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「慶應義塾大学SFC Open Research Forum 2007」toward eXtremes―未来創造塾の挑戦―Photoレポート

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展示会の様子

また,展示・デモンストレーションのエリアでは,SFCの各研究室の研究成果が展示されていた。

場所の未来(小檜山研究室)

小檜山研究室の展示テーマは「場所の未来⁠⁠。温度や湿度などの環境に関する情報を収集/蓄積できるモバイル環境調査システム「Field Archiving System(FAS⁠⁠。携帯電話温度・湿度感知機能を搭載。ユーザが自立分散的に収集した環境情報をWeb上のマップで共有することにより,ローカル情報の収集や,発信手段の助けとなることを目標に,開発を進めているとのこと。

この手の平上にある物体が,温度・湿度探知機。現時点では,その下にあるプラスチックの箱中も含めて1つのツールだそうだが,将来的にはさらにコンパクトに改善していくとのこと

手の平上にある物体が,温度・湿度探知機

収集された情報。赤い部分が温度・湿度

収集された情報

「風のたより―Wind Mail―」は,風の流れに乗せているかのように,メッセージを送信できるシステム。気象情報と気象モデルをもとに実現された地球モデル規模の風モデルエンジンに基づき,メッセージの移動をシュミレーションできる。メッセージの投稿と閲覧には現在の位置情報が利用される。閲覧者は,自分のエリア上に流れてきたメッセージをキャッチして閲覧できる,というしくみ。メッセージが,いつ,どこで,誰に届くかわからない,というスロウなコミュニケーションメディアの発想がおもしろい。

東京から発信したメッセージが,風の流れに乗って海を浮遊し,大陸に流れ着いている

東京から発信したメッセージが,風の流れに乗って海を浮遊し,大陸に流れ着いている

情報を拾いながら浮遊

情報を拾いながら浮遊

おしゃれ展―私をキレイにするユビキタス―(安村研究室)

安村研究室のテーマは「おしゃれ展―私をキレイにするユビキタス―⁠⁠。プレゼントを贈る人と貰う人とのコミュニケーションツール「おねだリスト」は,店頭での試着画像とその商品情報を,カタログ化し,⁠おねだり⁠したい相手に送ることができる。

帽子を試着してみた。複数のアイテムが試着可能。画面右上のコピーも自分で選択できる

帽子を試着してみた

「Graffi-T」は,トルソに着用させたTシャツ上で,コンピュータによる複雑なグラフィック制作を行うことのできるツール。指を動かすだけで,誰でも簡単に着用時のイメージを持ったまま,デザインすることが可能。

指を動かすだけで複雑なデザインが

指を動かすだけで複雑なデザインが

その他にも,本記事では紹介しきれないことが残念なほど,各研究室の展示内容はユニーク。研究成果を熱心に,楽しそうに説明してくれるSFCの学生の姿が印象的だった。

慶應義塾大学SFC研究所
URLhttp://orf.sfc.keio.ac.jp/