WEB+DB PRESS Vol.35

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このページではWEB+DB PRESS Vol.35に関する補足情報を公開しています.

サンプルファイルのダウンロード

特集1「プログラマのための設計技法 実演!テスト駆動開発」

  • Webムービーやサンプルファイルなどは,特設ページにて公開

特集2 「Ajaxの定石」

特集3「PostgreSQL負荷対策ツール」

連載

お詫びと訂正

本書の掲載内容に下記の誤りがございました。読者の皆様,および関係者の方々にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

特集1「プログラマのための設計技法 実演!テスト駆動開発」

本特集の正誤情報は,特設サイトの正誤情報ページに掲載されています。

79ページ,94ページ PostgreSQL負荷対策ツール

著者名に誤りがありました。

西俊史
西俊文

195ページ 「Rediscover the JavaScript!」第4回「デバッグ&テスト」

図7とリスト4に対応する本文が抜けていました。

JSANによるテスト

次は,JSANを使ったテストについて説明します.

JSANって何?

JSANとは,JavaScript Archive Networkの略です.JSANに登録してあるJavaScriptのライブラリを簡単にインストールできるコマンドラインアプリケーションの提供や, JSAN.use( )を利用したライブラリのロード,ネームスペースの定義,などなどを兼ねそろえたライブラリのアーカイブネットワークです.

JSANについてもっと詳しく知りたい方はCollection & Copy - JSAN-0.10 - ドキュメントを一読することをお勧めします.

JSANのインストール

JSANのインストールは,JSANのサイトからJSANシェルを入手してインストールする方法と,CPAN(Perlのライブラリのアーカイブネットワーク)を利用してインストールする方法があります.今回は後者の方法でインストールします.最近のほとんどのLinuxディストリビューションなら,CPANはデフォルトで利用できるでしょう.

以下でインストールは完了です.

perl -MCPAN -e 'install "JSAN"'
jsanコマンドでテストライブラリのインストール

それではjsanコマンドを使ってテストライブラリをインストールしましょう.Test.Simpleというテストライブラリをインストールします.またJSAN本体のJSAN.jsも必要なので併せてインストールします(図7⁠⁠.

カレントディレクトリ以下にJSAN.jsやTestディレクトリができあがったかと思います.これで必要なライブラリのインストールは終了です.

図7 jsanコマンドによるライブラリのインストール

$ jsan -p ./ install 'JSAN'
/dist/c/cw/cwest/JSAN-0.10.tar.gz -> /tmp/kKBBEz7YnY/JSAN-0.10.tar.gz
Unpacking JSAN-0.10.tar.gz
Installing libraries to /home/user/public_html/jsan_test
$ jsan -p ./ install 'Test.Simple'
/dist/t/th/theory/Test.Simple-0.21.tar.gz -> /tmp/wnnqRsXzIe/Test.Simple-0.21.tar.gz
Unpacking Test.Simple-0.21.tar.gz
Installing libraries to /home/user/public_html/jsan_test
テストの作成

それでは早速テストを書いてみましょう(リスト4⁠⁠.

リスト4 Test.Simpleを使ったテストコード

<html>
<head>
  <title>sample test</title>
  <script src="JSAN.js" type="text/javascript"></script> ……(1)
</head>
<body>
<h1 id='head'>sample test</h1>

<script type="text/javascript">
    JSAN.use('Test.More'); ……(2)
    plan({tests: 1}); ……(3)
    is('sample test', document.getElementById('head').innerHTML); ……(4)
</script>
</body>
</html>

(1)ではJSAN.jsをロードしています.JSANを使うとライブラリのロードは(2)のようにJSAN.use( )を使って行います.ここではTest.Simpleに含まれるライブラリTest.Moreをロードしています.そして(3)ではテストは1だけというテストのプランを指定して,(4)でis( )を使って値が同じかどうかをテストしています.

このTest.SimpleはPerlのスタンダードなテストライブラリであるTest::MoreやTest::Harnessとほぼ同じ関数やインタフェースを備えてるので,Perlでテストを書いてきた人には馴染み深いでしょう.

Test.Simpleにどのようなテスト用の関数があるかはTest.Simpleのドキュメントをご覧ください.

232ページ 「News Hot Line」

『⁠⁠OpenFootStep」無料キャンペーン中』の記事に誤りがありました。

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