イラスト・図解シリーズ小型モータのすべて
2001年4月23日紙版発売
見城尚志,佐渡友茂 著
四六判/384ページ
定価1,628円(本体1,480円+税10%)
ISBN 4-7741-1199-6
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書籍の概要
この本の概要
工業高校生や大学生,メーカの現場・開発・販売に携わる人々のために,モータのしくみと種類からモータを使いこなす実用的な知識までを,分かりやすい文章で説明しています。小型モータに関することは,この1冊で理解することができます。
こんな方におすすめ
- 小型モータを作っている技術者の方
- 小型モータの仕組みを知りたい方
目次
第1章モータ技術の盛衰
- 北米のモータ産業はなぜ衰退したか?
第2章 モータの体系を見直す
- 2.1 モータとは
- 機械的エネルギーに変換する
- 2.2 モータの主要構成要素
- ステータ
- ロータ
- 2.3 モータの分類,特徴,用途
- 交流モータ
- 直流モータ
- ステッピングモータ
- ブラシレスモータ
- モータと発電機の相互関係
第3章 モータの基本を理解する
- 3.1 DCモータ
- DCモータの回転原理を見直す
- 回転原理の基礎
- DCモータの回転速度
- 鉄心溝のあるDCモータ
- 鉄心溝のあるDCモータの回転原理
- 鉄心溝のあるDCモータの回転原理まとめ
- 3.2 ブラシレスDCモータ
- ブラシレスDCモータとは
- ブラシレスDCモータの構造と用途
- ブラシレスDCモータを回転させる
- ブラシレスDCモータの結線
- ブラシレスDCモータの特徴
- ロータの検出
- 3.3 ACモータ
- 交流整流子モータの構造と特徴
- 誘導モータの回転原理
- 誘導モータの特性
- アラゴの円板によるモータ
- 3.4 ステッピングモータ
- 特徴
- HB型モータの構造と動作
- クローポール式PMモータ
- ステッピングモータの特性
第4章 モータを回す
- 4.1 DCモータの駆動
- 単一方向駆動
- 双方向駆動
- トランジスタの基礎知識
- DCモータの定速回転
- 4.2 ブラシレスモータの駆動
- ユニポーラ駆動
- バイポーラ駆動
- バイポーラ駆動方式とモータ
- ブラシレスモータのセンサレス駆動
- 4.3 誘導モータの駆動
- 一般的な誘導モータの駆動と反転
- リバーシブルモータ
- 3相交流誘導モータの周波数制御
- 単相交流誘導モータの速度調整
- 4.4 ステッピングモータの駆動
- 2相ステッピングモータの駆動
- 5相ステッピングモータの駆動
- ステッピングモータの使用上の注意
- ステッピングモータの高速運転
- 4.5 モータ駆動回路に特有の問題
- モータノイズの正体
- サージ電圧の対策
- 出力回路につけたダイオードの働き
- 4.6 見落としがちな電気の知識
- 接点の許容電流
- 微少電流用の接点
- チャタリング
- 電線の許容電流
第5章 モータを使いこなそう
- 5.1 動力性能,温度,寿命
- 動力性能
- 定格の意味
- モータの特性測定
- モータの寿命(その1)
- モータの寿命(その2)
- モータの温度上昇と放熱
- 5.2 動力の伝達
- モータ軸に加わる荷重
- 軸継手
- 軸の結合
- 伝動軸の太さ
- 5.3 モータの制動
- ブレーキ付きモータ
- モータの電気的制御
- 5.4 過負荷保護
- 電流制限による保護
- モータ温度の上昇に対する保護
- 機械的な保護機構
- 5.5 その他の知識
- モータの保護構造
- モータの回転バランス
第6章 モータを利用する
- 6.1 興味あるモータの使い方
- 火星探査機のモータ
- 真空用モータ
- ギネスに載った日本のハイテク
- 家電に進出するブラシレスモータ
- 携帯電話のモータ
- 腕時計モータ
- 自動車電装用モータ
- ソーラーカー
- ブラシレスDCファン
- リニアモータカー
第7章 サーボ制御
- 7.1 サーボ制御の基本
- サーボ制御とは
- サーボモータ
- モータの時定数
- 7.2 速度の制御
- 速度制御の概要
- 速度制御の実際
- 7.3 位置制御
- 位置制御の概要
- 位置制御の実際
- 加速減速の制御
- 偏差カウンタ方式による位置制御
第8章 モータを深く理解する
- 8.1 永久磁石について
- 磁気の源−電子のスピン
- 永久磁石の強さ
- 磁気を漏らさなくては無意味
- 残留磁気と最大エネルギー積
- 8.2 模型用モータ
- 電動ラジコンカーのモータ
- 小型DCモータの特性測定
- モータ特性の簡易測定
- PWM駆動を模型へ応用する
- 8.3 模型用モータの進角調整
第9章 パソコンによるモータ駆動
- 9.1 パソコンを利用したモータ駆動
- 概要
- インターフェースボード
- DLLの作成
- VBによるプログラムと実行
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