ARGを取り入れたTBSネットドラママノスパイ』放送開始

TBSは1月27日、ARG(Alternative Reality Game)を取り入れたネットドラマ『マノスパイ』の放送開始を発表した。

日本のキー局として初のARGドラマ

TBSは過去2回、ネットドラマの放送を行ってきており、本作は第3弾となる。ここで、日本のキー局としては初の取り組みとなるARGの要素を取り入れた作品として放送がスタートした。すでに1月26日からTBSのPCまたはモバイルサイトで配信が始まっており、毎週火曜日3月23日までの全12回が予定されている。

『マノスパイ』
PCサイト:http://www.tbs.co.jp/mano-spy/
モバイルサイト:メニュー→TV→TBS→TBSエンタテインメント→マノスパイ

今回の作品に取り入れられているARGとは、コンテンツとユーザの間を結ぶ新たなコミュニケーション手法です。ドラマで使われる場合、ドラマの中だけではなく、オンラインやリアルなどさまざまな場所に仕掛けが施され、それに基づいて検索したり行動することによって、ドラマの裏側に隠されているストーリーを体験できるというもの。

今回の作品について、TBSの狙いについて語るTBSテレビデジタル事業センター長 杉田謙二氏(左)とBS-TBSプロデューサー 丹羽多聞アンドリウ氏。
⁠これからは携帯端末で過去の放送分を見ていただくことは普通になっていくと予想している。その中で、我々がさらに先を見据えて取り組むべきこととして、今回のような取り組みに至った」⁠杉田氏⁠⁠。
⁠すでにアメリカではARGの仕組みを入れたものは普及し始めている。日本ではまだ概念そのものが認知されていないため、まずは知ってもらうという意味も込めて放送に至った」⁠丹羽多聞氏⁠⁠。

丹羽多聞氏

真野恵里菜主演のスパイドラマ『マノスパイ』

今回発表された『マノスパイ』は、主人公が「マノエリ」という名前で、スパイとしての裏の顔を持つという設定のもと、さまざまなミッションを解決していくというスパイコメディドラマ。主役を務めるのは真野恵里菜さん。

「私が扮するスパイではさまざまなコスチュームを着るシーンがあります。中でも迷彩服がお気に入りです」と語る真野さん(左)と、真野さんのマネージャ役として登場する佐野和真さん。
真野恵里菜さん(左)と佐野和真さん(右)

まずは1月30日、下北沢で何かが起きる!?

今回のARGでは、視聴者+参加者がスパイとなってミッションをクリアするというストーリーが設定されており、全部で4回のイベントが用意されている。まずはじめに、1月30日、下北沢GARDEN「大英帝国シークレットステージ」にて、主演の真野さんから最初のミッションが下されるとのこと。この他、ドラマ内での企業タイアップやYouTubeを利用した関連オリジナル動画の配信など、TV×ネット×リアルのクロスメディア展開が予定されている。

興味のある方は、放送の他、上記URLなどを参考にしながらぜひ参加してみてほしい。

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