Visual Basic 6による [基本] データベースプログラミング(Access2000/2002データ形式対応)
2003年3月13日紙版発売
谷尻かおり 著
B5変形判/304ページ/CD1枚
定価3,058円(本体2,780円+税10%)
ISBN 4-7741-1693-9
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書籍の概要
この本の概要
バージョンアップなどで開発のための環境が大きく変わったことにより,以前は何の問題もなく動いていたプログラムが動かなくなった,使えなくなったなどの声が,看過できないほど大きくなってきました。本書は,いま最も現実的な環境に合わせてプログラミングする方法を紹介しています。開発者必読です。
こんな方におすすめ
- Visual Basic 6でデータベースプログラムを開発している方
- 以前のデータベース環境から更新する必要に迫られている方
- Accessのバージョンを上げたためにうまく行かなくなったという方
著者の一言
本書はVisual Basic 6(Service Pack 5)でデータベースアプリケーションを構築する方法をまとめたものです。前著(『Visual Basic 6による[入門]データベースプログラミング』)で紹介したものと同じ仕様のアプリケーションを開発するために必要なテクニックと,SQLステートメントの利用方法をまとめました。既存のシステムをバージョンアップするときのヒントを,この本の中に見つけていただけるのではないかと思います。
目次
第1章 アプリケーションの完成図
- 01 売上管理システムとは?
- 02 使用するデータベース
- 03 機能一覧
- 3.1 親子関係を持ったフォームで伝票を入力できる
- 3.2 データグリッドに結合テーブルの情報を出力する
- 3.3 新しい伝票を追加する
- 3.4 伝票番号の自動設定
- 3.5 相手先と担当者をID番号で入力できる
- 3.6 [商品ID]を入力すると,商品名と単価が自動的に表示される
- 3.7 [数量]を入力すると,金額と合計金額が自動的に表示される
- 3.8 データグリッドで選択した詳細情報を削除する
- 3.9 伝票番号を使って検索する
- 3.10 既存の伝票を削除する
- 3.11 表示中の伝票をプリンタに出力する
- 3.12 顧客情報をCSV形式のファイルに出力する
- 04 アプリケーションの開発手順
第2章 データベースの基礎知識
- 01 データベースの用語
- 1.1 データベース
- 1.2 データベース管理システム
- 1.3 テーブル
- 1.4 フィールド
- 1.5 レコード
- 1.6 リレーションシップ
- 1.7 主キーと外部キー
- 1.8 参照整合性
- 1.9 インデックス
- 1.10 問い合わせ
- 1.11 データベースの構成
- 02 データベースとVisual Basic
- 2.1 ADO(ActiveX Data Objects)
- 2.2 OLE DBプロバイダ
- 2.3 レコードセット
- 2.4 データ連結
- 03 売上管理用データベースの設計
- 3.1 データベースの設計手順
- 3.2 売上情報を管理するデータベース
- 3.2.1 [T_伝票マスター]テーブル
- 3.2.2 [T_伝票サブ]テーブル
- 3.2.3 [T_商品一覧]テーブル
- 3.2.4 [T_顧客名簿]テーブル
- 3.2.5 [T_社員名簿]テーブル
- 3.2.6 テーブルどうしの関連付け
第3章 ADOデータコントロール
- 01 ADOデータコントロールでできること
- 02 ADOデータコントロールを利用するには?
- 03 ADOデータコントロールとデータ連結
- 3.1 ADOデータコントロールの役割
- 3.2 ADOデータコントロールのプロパティ
- 3.3 連結コントロールのプロパティ
- 3.4 プロジェクトの実行と終了
第4章 Data Environmentデザイナ
- 01 Data Environmentデザイナでできること
- 02 Data Environmentデザイナを利用するには?
- 03 Data Environmentデザイナの使い方
- 3.1 Data Environmentデザイナの起動
- 3.2 データベースに接続
- 3.3 コマンドの作成
- 3.4 連結コントロールの作成
- 3.5 プロジェクトの実行
- 04 SQLビルダの使い方
- 4.1 SQLビルダの起動
- 4.2 SQLステートメントの作成
- 4.3 SQLステートメントの保存
第5章 ADOオブジェクトの基礎知識
- 01 ADOオブジェクトの概要
- 1.1 ADOオブジェクトの階層構造
- 1.2 ADOオブジェクトの役割
- 1.3 ADOオブジェクトでできること
- 02 ADOオブジェクトを利用するには?
