情報処理試験シリーズ平成19年度【春期・秋期】 ソフトウェア開発技術者 合格教本

[表紙]平成19年度【春期・秋期】 ソフトウェア開発技術者 合格教本

紙版発売

A5判/648ページ/CD1枚

定価3,278円(本体2,980円+税10%)

ISBN 4-7741-2970-4

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書籍の概要

この本の概要

詳細な解説と豊富なイラスト図解が好評の「合格教本」。ソフトウェア開発技術者試験対策版の本書では,広範な出題範囲を網羅した解説で知識を徹底整理でき,午後の長文問題対策も万全です。

巻末にH18秋期試験問題&解答・解説,付録CD-ROMに過去4回分の午前問題演習&過去3回分の午前,午後I,II試験問題と解答・解説のPDFデータを収録。

こんな方におすすめ

  • ソフトウェア開発技術者試験を受ける方
  • 出題範囲をくまなく学習したい方
  • たくさん問題を解きたい方

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合格への道~情報処理技術者試験に受かるには?
今年も試験出願の時期がやってきました。受験を決意した方,もう出願は済ませましたか? 試験までは3ヶ月,短いようで長い期間です。途中で投げ出さずに合格の栄冠を勝ち取るコツを伝授いたしましょう。

目次

  • 付属CD-ROMの使い方
  • 受験のてびき

■第I部 知識のまとめ −午前,午後I・II問題対策−

  • 午前問題の傾向&対策

第1章 情報の基礎理論

  • 1.1 数値変換とデータ表現
    • 1.1.1 r進法
    •  COLUMN 3の倍数
    • 1.1.2 正の整数の表現
    • 1.1.3 負数の表現
    • 1.1.4 小数点数の表現
    • 1.1.5 浮動小数点数表現
    •  COLUMN 対数の重要公式
    • 1.1.6 誤差
    •  COLUMN 応用問題に挑戦
    •  COLUMN Σ記号の性質
  • 1.2 集合と論理
    • 1.2.1 集合論理
    • 1.2.2 命題と論理
    • 1.2.3 論理演算
    • 1.2.4 論理式の簡略化
  • 1.3 情報論理
    • 1.3.1 情報量
    • 1.3.2 符号化
    •  COLUMN ランレングス法
  • 1.4 オートマトン
    • 1.4.1 有限オートマトン
  • 1.5 形式言語
    • 1.5.1 言語処理
    • 1.5.2 構文規則の記述
    • 1.5.3 構文解析の技法
    • 1.5.4 正規表現
  • 1.6 グラフ理論
    • 1.6.1 有向グラフ・無向グラフ
    • 1.6.2 サイクリックグラフ
    •  COLUMN 小道(trail)と経路(path)
    • 1.6.3 グラフの種類
    • 1.6.4 グラフの表現
    • 1.6.5 重みつきグラフ
  • 1.7 確率と統計
    • 1.7.1 確率
    • 1.7.2 確率の応用
    •  COLUMN モンテカルロ法
    • 1.7.3 確率分布
  • 章末問題

第2章 データ構造とアルゴリズム

  • 2.1 リスト
    • 2.1.1 リスト構造
    • 2.1.2 データの追加と削除
    • 2.1.3 リストによる2分木の表現
  • 2.2 スタックとキュー
    • 2.2.1 スタックとキューの基本操作
    • 2.2.2 グラフの探索
    •  COLUMN スタックを使った演算
  • 2.3 木
    • 2.3.1 木構造
    • 2.3.2 2分探索木
    • 2.3.3 バランス木
  • 2.4 探索アルゴリズム
    • 2.4.1 線形探索法と2分探索法
    • 2.4.2 ハッシュ法
    •  COLUMN オーダ(order):O記法
  • 2.5 整列アルゴリズム
    • 2.5.1 基本的な整列アルゴリズム
    • 2.5.2 整列法の考え方
    • 2.5.3 高速な整列アルゴリズム
  • 2.6 再帰法
    • 2.6.1 再帰関数
    • 2.6.2 再帰処理の実例
  • 章末問題

第3章 ハードウェア

  • 3.1 情報素子
    • 3.1.1 記憶の階層化
    • 3.1.2 内部メモリに使用する情報素子
    •  COLUMN フリップフロップ回路
    • 3.1.3 記憶素子の種類
  • 3.2 プロセッサアーキテクチャ
    • 3.2.1 プロセッサの内部構造
    •  COLUMN プロセッサを構成するレジスタ群
    • 3.2.2 プロセッサの動作
    • 3.2.3 有効アドレス
    • 3.2.4 割込み制御
  • 3.3 プロセッサの高速化技術
    • 3.3.1 パイプライン
    •  CLUMUN スーパコンピュータ
    • 3.3.2 並列処理
    • 3.3.3 マルチプロセッサ
    • 3.3.4 プロセッサの性能
    •  COLUMN スーパコンピュータ
  • 3.4 メモリアーキテクチャ
    • 3.4.1 キャッシュメモリ
    • 3.4.2 主記憶書込み方式
    • 3.4.3 キャッシュメモリの割付方式
    • 3.4.4 メモリインタリーブ
    • 3.4.5 メモリ保護(記憶保護)方式
  • 3.5 補助記憶
    • 3.5.1 補助記憶装置の特徴
    • 3.5.2 補助記憶装置の容量
    • 3.5.3 補助記憶装置の性能
    • 3.5.4 RAID
    •  COLUMN ネットワーク接続ストレージ(NAS)
  • 3.6 入出力アーキテクチャ
    • 3.6.1 入出力制御方式
    • 3.6.2 入出力インタフェース
    • 3.6.3 入出力装置
  • 章末問題

