WEB+DB PRESS plusシリーズインフラデザインパターン
── 安定稼動に導く127の設計方式

[表紙]インフラデザインパターン ── 安定稼動に導く127の設計方式

紙版発売
電子版発売

B5判/232ページ

定価2,948円(本体2,680円+税10%)

ISBN 978-4-7741-6286-7

電子版

→学校・法人一括購入ご検討の皆様へ

この本の概要

本書は,数百プロジェクトの実績から導かれたインフラ設計の定石を,デザインパターンとしてまとめたものです。特にインフラについて経験の浅い技術者(アプリケーション開発者も含む)や,システム構築に責任を持つプロジェクトマネージャ,企業の情報システム部門でシステムの企画や導入の意思決定を行う方,ベンダーの提案や設計を評価・比較する方に向けて書かれています。

すべてのデザインパターンには,特徴を把握できる簡潔なイメージ図が掲載されています。また,各デザインパターンの「できること」だけでなく,「できないこと」や「留意点」も記載しています。インフラデザインパターンをベースに設計することで,スキルのあるインフラ技術者が行う検討に近づくことができるでしょう。

こんな方におすすめ

  • インフラについて経験の浅いエンジニア
  • システム構築に携わるエンジニア全般
  • システム構築に責任を持つプロジェクトマネージャ
  • 企業の情報システム部門でシステムの企画や導入の意識決定を行う方
  • ベンダーの提案や設計を評価・比較する方

本書に関するお知らせ

本書に関連する記事を公開しております。

この書籍に関連する記事があります!

はじめに
インフラデザインパターンは,インフラ開発における問題発生の抑制や生産性の向上,人材育成などを目的に,インフラ技術者たちが編み出した設計方式を概念化・抽象化して名前(パターン名)を付け,その特徴や留意点を記載したものです。
インフラの定石を身につけよう
ITシステムにおいて,インフラはとても重要です。「インフラ」はインフラストラクチャの略語で,下部構造や基盤を意味します。

著者プロフィール

杉原健郎(すぎはらたけお)

1998年NTTデータ入社。10年以上にわたり,数多くの大規模ミッションクリティカルシステムのインフラ開発を担当。特命技術支援部隊を兼務した経験からノウハウの横展開の重要さを痛感。デスマーチなど不条理の撲滅を目指し,ものごとの本質と幸せを追求するようになる。好きな生き方はロック。2児のパパ,PMP(2004年~),理学修士(早稲田大学大学院卒)。


吉田一幸(よしだかずゆき)

2008年NTTデータ入社。金融機関や通信事業者向けの大規模システムにおいてインフラの設計・構築に従事。2012年より,インフラデザインパターンを始めとした,インフラの設計方法論およびパターンベース設計手法の整備・開発を担当する。


岩崎賢治(いわさきけんじ)

2010年NTTデータ入社。入社直後に担当したセキュリティシステムの構築・運用の経験から,ITILや情報セキュリティマネジメントの領域において一家言を持つ。2012年からはインフラデザインパターンを用いた設計手法の確立・整備を担当する。


三浦広志(みうらひろし)

1995年NTTデータ入社。2003年同社オープンソース開発センタ,2006年には独立行政法人情報処理推進機構(IPA)OSSセンターに非常勤研究員として参画。『Web Site Expert #31』(技術評論社)への寄稿のほか,訳書に『詳解Linuxカーネル 第1版』(オライリー・ジャパン)がある。LinuxカーネルなどのOSS開発に貢献し,2013年現在OpenStackに取り組んでいる。


吉田佐智男(よしださちお)

1987年NTT入社。オープン系システムによる基幹システム構築に黎明期より携わる。多くの成功とトラブルの経験に基づくノウハウを展開するべく,インフラデザインパターンの開発に当初から関わる。現在NTTデータ基盤システム事業本部にて先進技術調査,技術戦略策定を推進。