レポート

「第14回 HTML5とか勉強会」活動報告

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明けましておめでとうございます。HTML5とか勉強会スタッフの小松です。2011年最初の勉強会は,ハンゲームの運営で有名なNHN Japan様の素敵なカフェテリアをお借りし開催しました。勉強会終了後,同会場で併せて懇親会も実施し,遅い時間まで同社のスタッフの方々には大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます。

今回の勉強会では,セッション2本とLTを3本で,合計5本の講演をいただきました。セッションとしては,話題のスマートフォンアプリケーション開発フレームワーク「Titanium Mobile」と,Googleの話題のOSおよび昨年末に開始したマーケットプレース「Google Chrome OS/Web Store」について。LTは,HTML5関連のAPIの説明を2本と,HTML5のAPIを活用したWebアプリについてです。また,今回は冒頭で「第0回 HTML5プログラミング&クリエイティブ・コンテスト」の案内もありましたので,そちらの模様も含めレポートします。

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「第0回 HTML5プログラミング&クリエイティブ・コンテスト」

冒頭で,「第0回 HTML5プログラミング&クリエイティブ・コンテスト」について,本勉強会主催の白石さんより告知がありました。

このコンテストは,本勉強会スタッフが企画したもので,「日本のHTML5開発を盛り上げ,サポートする」ことを目的としています。募集するカテゴリは,プログラミング部門と,クリエイター部門となっており,作品はDevelopers Summit 2011のコミュニティブースや,Google Japan Developer Relations Blogなどで紹介する予定です(応募多数の場合は別途選考を実施予定です)。

詳細は,こちらのサイトをご確認ください。html5-developers-jpに参加されていれば,どなたでも応募可能ですので,奮ってご応募ください。

「Titanium Mobile」

最初のセッションは「Titanium Mobile」について,appcelerator増井さんに,講演いただきました。

Titanium Mobileは,スマートフォンのネイティブアプリケーションをJavascriptで開発可能とするフレームワーク。iPhoneやAndroidなどのクラスプラットフォーム開発を容易とします。JavascriptとしてNode.jsでも採用しているCommonJSを用い(よって,ブラウザのJavascriptとは若干違います),インタプリタ経由でネイティブ機能にアクセスするアーキテクチャを採用しているとのことです。このため,カメラ操作などを含めた,殆どのネイティブ機能に対応しているとのことでした。

注意点としては,インタプリタを用いるため,リアルタイムゲームやメモリを消費するタイプのアプリケーションには向いていないとのこと。しかしながら,Objective-Cなどを用いたNativeコードで拡張モジュールを作ることが可能とのことで,スピードが求められる部分についてはこのモジュールを用い,柔軟性が求められる部分についてはインタプリタを用いるといったように,要件に応じたハイブリッド開発が可能であることが紹介されました。

後半では,増井さんがappceleratorに入社された経緯についてもお話いただきました。熱い情熱と,一度断られてもあきらめないその姿勢が,とても興味深かったです。資料はこちらで公開されています。

「Google Chrome OS/Web Store」

続いて,「Google Chrome OS/Web Store」について,Googleの及川さん北村さんより講演いただきました。

最初に,Chrome OS搭載のNet BookCr-48 Chrome Notebookを用いたデモンストレーションを及川さんが行ないました。

Googleアカウントでログインするだけで,PCでの設定状態(テーマやエクステンション,ブックマークなど)が引き継がれるため,Factory Installの状態からでもほとんど設定することなく従来の環境をそのまま利用可能であることが示されました。

利用可能なアプリケーションは,Webベースとなっており,一時ファイルとしてファイルシステムを利用可能であったり,スリープから瞬時に起動すること,電源シャットダウン状態でも10秒程度で高速に起動することなどを紹介いただきました。なお,IMEとして,Google 日本語入力がインストールされているとのことです。

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その後,ウェブアプリを配布・購入することが出来るマーケットプレイスとして昨年12月7日にローンチされたChrome Web Storeについて北村さんから紹介されました。

現在の登録アプリ数は約2,200で,chrome extensionやテーマとも統合されているとのこと。利用ユーザによるレーティングやレビューなども確認でき,インストールも容易なため,購入から利用までシームレスに行えることが示されました。paymentシステムが整備されているため,マネタイズも可能となっています。アプリケーション販売にあたって,Googleへのレベニューシェアは0%で,手数料と開発者登録料のみが必要とのことでした。

後半は,「Web Applicationとは何か?」について,5つのポイントが紹介されました。一つは,「機能の絞り込み」。インストールの際,ユーザはアプリ起動までの間,期待を持ち続けます。その期待に即座に応えられるよう,First Impressionで何のアプリかが分かるような機能の絞り込みが重要であるとのことでした。他に,「画面全体を活用すること」「リッチなエクスペリエンスを提供すること」「美しいこと」そして「スピード」がポイントとして挙げられ,例えば「スピード」に関してはApplication Cacheを用いることでロード時間を改善できることが示されました。

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著者プロフィール

小松健作(こまつけんさく)

NTTコミュニケーションズ 先端IPアーキテクチャセンタリサーチエンジニア。元々はネットワークエンジニアだったが,Ajaxの登場以来,今後のサービスはWeb(Javascript)を中心に回ると確信。その魅力にとりつかれる。WebSocketに衝撃を受け,リアルタイムWebの到来を信じ,html5の世界に足を踏み出した。Google公認API Expert(HTML5)。好きな言語は,JavascriptとRuby。

Blog:http://blog.livedoor.jp/kotesaki/
Twitter:@komasshu

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