Jenkins実践入門 ~ビルド・テスト・デプロイを自動化する技術
2011年11月11日発売
川口耕介 監修, 佐藤聖規 監修・著, 和田貴久, 河村雅人, 米沢弘樹, 山岸啓 著
A5判/336ページ/
定価2,919円(本体2,780円)
ISBN 978-4-7741-4891-5
この本の概要
ビルドやテストを自動化し,問題発見を容易にして,品質の高いソフトを効率的に開発するためのツールとして,あのApache Software Foundationでも多くのプロジェクトで利用されているJenkins。
本書はインストールなどの基本から,JUnitによるテスト,カバレッジの取得,インスペクション,コードステップ数のカウント,分散ソースコード管理システムやバグトラッカーとの連携,メールやTwitterへの通知など,Jenkinsを実開発で使うためのポイントを解説。
さらに分散ビルド,成果物のデプロイ,Seleniumによる結合テストの自動化などの高度なトピック,バージョンアップ,チューニング,データ領域の変更,セキュリティへの配慮,バックアップとリストア,ログ管理など運用管理の方法もおさえました。
Jenkinsの生みの親・川口耕介氏も推薦の1冊。
こんな方におすすめ
- 開発プロジェクトの効率化・品質向上に興味のあるエンジニア
本書の刊行に寄せて
Jenkinsは,世界中で広く使われている継続的インテグレーションサーバです。拡張性が高く,日本語化が進んでおり,活発なコミュニティもあるお陰で,日本でもJenkinsの認知度は高いと思っています。しかし,実際に現場に適用しようと思った時に,拡張性・自由度の高さがかえって仇になって,「どうしたらいいのかわからない」という声もよく耳にします。ちょうど「レゴブロックが箱一杯にあるけれども,どうやったら家を作れるかわからない」というような状態です。
ソフトウェアを書く作業にはある種の才能,努力,時間が必要です。しかし,そのソフトウェアという「点」を普及させ,実際に世の中の役に立つ「面」に広げるのも別種の才能,努力,時間が不可欠です。海の向こうから,日本でJenkinsを点から面へ広げる上で,私はある種の手詰まりを感じていました。
NTTデータの佐藤さんのチームに声をかけていただいたのはそんな時でした。佐藤さんのチームではNTTデータの社内向けに開発環境やプロセスの整備を進めており,Jenkinsもその一環として使ってらっしゃるとのことでした。
本書は,そんな佐藤さんのチームがNTTデータの現場のプロジェクトと日々接する中で培った経験から生まれました。先進的な技術を現場に導入する ―― 実用的な,現場指向の本を生み出すために,これ以上優れた環境は考えられません。
本書には,そんな「点を面に広げる洞察」が溢れています。レゴブロックをこうやって組み立てればまずは家が建つ,という道筋がきちんと示されています。これをまずスタートにして,そこから読者が各自自分好みに部分部分を作り替えていける自由度はJenkinsが持っています。実際にJenkinsを仕事に組み込む上で,この本が役に立つと確信しています。
Jenkins プロジェクトリード
CloudBees, Inc. アーキテクト




