組込みプレスVol.17
- 定価
- 1,848円(本体1,680円+税10%)
- 発売日
- 2009.11.13[在庫なし]
- 判型
- B5
- 頁数
- 128ページ
- ISBN
- 978-4-7741-4062-9
概要
特集1
組込み仮想化の足音
仮想化といえばエンタープライズやサーバ分野での話と思うかもしれません。しかしその原点は古く、組込み機器の分野でも実はさまざまなレイヤで適用されています。メモリマップによるI/Oの仮想化、タスクディスパッチャ、エミュレータや仮想マシン(VM)などは、CPU、デバイスレベルでの仮想化といえます。また最近では、協調開発が広がってきており、そのため組込み開発のさまざまなレベルで仮想化が進んでいます。特集ではそんな現状を踏まえて、組込みにおける仮想化の考え方、実態、利用できるツールや実装例などを掘り下げます。
特集2
PMBOKによるプロジェクトマネジメント
大規模開発や協調開発が広まると、プロジェクトの進行管理や外部との連携などでさまざまな問題が発生します。その問題は製品や成果物の品質にも影響を及ぼします。ここでは、プロジェクト管理とソフトウェアの品質向上という側面から、PMBOKとSPLを取り上げ、プロジェクト管理のベストプラクティスの活用方法、ソースコードの品質管理手法を解説します。
特集3
転ばぬ先の組込みセキュリティ
ネットワーク機能をもつ組込み機器の普及、発展に伴い、こうした機器へのクラッキングやウィルスなど、セキュリティが脅かされるケースも見られるようになってきました。この特集では、組込みシステムのセキュリティ問題、対策、ツール類についてあらためて考えたいと思います。
目次
特集1
組込み仮想化の足音
- 第1章:ソフトウェア技術の発展史における仮想化
- 第2章:仮想化技術の応用例
- 第3章:Intel VTに見る ハードウェアによる仮想化支援機能
- 第4章:組込み仮想化ソリューション「VLX」
- 第5章:バーチャルプラットフォームを用いた開発とデバッグ
- 第6章:ハイブリッド型ハイパーバイザ―Wind River Hypervisor
特集2
PMBOKによるプロジェクトマネジメント
- 第1章:PMBOKとは
- 第2章:PMBOKの実践
- 第3章:大規模組込みソフトウェア開発の戦略的品質向上アプローチ
特集3
品質改善に役立つ注目のツール
- 第1章:組込みシステムに必要なセキュリティとは?
- 第2章:組込み機器等でのセキュリティインシデント
- 第3章:実践セキュアコーディング
- 第4章:産業端末向けセキュリティソリューション
- 第5章:静的解析による組込みソフトウェアの問題の解決
単発記事
- ADLによる組込みシステム開発
─設計とバリエーション管理にEAST-ADL2を使ってみよう
連載
- ARM研究所へようこそ
【第11回】ARM Cortexファミリの個性派プロセッサたち - 続・データシートの読み方 センサネットワークを作ろう
【第1回】赤外線通信を使ったデータロガーを作る