- 03 ADOオブジェクトの基本
- 3.1 オブジェクト変数の宣言
- 3.1.1 変数を宣言する
- 3.1.2 オブジェクトの参照を代入する
- 3.2 データベースに接続する
- 3.2.1 接続文字列
- 3.2.2 データベースへの接続
- 3.2.3 接続を解除
- 3.2.4 プログラム例
- 3.3 レコードセットを取得する
- 3.3.1 Recordsetオブジェクトのプロパティ
- 3.3.2 レコードセットの取得
- 3.3.3 フィールドの値を参照する
- 3.3.4 レコードセットを閉じる
- 3.3.5 プログラム例
- 3.4 コントロールに連結する
- 04 ADOを使ったアプリケーション
- 4.1 準備
- 4.2 データグリッドコントロール
- 4.3 フォームのデザイン
- 4.4 プログラム例
- 05 デザインツールとADOオブジェクト
- 5.1 ADOデータコントロール
- 5.2 Data Environmentオブジェクト
第6章 SQLステートメントの使い方
- 01 SQLステートメントの種類
- 02 選択用のSQLステートメント
- 2.1 テーブルを参照する
- 2.2 レコードを抽出する
- 2.3 レコードを並べ替える
- 2.4 複数のテーブルを結合する
- 03 選択用のSQLステートメントを実行する
- 04 更新用のSQLステートメント
- 4.1 レコードを更新する
- 4.2 レコードを削除する
- 4.3 レコードを追加する
- 05 更新用のSQLステートメントを実行する
- 5.1 Commandオブジェクトのプロパティ
- 5.2 SQLステートメントを実行する
第7章 売上管理システムを作ろう
- Step0 その前に
- 01 データベースの準備
- 02 データの登録
- 03 伝票入力画面以外のフォーム
- Step1 フォームにデータを出力する
- 01 Data Environmentオブジェクトの作成
- 1.1 Data Environmentオブジェクトの追加
- 1.2 データベースに接続
- 1.3 コマンドの作成
- 02 フォームのデザイン
- 03 メニューのデザイン
- 04 プログラムリスト
- 05 確認
- Step2 レコード移動ボタンを作成する
- 01 フォームのデザイン
- 02 レコードを移動する方法
- 2.1 BOFプロパティとEOFプロパティ
- 2.2 レコードの移動
- 03 プログラムリスト
- 04 確認
- Step3 相手先と担当者をデータコンボコントロールで入力できるようにする
- 01 リストに表示するデータ
- 1.1 相手先の選択に使用するデータ
- 1.2 担当者の選択に使用するデータ
- 02 データコンボコントロールの使い方
- 2.1 データコンボコントロールの追加
- 2.2 リストに表示するデータ
- 2.3 データベースに連結する
- 03 フォームのデザイン
- 04 確認
- Step4 データグリッドに詳細情報を表示する
- 01 データグリッドに表示するデータ
- 1.1 [伝票番号]と[連番]の役割
- 1.2 結合テーブルの作成
- 1.3 メインテーブルに関連する情報だけを抽出する
- 1.4 [連番]を使って並べ替える
- 1.5 演算フィールドの作成
- 02 フォームのデザイン
- 03 プログラムリスト
- 3.1 伝票の詳細情報を取得する
- 3.2 データグリッドのフォーマット
- 3.3 アプリケーションの起動時と終了時
- 3.4 レコード移動時
- 04 確認
- Step5 データグリッドで編集できるようにする
- 01 データグリッドのプロパティ
- 1.1 データ連結に関するプロパティ
- 1.2 編集に関するプロパティ
- 1.3 グリッド内の移動に関するプロパティ
- 02 フォームのデザイン
- 03 接続文字列の変更
- 3.1 必要な接続情報
- 3.2 注意すること
- 3.3 現在の接続情報からデータソースを取得する
- 04 データグリッドで値を編集したとき
- 4.1 注意すること
- 4.2 編集中の列番号を調べる
- 4.3 セルを編集できないようにする
- 4.4 [商品名]と[単価]を表示するには?
