レイヤーが望むアプリをコスプレで開発!~史上初のコスプレハッカソン「コスプレソン」開催~

4月26日、東京タワーのすぐそばでコスプレソン 2014 ⁠Cosplaython 2014)が開催されました。コスプレソンとは、コスプレとハッカソンを組み合わせた造語。つまり、コスプレイヤーのためのアプリをコスプレで開発するという史上初のハッカソンなのです。世界的に有名になった「世界コスプレサミット2014」を盛り上げるためのイベントでもある「コスプレソン 2014」を、密着取材しました。

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東京を皮切りに全国4都市で開催される「コスプレソン」

4月26日、東京タワーのすぐ隣にある「スターライズタワー」において「コスプレソン(Cosplaython 2014⁠⁠」が開催されました。⁠なんだかよくわからない会においでいただき、ありがとうございました」と本ハッカソンの説明を始めたのは、司会進行をつとめるパソナテックのハブロ・レイさん。

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コスプレソンは、8月に開催される世界最大のコスプレの祭典「世界コスプレサミット(WCS⁠⁠」の一環として行われるイベントで、実際にレイヤー(コスプレイヤー)さんとアイデアソン、ハッカソンを行います。レイヤーのためのアプリをコスプレで開発するという、史上初であろうイベント。そのために各テーブルには「レイヤーの気持ちになろう」と、コスプレグッズが置かれていました。参加者は40名強で、7チームに分かれてハッカソンに臨みます。

コスプレソンは今回の東京大会を皮切りに、名古屋、大阪、福岡でも開催されます。またWCSではアプリコンテスト「APP CONTEST 2014」も共催されます。こちらは6月2日までエントリーを受け付けており、6月下旬に東京都内で最終選考プレゼンを行います。そして総合優勝者は、8月2日に開催予定のWCSでステージにおいて表彰式が行われ、そのアプリはWCS公式アプリとして全面的にPRされます。テーマは「コスプレイヤー」⁠オーディエンス」⁠地域活性」です。

パソナテックでは本大会を通じて、⁠人々の行動を変えるような価値あるものを作り出していきたい」と考えているとハブロ・レイさんは言い、ぜひ「APP CONTEST 2014」にもエントリーして欲しいとアピールしました。

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WCSは、2003年からテレビ愛知の番組をきっかけに始まったイベントで、世界中からレイヤーが集まり、それぞれ2分半のパフォーマンスを行って、衣装の完成度やダンスのクオリティ、世界観の再現度などを競い合うという「レイヤーの天下一武道会」のようなもの。現在では世界20カ国、1万8千人が来場するイベントとなり、テレビ愛知をはじめ外務省や愛知県、中日新聞などが後援するまでになりました。そこでアプリを紹介し、メディアなどが全面的にPRしてくれるので、一気にユーザーを獲得できるチャンスでもあります。

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とはいえ、一般的にレイヤーと知り合ったり、自分がレイヤーをしているようなケースは少ないでしょう。それでは思い込みでアプリやサービスを作ることになってしまい、本当にいいものは生まれません。ユーザーの気持ちになってサービスを作ることが何より重要です。ハブロ・レイさんは「そこで今回は、レイヤーの方に来ていただきました!」とレイヤーさん達を呼びました。会場のテンションも一気に急上昇です。

入場したのは、⁠ラブライブ!μ's」のパフォーマンスコピーグループ「ラブ☆パカ@lovepaka_⁠」のメンバーと、レイヤーである吹雪さん@fubuyuki⁠、愛音さん@aine_8bit⁠。そしてマイクロソフト「Azure」の公式キャラであるクラウディア窓辺さん。各自の自己紹介の後、それぞれのグループに混ざってアイデアソンのお手伝いをします。具体的には、⁠2014年コスプレイヤーをしていて一番嬉しかったこと」⁠2014年コスプレイヤーをしていて一番嫌だったこと」をレイヤーさんにヒアリングし、⁠嬉しかったことが、もっと楽しくなるWebサービス」⁠嫌だったことが、なくなるWebサービス」を提案します。