第4章 基本ソフトウェア

  • 4.1 OSの構成と機能
    • 4.1.1 基本ソフトウェアの構成
    • 4.1.2 制御プログラム
    • 4.1.3 カーネルモードとユーザモード
    •  COLUMN UNIX特殊ファイル
  • 4.2 タスク管理
    • 4.2.1 タスクとは
    • 4.2.2 タスクと状態遷移
    • 4.2.3 タスクのスケジューリング
    • 4.2.4 同期制御
    • 4.2.5 排他制御
    • 4.2.6 デッドロック
    •  COLUMN プロセスの生成
  • 4.3 主記憶管理
    • 4.3.1 実記憶管理
    • 4.3.2 仮想記憶管理
    • 4.3.3 ページング方式
  • 章末問題

第5章 システムの構成と方式

  • 5.1 集中・分散処理システム
    • 5.1.1 集中処理システム
    • 5.1.2 分散処理システム
    • 5.1.3 分散処理システムの形態
    • 5.1.4 分散処理技術
  • 5.2 クライアントサーバシステム
    • 5.2.1 クライアントサーバシステムの特徴
    •  COLUMN クライアントサーバの実体
    • 5.2.2 アーキテクチャ
    • 5.2.3 長所・短所の整理
  • 5.3 システムの構成方式
    • 5.3.1 デュアルシステム
    • 5.3.2 デュプレックスシステム
    • 5.3.3 災害を考慮したシステム構成
    • 5.3.4 高信頼化システム
    •  COLUMN 情報の処理方式
  • 5.4 システムの性能
    • 5.4.1 システムの性能指標
    • 5.4.2 システムの性能計算
    • 5.4.3 システムの性能評価の技法
    • 5.4.4 モニタリング
  • 5.5 システム性能設計
    • 5.5.1 キャパシティプランニング
    • 5.5.2 キャパシティ管理
    •  COLUMN その他の性能評価方法
  • 5.6 待ち行列理論
    • 5.6.1 待ち行列理論とは
    • 5.6.2 利用率を求める
    • 5.6.3 平均待ち時間と平均応答時間
    •  COLUMN 平均応答時間のほかの公式
    • 5.6.4 平均待ち行列長と平均滞留数
    • 5.6.5 ケンドール記号と確率分布
    • 5.6.6 システム評価への適用
    • 5.6.7 M/M/Sモデルの平均待ち時間
    •  COLUMN CPU利用率と応答時間のグラフ
  • 5.7 システムの信頼性
    • 5.7.1 システムの信頼性評価指標
    • 5.7.2 システムの信頼性計算
    • 5.7.3 複数システムの稼働率
    • 5.7.4 通信網の構成と信頼性
    •  COLUMN 通信システムの稼働率
    •  COLUMN 故障率を表す単位:FIT
  • 章末問題

第6章 システムの開発と運用

  • 6.1 言語 256
    • 6.1.1 プログラム構造
    • 6.1.2 プログラム制御
    • 6.1.3 言語プロセッサ
    • 6.1.4 言語の分類
  • 6.2 開発支援ツール
    • 6.2.1 プログラミング・テスト工程支援
    • 6.2.2 CASEツール
    •  COLUMN CASEツール導入の留意点
    •  COLUMN CMM −プロセス成熟度モデル−
  • 6.3 開発手法
    • 6.3.1 ソフトウェア開発モデル
    • 6.3.2 ソフトウェアの再利用
    • 6.3.3 コンカレント開発
  • 6.4 分析・設計手法
    • 6.4.1 構造化分析法
    • 6.4.2 データ中心設計
    • 6.4.3 事象応答分析
    •  COLUMN システム開発プロジェクトのライフサイクル
  • 6.5 オブジェクト指向設計
    • 6.5.1 オブジェクト指向の基本概念
    • 6.5.2 クラス間の関係
    • 6.5.3 オブジェクト指向の応用概念
    •  COLUMN エージェント指向
  • 6.6 モジュール設計
    • 6.6.1 モジュール分割技法
    • 6.6.2 モジュール分割の評価
  • 6.7 テスト
    • 6.7.1 ブラックボックステスト
    • 6.7.2 ホワイトボックステスト
    • 6.7.3 モジュール集積テスト技法
    •  COLUMN デシジョンテーブル(決定表)
    •  COLUMN その他のテスト
  • 6.8 テスト管理手法
    • 6.8.1 バグ管理図
    • 6.8.2 バグ数の推測方法
  • 6.9 レビューとソフトウェアの品質特性
    • 6.9.1 レビュー法
    • 6.9.2 ソフトウェアの品質特性
  • 6.10 開発管理
    • 6.10.1 日程計画管理技法
    • 6.10.2 開発規模・工数見積り
    •  COLUMN デルファイ法
  • 6.11 システムの運用
    • 6.11.1 システム運用部門の組織と体制
    • 6.11.2 システム運用業務
    • 6.11.3 システム管理
    • 6.11.4 資源管理
    • 6.11.5 障害管理
  • 章末問題

