントチャートは便利! けれどExcel管理は疲れた……
- ConoHaで始めるクラウド開発入門【3】
ConoHaオブジェクトストレージを使ってみよう
- ITエンジニア必須の最新用語解説
【82】Eddystone - digital gadget
【202】ジェスチャーの時代 - 結城浩の再発見の発想法
【29】Validator - 【最終回】おとなラズパイリレー
【12】Raspberry Pi 2を大人買いしてLinuxクラスタを作ろう(後編)
- 軽酔対談 かまぷの部屋
【15】ゲスト:前佛 雅人さん - ツボイのなんでもネットにつなげちまえ道場
【4】LED点滅の極意(後編) - Hack for Japan~エンジニアだからこそできる復興への一歩
【46】第4回 石巻ハッカソン--その1
- 温故知新 ITむかしばなし
【47】世界初のマイクロプロセッサIntel 4004 - ひみつのLinux通信
【21】流れゆく業界 - 【新連載】Vimの細道
【1】古くて新しいVimを知る - Erlangで学ぶ並行プログラミング
【7】Erlangのデータ構造とその操作 - Sphinxで始めるドキュメント作成術
【7】Webサイトを作ろう(後編) - Mackerelではじめるサーバ管理
【8】より進んだシステム自動化の実現 - セキュリティ実践の基本定石
【25】ファームウェアまで入り込むroot kitの脅威 - るびきち流Emacs超入門
【18】操作性アップ! スマートなキーバインド設定 - 書いて覚えるSwift入門
【8】Swift 2を待ちながら - Ubuntu Monthly Report
【66】UbuntuとVirtualBox 5.0 - Be familiar with FreeBSD~チャーリー・ルートからの手紙
【24】FreeBSD本体へのマージが期待される高速再起動「reroot」 - Linuxカーネル観光ガイド
【43】カーネル内のメモリアクセスを検査するkmemcheckとKASanlive patch - Monthly News from jus
【48】5団体の代表者が語り合う、コミュニティ運営の秘訣