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レイヤーさんにヒアリングして、開発するサービスを決定

各チームがそれぞれ、レイヤーさんのヒアリングの結果から「嬉しかったこと・嫌だったこと」を発表しました。嬉しかったことでは、⁠好きなキャラになりきれること」⁠写真を撮ってもらえたり、Twitterなどにリプライしてもらえたこと」⁠コスプレのクオリティを評価してもらえたこと」⁠イベントに呼んでもらえたこと」⁠雑誌に掲載されたこと」などが挙がりました。

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一方、嫌だったことでは「Twitterなどで『粘着』してくる人」⁠ローアングルから写真を撮る人」⁠下心のある人」⁠衣装などコスプレにお金がかかること」⁠体型がキャラと違ったり、再現度が低いと文句を言われること」などが挙がりました。さらにヒアリングを行って「嬉しいことをもっと楽しくする・嫌なことを解決するWebサービス」を発表しました。

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なお今回、参加したのは以下の7チームです(チーム名はプレゼンまでに決定したもの⁠⁠。

Aグループバルスプレ
BグループTHREE PIECES海賊団
Cグループとなりのジョー
DグループProject Azure
Eグループチーム吹雪
Fグループ3匹のメガネ
Gグループチームルナティック
Hグループ本能寺学園アイドル部

協賛企業によるライトニングトーク

アイデアソンが終了し、ここから各チームとも16時30分からのプレゼンに向けてハッカソンに入ります。レイヤーさん達もひとまず引き上げて、東京タワー周辺で撮影を行うといいます。そして昼食までの間に、Coinyとマイクロソフトの協賛企業2社によるライトニングトーク(LT)が行われました。

Coineyの代表取締役社長である佐俣奈緒子さんは、iPhoneやAndroidなどのイヤホンジャックにリーダーを差すことで、誰でもクレジットカード決済を受けられる「Coiney」について紹介しました。コミケやフリマなどのイベントでモノを売るケースが増えていますが、Coineyを使うことでその場でカード決済が可能になります。実際の決済は、メールアドレスとパスワードでCoineyにログインして、スマホにセットしたリーダーでカードを読むだけで決済を完了できます。

申し込みから最短2営業日でカード決済を開始できるという速さが特長のひとつ。初期費用や月額料金も不要で、決済金額の3.24%が手数料としてかかるだけです。これまでクレジットカード決済の経験のない、さまざまな業種の事業者の方や個人の方がどんどん使ってくれています。また佐俣さんは、Coineyの社内の様子も紹介。エントランスをはじめ、社内の飲み物などもCoineyで購入できるようになっています。⁠あってよかった』と言ってもらえる、売る側だけでなく買う側の体験も向上できるよう、がんばっていきます」と佐俣さん。なお、コスプレソンの参加者全員にCoineyのリーダー(Amazonで買えば2580円)が配られました。

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続いて、今回はレイヤーとしてだけでなくハッカソンにも参加しているマイクロソフトのクラウディア窓辺さん(戸倉彩さん)がLTを行いました。戸倉さんは、Microsoft Azure日本データセンターのムービーや、MSDNで掲載しているクラウドガールという漫画などを紹介。⁠これだけ見るとマイクロソフトはどこに向かっているんだと思うかも知れませんが、中身は至ってまじめです」と、日本でもデータセンターが構築されたマイクロソフトのクラウドサービスについて紹介しました。

今回はアプリ開発なので、WindowsやLinuxのサーバーを自由に立てて時間単位で使えるMicrosoft Azureは最適なサービス。WordPressも利用でき、Webアプリケーションを数クリックで立ち上げて利用できることをアピールしました。しかもWebブラウザから利用するのでWindowsでもMacでも対応します。さらに戸倉さんは、コスプレソン参加者限定のWindows Azureクーポンを紹介。なんと1年間、トータルで45万円分をマイクロソフトがサポートしてくれるというクーポンをプレゼント。登録方法を紹介しました。⁠欲しい方はどうぞ」とノベルティグッズや書籍まで用意し、会場を沸かせました。

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いよいよプレゼン、そして発表。1位を獲得したのは?