- 4.5 レコードを検索する
- 05 データグリッドで新しいレコードを追加したとき
- 5.1 [伝票番号]に代入する値
- 5.2 [連番]に代入する値
- 5.3 レコードセットの更新
- 5.4 レコードセットの再クエリ
- 06 プログラムリスト
- 6.1 データベースのパスを取得する
- 6.2 起動時と終了時の処理
- 6.3 伝票の詳細情報を取得する
- 6.4 [商品名],[単価],[金額]を編集できないようにする
- 6.5 [商品ID]を入力したときに[商品名]と[単価]を表示する
- 07 確認
- Step6 データグリッドで詳細情報を削除する
- 01 フォームのデザイン
- 02 レコードを削除する方法
- 2.1 注意すること
- 2.2 レコードを削除するSQLステートメント
- 03 データグリッドでレコードが選択されているかどうか
- 04 プログラムリスト
- 4.1 レコードの選択状態を調べる
- 4.2 レコードを削除する
- 4.3 その他のプログラム
- 05 確認
- Step7 新しい伝票を追加する
- 01 フォームのデザイン
- 02 レコードセットを編集する方法
- 2.1 新しいレコードを追加する
- 2.2 注意すること
- 2.3 編集操作を取り消す
- 03 伝票の追加操作に伴う処理
- 04 プログラムリスト
- 4.1 レコードの追加と取り消し
- 4.2 その他のプログラム
- 05 確認
- Step8 伝票を削除する
- 01 フォームのデザイン
- 02 レコードの削除
- 2.1 削除対象のレコード
- 2.2 メインテーブルのレコードを削除する
- 2.3 サブテーブルのレコードを削除する
- 03 プログラムリスト
- 04 確認
- Step9 ここまでのシステムを検証する
- 01 発生する不具合
- 1.1 原因
- 1.2 対策
- 02 動作の整合性
- 03 フォーカスの移動順序
- 04 プログラムリスト
- 05 確認
- Step10 合計金額を計算する
- 01 フォームのデザイン
- 02 合計金額を計算する
- 2.1 すべてのレコードにアクセスする
- 2.2 指定したレコードに移動する
- 2.3 合計金額を計算する
- 03 プログラムリスト
- 3.1 合計金額を計算する
- 3.2 その他のプログラム
- 04 確認
- Step11 伝票をプリンタ出力する
- 01 レポートを作成するには?
- 02 Data Reportデザイナを利用するには?
- 03 レポートに使用するデータソース
- 3.1 レポートのデータソース
- 3.2 メインレポート用のデータソース
- 3.3 サブレポート用のデータソース
- 3.4 リレーションシップの設定
- 3.5 パラメータの追加
- 04 Data Reportデザイナの使い方
- 4.1 Data Reportデザイナの起動
- 4.2 レポートのセクション
- 4.3 データソースの設定
- 4.4 連結コントロールの作成
- 4.5 演算コントロールの作成
- 4.6 プレビュー画面の表示
- 05 メニューのデザイン
- 06 プログラムリスト
- 6.1 プレビューを表示する
- 6.2 レコードセットを閉じる
- 07 確認
- Step12 伝票番号を自動化する
- 01 フォームのデザイン
- 02 自動連番機能を作成する
- 2.1 [伝票番号]に代入する値
- 2.2 レコードを並べ替える
- 03 プログラムリスト
- 04 確認
- Step13 伝票番号で検索する
- 01 メニューのデザイン
- 02 レコードを検索する方法
- 2.1 レコードの検索
- 2.2 見つからなかったとき
- 2.3 ブックマークを利用したレコードの移動
- 03 プログラムリスト
- 04 確認
- Step14 顧客情報をCSV形式のファイルに出力する
- 01 エクスポートするデータ
- 02 テキストファイルに出力する方法
- 2.1 CSV形式とは?
- 2.2 ファイルのオープンとクローズ
- 2.3 ファイルに1行ずつ出力する
- 03 コモンダイアログコントロールの使い方
- 3.1 コモンダイアログコントロールを利用するには?
- 3.2 [名前を付けて保存]ダイアログボックスを表示する
- 3.3 コモンダイアログコントロールのプロパティ
- 04 メニューのデザイン
- 05 フォームのデザイン
- 06 プログラムリスト
- 07 確認
付録1 補足事項
付録2 売上管理システムのプログラムリスト
INDEX
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