PHPカンファレンス2010スペシャルレポート

2日目,テックデイレポート[随時更新]

この記事を読むのに必要な時間:およそ 7.5 分

PHPの中の人によるパネルディスカッション

廣川さんのパネラーの紹介からはじまったパネルディスカッションのパネラーは, 実際にPHPのコアを開発しているメンバーで構成されています。

すべてをお届けすることはできませんが,ディスカッションの様子を掻い摘んでレポートします!

PHP の好きなところ(気に入らないところ)について

ふじもとさん「コミッターしてたのは4,5年前。プラクティカルなところが良い」

おおがきさん「おなじく,プラクティカルなところ。ただ,アバウトすぎるところがある。」

たかぎさん「マニュアルの日本語訳担当している。⁠たまに英語のドキュメントも更新してる)ドキュメントが充実しているのが良い。よくできてないドキュメントもみられるのは良くない」

はなわさん「仕事で使って8年。phpコアは開発していない。バグレポートをおくっているくらい。良いところは,PHPのおかげでごはんがたべられていること(笑)⁠ソースを見ているとたのしいのは,良いことなのか悪いことなのか..。」

Rasmusさん「良いところはアクセス性。他の手段ではウェブを作れなかった人が作れるようになった。そして,みなさんがたです。しかし,気に入らないところもたまにですがみなさんです(笑)⁠

Toward release of PHP.Next

  • Annotation
    • 関連情報(メタデータ)を注釈として付与
    • Java, .Net などでサポート
  • Traits
  • Strict type hinting
    • 関数・メソッドにおける厳密な型チェック
  • Speed Improvements
  • Improved memory usage
  • Removed legacy features
  • etc

Rasmusさん「まだ5.4ですので,比較的若い言語です。スカラタイプヒンティングは嫌っている開発者が多いので,5.4までは生き残れないのではないか。それ以外の更新は比較的受け入れられているようだ。Traits も確実に取り込まれるだろう。自分自身は,コアな機能よりも,ユーザーが興味をもつようなphp-fpmやさまざまな拡張のほうに興味がある。」

もりよしさん「PHP6 で UTF-16は取りやめられたが,国際化についてどう考えている?」

Rasmusさん「PHP6を考える上で,盛り込みすぎ・急ぎすぎた感がある。ぜひ手伝って欲しい。」

ひろかわさん「みなさんの意見は?」

大垣さん「Type-hinting で catchable fatal erroが発生してしまうと,今までのアプリケーションがエラーになってしまう。」

ふじもとさん「べつにいらないとおもう。あってもいいけど,パフォーマンス落ちるのでは。」

もりよしさん「こういう機能が追加されることでPHPらしさが失われるのでは」

ふじもとさん「昔よりはPHPの使い方が変わってきている。最近では大規模も書かれているので,欲しい人はいるだろう。Facebook の人の意見も気になる。」

(ここで壇上へ Scott 氏。会場から大きな拍手)

Scottさん「型付けしないのは困っている。ゆるいと全てのコードでチェックしなければならない。非常に面倒。」

PHPのこれから

Multibyte support(i18n of PHP)

もりよしさん「UTF-16にするのではなくて UTF-8で完結させるなど,落しどころはたくさんあるのではないか。海外の開発者の視点で,どのような落しどころがあるか,その可能性について聞きたい。」

Rasmusさん「実はもう4年にわたってとりくんでいるが,未だ決着を見ていない。内部をUTF-16にしてしまうのは,すべてを叶えられる良い方法ではないか。必要なのはICUを高速でもの。PHP本体よりも大きくなってしまう。」

ひろかわさん「UTF-16はとても大きい。UTF-8 をベースに軽量な,PHPの良さを活かしていくのではないか。」

Decision process for PHP development

はなさわん「正直あまりつかわない関数が入っている。」

Rasumuさん「使っている人が少数であっても,使われている機能を削除するのは良いことではない。誰かひとりが決定をするしくみではなく,グループとしてコンセンサスをとる仕組みが望ましい。PHPはそもそも問題解決のために作られた実践的な言語。プロジェクトを管理する言語ではない。」

ひろかわさん「まさにこれがPHPのコミュニティの概念ではないか。」

会場とのディスカッション

このあと会場を交えてのディスカッションが行われました。

最後は会場からパネラーへの大きな拍手が贈られました。

画像

画像

画像

画像

画像

著者プロフィール

佐藤佳祐(さとうけいすけ)

株式会社オトバンク ウェブ配信事業部 開発チーム所属。北海道出身。nequalというエンジニアグループでOpenpearの開発を担当。最近はLOCALの活動が気になって仕方がない。

URLhttp://riaf.jp / twitter:riaf


春原宏保(すのはらひろやす)

長野市在住。最近はC++とDelphiばかりで,PHPからは遠ざかっている。あちこちの勉強会やカンファレンス,セミナーへ参加しては議事録を執筆し,ブログに公開するのが趣味。

URLhttp://d.hatena.ne.jp/suno88// twitter:suno88


藤本洋一(ふじもとよういち)

株式会社BeProud所属。

会社でもnequalでも毎日コードしか書いてません。最近はPythonでDjangoで生活を楽しく面白くする何かをつくってます。

URLhttp://wozozo.jp/ / twitter:wozozo


ヤガー

エンジニアブロガーとして個人ブログCreazy!にPHPやJavaScriptのTipsを更新する傍ら,ツイポーートTwitGIFなどPHPで開発したWEBサービスを多数運営している。

現在は絶賛求職中。

URLhttp://creazy.net/ / twitter:yager

コメント

コメントの記入