昼食をはさんでハッカソンは進行し(昼食時はレイヤーさんとの撮影会になったことは言うまでもありません⁠⁠、16時30分から各チームのプレゼンが始まりました。会場は同じスターライズタワーにある撮影スタジオで行われました。このスタジオはもともとテレビ東京が使用していたもので、現在でも撮影が行われるといいます。通常、借りると数十万円かかるというスタジオですが、なんとご厚意で貸していただいたのです。広々としたスタジオに参加者のテンションもさらにアップしました。

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プレゼンは各チーム4分間で、これに質疑応答の2分間が加わります。審査員は今回参加いただいたレイヤーさん。審査のポイントは「自分が使ってみたいと思うかどうか」で、チームごとに「毎日使いたい(3点⁠⁠一度くらいなら使ってもいいかも(2点⁠⁠あんまり使わなーい(1点⁠⁠」の評価をしていきます。また、目的は8月のアプリコンテストなので、プレゼンの時点でサービスの構築ができていなくても、締切となる6月2日までに仕上がっていれば問題ありません。

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撮影場所をいろいろな条件で探せる「COSPLACE」

いよいよプレゼンが始まりました。1番は3匹のメガネによる「COSPLACE」です。このサービスは、コスプレして写真撮影するスタジオやロケーションといった情報を整理し、レイヤーさんの撮影場所探しを簡単にするサービスです。スタジオやロケーションを名称や場所、⁠明るめ」⁠暗め」といったイメージなどから検索することができ、詳細画面では、許可が必要かどうか、その場合どこに問い合わせればいいのか、どんな小道具があるのか、ほかのレイヤーさんがこの場所でどんなアニメ作品の写真を撮ったか、周辺情報などを知ることができます。また、タグを付加することでタグでの検索も可能にしています。

本サービスで「コスプレ×絶景の組み合わせで撮影場所の聖地巡礼」という文化を根付かせたいと締めくくりました。

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レイヤーさんからは「スタジオはよく利用しますが、どんなところかは事前にわかりにくい。それがわかるのは嬉しい。利用してみたい」という意見が、参加者からは「情報は誰がどうやって集めていくのか」といった質問がありました。これについては、⁠最初はクローリングで情報を集めます。それから使ってもらって、登録してもらう仕組みを考えています。積極的に書いてもらえるようにポイント制なども導入したい」と回答しました。また、チームにiOSの開発者がいないという発言を受け、参加者から「ジョインしたい」という提案もありました。

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マナー違反のカメラマン情報を蓄積する「ローアングラーバスター」

続いて登場したのは、Project Azureによる「ローアングラーバスター」です。楽しいコスプレライフ最大の障壁は「ローアングラー」であることから、その殲滅を目的としたアプリを開発しました。このアプリは、ローアングラー情報の集約と共有を行うサービスで、⁠ローアングラーどもの恒久的な活動停止」を目指します。将来的には「ヒドイネ」ボタンやSNSへの展開も考えているとしました。

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レイヤーさんからは、⁠すごくいいなと思った。このアプリでローアングラーがいなくなったらいいな。つるし上げたいw」との声。一方、参加者からは「肖像権の問題はどう対応するのか?」⁠ローアングラー当人がわざわざ見るとは思えない。抑止力としての効果はあるのか?」など厳しい質問が飛び交いました。

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マナー違反のカメラマン情報を蓄積する「ローアングラーバスター」

3番目に登場したのは、バルスプレによる「バルスプレ」でした。プレゼンの表紙に、協力したレイヤーさんがコスプレしているキャラを使い、会場を盛り上げました。アプリはコスプレ会場で利用するもので、写真撮影や「ふりふり(スマホを振る⁠⁠、スタンプの送信が可能になっています。また、アプリの利用情報、位置情報、すぐ近くのレイヤーさんを検知した情報をサーバーに送信されるので、ユーザーはその情報を元に、今盛り上がっているコスプレ会場のスポットを知ることができます。

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また、レイヤーさん自身がオーディエンスを巻き込むために活用できることも特長。同じアニメ・コスプレが集まったりしたときや、ちょっとしたパフォーマンスを行うときに使います。具体的には、オーディエンスにアプリを起動してふりふりしてもらうことで、その場の注目度を上げることができます。ふりふりは表示色を変えられるので、キャラに合わせた「推し色」でふりふりを行えます。盛り上がり状況は地図上で確認できるので、どこが盛り上がっているかもわかります。

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WCSの担当者が「ニコニコ超会議」から駆けつける!

