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第2回 デザイナーもプログラマーも必見,WordPressの魅力・実力

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2 分

第2回目は,サブホールのセッションを中心に,プログラマー向け・デザイナー向けなど,専門性の高い内容のものをレポートします。

デザイナーのための適当プログラミングから始める WordPress 高速マッシュアップ術
高山一登氏(株式会社キャンプフォー)

サブホールの午後最初のセッションは,キャンプフォーの高山一登氏による「デザイナーのための適当プログラミングから始める WordPress 高速マッシュアップ術」。

高山氏は,WordPressプラグイン活用について,コーディングと実行デモを交えながら解説した。

高山氏は,WordPressプラグイン活用について,コーディングと実行デモを交えながら解説した。

冒頭で,「PHPにはさまざまな関数があり,これらを使うだけでもいろいろな表現ができます」と,プログラミングを実践することで,デザイナーの表現力が上がることを説明しました。

 高山氏が紹介したPHPの関数

date_sun_info日の出・日の入り時刻を取得する
getimagesize画像の高さと幅を取得する
exif_read_data画像のExifデータを取得する
mb_convert_kanaカナを半角・全角に変換する
nl2br改行コードを<br />タグに変換する

その上で,プラグインの豊富さ(公式プラグインの数は,発表時点前日の段階で9,761個)がWordPressのメリットであり,それらを活用しない手はないと,聴講者にプラグイン活用のススメを説きました。

今回紹介したプラグインは,

  • Absolute Privacy
  • Tally Graph

の2つです。

Absolute Privacyは,登録してログインしたユーザだけがブログを閲覧できるプラグインで,これを使うことで家族や友達だけに公開したいブログや写真を手軽に構築できます。また,ユーザ視点から見ても,操作性が高くなるという特徴を持っています。

もう1つのTally Graphは,カスタムフィールドとGoogle Chart APIを使ってきれいなグラフを作ることができるプラグインです。

これらをはじめとして,WordPressには「投稿データを表示する」ことに対して,データの取得や加工を手軽に行える,表現力を向上できるプラグインが存在しています。高山氏は「皆さんもぜひ既存のプラグインを上手に活用してください。さらに,そこに少し手を加えれば,自分が実現したい表現に近づけることもできるのです」と述べました。

全体を通じて,WordPressの魅力の1つであるプラグインの良さと,プログラミングを実践すれば表現の可能性が広がるということが伝わってきた内容のセッションでした。

高山氏のプレゼンテーション資料は,同氏のブログで公開されています。

立ち見が出るほど盛況だった午後のサブホール。

立ち見が出るほど盛況だった午後のサブホール。

WordPress+BuddyPress+Amazon EC2=loftwork.com 7.0
諏訪光洋氏(株式会社ロフトワーク代表取締役)

次は,ロフトワークの諏訪氏が,loftwork.comのリニューアル事例で取り組んだWordPressおよびBuddyPressの実装について紹介しました。今回のリニューアルは7回目ということで,「WordPress+BuddyPress+Amazon EC2=loftwork.com 7.0」というタイトルになっていました。

諏訪氏は,リニューアルをするに当たっては常にその後(2年後,3年後)になっても古びない感覚的なものを意識しているとのこと。

諏訪氏は,リニューアルをするに当たっては常にその後(2年後,3年後)になっても古びない感覚的なものを意識しているとのこと。

今回のリニューアルに関しては,「to the World」「Cloud」「Open」の3つのキーワードを軸に進めたとのことで,「WordPressの高機能性だけではなく,BuddyPressのちょうど良い機能感,Amazon EC2を適用するのにちょうど良い規模感だった」という自身の体感的な感覚を重視してツールやインフラを選定したそうです。

今後のステップは「APIの提供や作品販売用プラグインの実装,定期的な機能拡張に取り組みます」と,すでに次バージョンとなる8.0に目を向けていました。

loftwork.com 7.0のシステム構成。Amazon Web Servicesの機能としてはEC2の他,EBSを利用しており,S3は使っていないとのこと。

loftwork.com 7.0のシステム構成。Amazon Web Servicesの機能としてはEC2の他,EBSを利用しており,S3は使っていないとのこと。

著者プロフィール

馮富久(ふぉんとみひさ)

株式会社技術評論社クロスメディア事業部電子出版推進室室長。

1975年生まれ。横浜市出身。1999年4月株式会社技術評論社に入社。入社後から『Software Design』編集部に配属され,2004年1月に編集長へ就任。同2004年9月に『Web Site Expert』を立ち上げ,同誌編集長に就任,現在に至る。その後,2008年9月に設立したクロスメディア事業部に配属。現在,電子書籍を考える出版社の会の事務局長やWebSig 24/7のモデレーターを務める。過去にIPAオープンソースデータベースワーキンググループ委員やアックゼロヨン・アワード他各賞審査員などの経験を持つ。

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