第2回目は,サブホールのセッションを中心に,プログラマー向け・デザイナー向けなど,専門性の高い内容のものをレポートします。
デザイナーのための適当プログラミングから始める WordPress 高速マッシュアップ術
高山一登氏(株式会社キャンプフォー)
サブホールの午後最初のセッションは,キャンプフォーの高山一登氏による「デザイナーのための適当プログラミングから始める WordPress 高速マッシュアップ術」。
冒頭で,「PHPにはさまざまな関数があり,これらを使うだけでもいろいろな表現ができます」と,プログラミングを実践することで,デザイナーの表現力が上がることを説明しました。
表 高山氏が紹介したPHPの関数
| date_sun_info | 日の出・日の入り時刻を取得する |
| getimagesize | 画像の高さと幅を取得する |
| exif_read_data | 画像のExifデータを取得する |
| mb_convert_kana | カナを半角・全角に変換する |
| nl2br | 改行コードを<br />タグに変換する |
その上で,プラグインの豊富さ(公式プラグインの数は,発表時点前日の段階で9,761個)がWordPressのメリットであり,それらを活用しない手はないと,聴講者にプラグイン活用のススメを説きました。
今回紹介したプラグインは,
- Absolute Privacy
- Tally Graph
の2つです。
Absolute Privacyは,登録してログインしたユーザだけがブログを閲覧できるプラグインで,これを使うことで家族や友達だけに公開したいブログや写真を手軽に構築できます。また,ユーザ視点から見ても,操作性が高くなるという特徴を持っています。
もう1つのTally Graphは,カスタムフィールドとGoogle Chart APIを使ってきれいなグラフを作ることができるプラグインです。
これらをはじめとして,WordPressには「投稿データを表示する」ことに対して,データの取得や加工を手軽に行える,表現力を向上できるプラグインが存在しています。高山氏は「皆さんもぜひ既存のプラグインを上手に活用してください。さらに,そこに少し手を加えれば,自分が実現したい表現に近づけることもできるのです」と述べました。
全体を通じて,WordPressの魅力の1つであるプラグインの良さと,プログラミングを実践すれば表現の可能性が広がるということが伝わってきた内容のセッションでした。
高山氏のプレゼンテーション資料は,同氏のブログで公開されています。
WordPress+BuddyPress+Amazon EC2=loftwork.com 7.0
諏訪光洋氏(株式会社ロフトワーク代表取締役)
次は,ロフトワークの諏訪氏が,loftwork.comのリニューアル事例で取り組んだWordPressおよびBuddyPressの実装について紹介しました。今回のリニューアルは7回目ということで,「WordPress+BuddyPress+Amazon EC2=loftwork.com 7.0」というタイトルになっていました。
今回のリニューアルに関しては,「to the World」「Cloud」「Open」の3つのキーワードを軸に進めたとのことで,「WordPressの高機能性だけではなく,BuddyPressのちょうど良い機能感,Amazon EC2を適用するのにちょうど良い規模感だった」という自身の体感的な感覚を重視してツールやインフラを選定したそうです。
今後のステップは「APIの提供や作品販売用プラグインの実装,定期的な機能拡張に取り組みます」と,すでに次バージョンとなる8.0に目を向けていました。