ここで、WCSの担当者の方々が、当日開催されていた「ニコニコ超会議」から駆けつけてくださったので、一言ずついただきました。世界コスプレサミット実行委員会の実行委員長である小栗徳丸さんは、⁠なんとか間に合いました。WCSに向けて『こういうアプリが欲しい』と言っていたところ、パソナテックさんから声をかけていただき、コスプレソンが実現しました。本当にありがたく、また楽しみにしています」と述べました。

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テレビ愛知の世界コスプレサミット事務局のプロデューサーである小倉啓輔さんは、⁠コスプレサミットは12年前にテレビ愛知の人間と小栗さんがヨーロッパに行って、コスプレ広めようとしてくれたことが始まりです。主体はこのおふたりで、一緒にWCS盛り上げるために日々活動しています。ニコニコ超会議があるのに、皆さんここに集まっていただき、一生懸命考えていただいて本当に嬉しい。今日はありがとうございます」と述べました。

WCSのプロデューサーである森貴宏さんは、⁠今日は本当にありがとうございます。今年も7月末から8月にかけて名古屋を盛り上げるために活動しています。皆さんのアイデアを少しずつお借りして、国の力も借りて、イベントを大いに盛り上げられたらいいなと思います。よろしくお願いします」と述べました。6月のアプリコンテストに優勝すると、この方々がアプリをPRしてくれるのです。

自分に似合ったコスプレキャラを見つけられる「コスキャラサーチ」

プレゼンに戻り、4番目に登場したのはTHREE PIECES海賊団による「コスキャラサーチ」です。コンセプトは「自分の体型に合うキャラをすぐに見つけられるWebサービスあったらいいな」というもの。自分に一番似合うキャラを身長やスリーサイズから探せる「サイズ検索」と、キャラの数値を知ることができる「キャラクターベース検索⁠⁠、そして好きなアニメのタイトルから探せる「アニメ検索」を利用できます。これによって自分に合ったキャラクターを知ったり、好きなキャラのサイズに合わせて再現度を高めることができます。また、身長を入力することでその数値前後の該当キャラを表示したり、他のメンバーとの対比を重視する場合のためにキャラ一覧の画像を見ることもできます。

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レイヤーさんからは、⁠身長差がわかるのはいい」⁠コスプレはすごくお金かかる。たとえば自分が持っているウィッグの色、手持ちのカラコン、ブーツなどでできるキャラを見つけられると嬉しい」といった意見が出ました。また参加者からは「スリーサイズが公表されていないキャラはどうするのか」という質問があり、⁠大きめ」⁠普通」⁠小さめ」など数段階での表示も考えたいと答えました。さらにデータベースについては、キャラ情報を集めているサイトがあるので提携してみては、といった提案もありました。

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レイヤー向けの完全招待制SNS「CosPhoto」

5番に登場したのは、本能寺学園アイドル部による「CosPhoto」です。コスプレイヤーのための完全招待制の画像共有サービスとなっており、心ない人が見たり無断に写真を転載される心配もありません。また、気に入ったコスプレイヤーさんとつながることもできますし、コスプレを見せるという行動自体のハードルを下げることもできます。同様のサービスは現在でもありますが、使いづらいし見づらいというのが現実。iOSアプリで画像共有SNSは、おそらく世界初のアプリであると強調しました。

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レイヤーさんからは、⁠心ない中傷がないのはいい」⁠他のレイヤーさんを参考にできる。しょっちゅう使いたいと思った」などの意見が出ました。参加者からは、⁠友達の友達が自分のアンチというケースもある」⁠コスプレイヤーが使うSNSはすでにいろいろある」といった意見が出ましたが、本能寺学園アイドル部では「招待制であるし、レイヤー限定なので、いろいろと対応はできる」と答えました。

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レイヤー向けの完全招待制SNS「CosPhoto」

6番目の登場は、となりのジョーによる「なりきりカメラ」です。このアプリは、スマホで誰でも簡単に、画像・動画に作品のキャラになりきるためのエフェクトを付けられるカメラで、作成した動画は、TwitterやFacebook、Cure、アーカイブなどにワンタッチで簡単投稿できるというものです。エフェクトには、シンプルなものから派手なもの、作品に関連するものまで多彩に用意され、動画にタイミングを合わせることができます。開いた手からキラキラと光が散るデモには会場もどよめきました。

