『ドラゴンクエストXを支える技術―大規模オンラインRPGの舞台裏』、2018年度CPU大賞「書籍部門」大賞を受賞

コンピュータ出版販売研究機構(CPU)は2019年3月5日、2018年度CPU大賞「書籍部門」を発表した。

CPUは、コンピュータ関連の書籍を発行する出版社6社(株式会社インプレス、SBクリエイティブ株式会社、株式会社技術評論社、株式会社秀和システム、株式会社翔泳社、株式会社マイナビ出版)が加盟する団体。

CPU大賞は、同団体が、コンピュータ書籍の市場活性化を図るべく設けたアワードで、⁠書店部門」⁠売上部門」⁠書籍部門」の3部門が用意され、書籍部門は、CPU加盟会社が1年間に発刊したコンピュータ書籍を対象として、書店担当者による投票結果により選ばれる。

今回、大賞には、株式会社技術評論社刊行『ドラゴンクエストXを支える技術―大規模オンラインRPGの舞台裏』⁠青山公士著)が選ばれた。

同書は、ドラゴンクエストシリーズ初のオンラインRPGの開発・運営の舞台裏を、2019年現在、プロデューサーとして全体の責任者を務め、以前は技術責任者でもあった著者の青山公士氏自らが徹底公開した内容となっている。

受賞に際し、書店担当者からは次のようなコメントが得られた。

  • 大ヒットゲームを題材とすることで、一般の読者も手に取りやすかった印象。書店としても展開しやすかった
  • ゲーム制作者のみならず、プレイヤーにも訴求する内容で幅広い層に支持された本。技術者のみならず、普段コンピュータ書を買わないようなドラクエファンも多数購入してくれた
  • 企画力、切り口の面白さ。PC書の可能性を広げるきっかけとなるであろう1冊

2018年度CPU大賞「書籍部門」の上位5位は次の通り。

  1. ドラゴンクエストXを支える技術―大規模オンラインRPGの舞台裏⁠青山公士著・株式会社技術評論社)
  2. スラスラ読める Pythonふりがなプログラミング⁠リブロワークス著/株式会社ビープラウド監修・株式会社インプレス)
  3. 配色アイデア手帖 日本の美しい色と言葉 心に響く和のデザインがつくれる本⁠桜井輝子著・SBクリエイティブ株式会社)
  4. 深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト) 公式テキスト⁠浅川伸一他著/一般社団法人日本ディープラーニング協会監修・株式会社翔泳社)
  5. エンジニアの知的生産術─効率的に学び、整理し、アウトプットする⁠西尾泰和著・株式会社技術評論社)

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