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レイヤーさんからは「思ってたまんまを再現してくれた。テンション上がった」⁠動画は撮らないけど、このアプリがあったら撮ってみたい」⁠コスプレの再現度が高まる」といった意見が出ました。参加者からは「動画のタイミングに合わせてエフェクトをかけることは、とても難しい。本当に再現できるのか」という質問がありましたが、となりのジョーのメンバーは「できます」とバッサリ斬り捨てました。

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リアル「イイネ」と自己アピール情報を交換できる「cospLay connect」

7番目に登場したのは、チーム吹雪による「cospLay connect」です。このアプリは、レイヤーさんとカメラマンさんをつなぐというもの。レイヤーさんは、SNSで自分の写真にイイネやFavをもらうときが一番嬉しいといいます。このアプリ(通称コスコネ)を使うことで、カメラマンは撮影しているレイヤーさんに「イイネ」を送ることができ、レイヤーさんはアプリに表示された「イイネ」の相手に返事を返すことができるというものです。

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また付近の「イイネ」を表示することもできるので、人気のレイヤーさんを探すこともできます。レイヤーさんは名刺情報やTwitterアカウント、ニコニコ動画へのリンクなどを送ることができるので、アピールにも有効です。レイヤーさんからは「名刺を配るのが難しいこともあるので便利⁠⁠、カメラマンさんからは「レイヤーさんの気持ちがわかるのは嬉しい」といった意見が出ました。

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他業種の人とコラボできる仕組み「COSPLAY+YOU」

エントリー最後の発表となったのは、チームルナティックによる「COSPLAY+YOU」⁠通称、コスプラス)です。このサービスは、⁠いろんな人にコスプレを知ってもらいたい。もちろん世界の人々に」というコンセプトによるもので、レイヤーさんに新たな活躍の場を提供するきっかけになったり、クリエイターと一緒に何かができるというものです。サービスには、メイク、イベント会場設置、音楽、動画プロデューサー、服飾系、グッズ製作、3Dスキャナ、エンジニアなどが参加し、情報を共有します。

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たとえば、レイヤーさんが「撮影をお願いしたい」⁠コスプレのイメージに合った撮影場所を探している」⁠ボーカロイドの曲のジャケットに画像を提供したい」といったことを書き込むことで、さまざまなクリエイターがそれに応募し、集まった人とソーシャルを通じてコラボレーションできるというものです。レイヤーさんからは、⁠レイヤーにチャンスが与えられるのは素敵」といった意見がありました。

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第1位はとなりのジョーの「なりきりカメラ」に決定!

レイヤーによる審査が行われ、いよいよ表彰式です。見事に第1位を獲得したのは、完璧なチームワークを披露した、となりのジョーの「なりきりカメラ」でした!

メンバーは「今回いい結果が出て嬉しい。でもコスプレイヤーさんの協力が大きな要因でした」と述べ、アイデアソンに参加したレイヤーさんも「欲しいソフトだと思っていた。簡単にできることも嬉しい。動画編集ができるソフトは高いので、ぜひがんばって商品化して欲しい。安価ならみんな買うと思う。わたしも有料でも欲しい」と絶賛。となりのジョーには、賞品としてWCSからTシャツが贈られたほか、協賛各社からも賞品が贈呈されました。

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すべてのプログラムが終了しましたが、最後に2つのサプライズがありました。ひとつは、参加していただいたレイヤー吹雪さんが誕生日とのことで、アイスケーキがプレゼントされました。なんと16歳になったといいます。そしてもうひとつのサプライズは、⁠ラブ☆パカ」メンバーによるダンスの披露!

しかも、できたばかりの新曲「それは僕たちの奇跡」のダンスを披露してくれました。会場の盛り上がりも最高潮を迎え、コスプレソンは無事に終了。最後にWCSの小栗さんが「第1回目なのに素晴らしいイベントになりました。アプリコンテスト本戦を目指してがんばって欲しい。わたしたちもWCSに向けてがんばっていきます」と締めくくりました。

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コスプレソンは5/10(土)大阪、5/11(日)名古屋で開催されました。大盛況をうけ5/25(土)福岡での開催も決定!!また、優勝者のアプリは『世界コスプレサミット公認アプリ』として認定されるというAPP CONTEST 2014も同時開催中ですので、ぜひチャレンジしてください。こちらは6月2日までエントリーを受け付けています。コスプレイヤー・オーディエンスが喜ぶアプリ、地域活性につながるアプリを作りたいあなた、まだ間に合います!

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