第7章 ネットワーク技術

  • 7.1 通信プロトコルの標準化
    • 7.1.1 OSI基本参照モデル
    • 7.1.2 TCP/IP
    • 7.1.3 ノード間のコネクション確立
    • 7.1.4 TCP/IPの中核プロトコル
  • 7.2 IPアドレス
    • 7.2.1 IPアドレスの実体
    • 7.2.2 IPアドレスの構成
    • 7.2.3 アドレス変換技術とIPv6
  • 7.3 ネットワーク(LAN)
    • 7.3.1 論理的な接続と伝送制御
    • 7.3.2 LAN間接続装置
    • 7.3.3 VLAN
    • 7.3.4 ネットワーク管理
    •  COLUMN pingコマンド
    • 7.3.5 無線LAN
    •  COLUMN IEEE802.3標準LAN
  • 7.4 インターネット利用技術
    • 7.4.1 アプリケーション層のプロトコル
    •  COLUMN MIME
    • 7.4.2 ファイアウォール
    • 7.4.3 プロキシサーバ
    • 7.4.5 VPN
  • 7.5 伝送制御
    • 7.5.1 誤り制御
    • 7.5.2 同期制御
    • 7.5.3 伝送制御
  • 7.6 交換方式
    • 7.6.1 パケット交換方式
    • 7.6.2 ITU-T勧告X.25
    • 7.6.3 ATM
    • 7.6.4 フレームリレー
  • 7.7 ディジタル通信
    • 7.7.1 ディジタル通信の発展
    • 7.7.2 ISDN
    • 7.7.3 ADSL
  • 7.8 回線容量の計算
    • 7.8.1 回線容量計算の準備
    • 7.8.2 回線容量計算の方法
    • 7.8.3 応用問題
    • 7.8.4 回線使用率の計算
  • 7.9 伝送時間の計算
    • 7.9.1 伝送時間計算の準備
    • 7.9.2 問題演習
  • 7.10 通信コストの計算
    • 7.10.1 通信コストの種類
    • 7.10.2 問題演習
  • 7.11 アーランの計算
    • 7.11.1 アーランとは
    • 7.11.2 呼損率の計算
    • 7.11.3 アーランの問題
  • 章末問題

第8章 データベース技術

  • 8.1 データベースの基礎
    • 8.1.1 データベースの種類
    • 8.1.2 データベースの設計
    • 8.1.3 ANSI/SPARC3層スキーマ
    • 8.1.4 E-R図
  • 8.2 関係データベース
    • 8.2.1 関係データベースの特徴
    • 8.2.2 関係データベースのキー
    •  COLUMN 主キー設定のいろいろ
  • 8.3 正規化
    • 8.3.1 関数従属
    • 8.3.2 正規化の手順
  • 8.4 関係データベースの演算
    • 8.4.1 集合演算
    • 8.4.2 関係演算
    •  COLUMN 外結合のSQL文
  • 8.5 SQL
    • 8.5.1 データベース言語SQLとは
    • 8.5.2 SELECT文
    • 8.5.3 その他のDML文
    •  COLUMN 整合性管理
  • 8.6 データ定義言語
    • 8.6.1 実表の定義
    • 8.6.2 ビューの定義
    • 8.6.3 アクセス権の設定
  • 8.7 埋込み方式
    • 8.7.1 埋込みSQLの基本事項
    • 8.7.2 カーソル処理とFETCH
  • 8.8 データベース管理システム
    • 8.8.1 トランザクション管理
    • 8.8.2 同時実行制御
    • 8.8.3 障害回復管理
    • 8.8.4 問合せ処理の効率化
    • 8.8.5 データベースの再編成と再構成
    •  COLUMN ネットワーク透過性
  • 8.9 分散データベース
    • 8.9.1 分散データベースの透過性
    • 8.9.2 分散データベースの更新同期
  • 8.10 データベース応用
    • 8.10.1 データウェアハウス
    • 8.10.2 データマイニング
    •  COLUMN トリガとは
    •  COLUMN データマイニングの例
  • 章末問題

第9章 セキュリティと標準化

  • 9.1 暗号化
    • 9.1.1 暗号化に必要な要素
    • 9.1.2 暗号化方式の種類
  • 9.2 暗号の応用
    • 9.2.1 無線LANの暗号
    • 9.2.2 SSL
  • 9.3 認証
    • 9.3.1 パスワード認証
    • 9.3.2 バイオメトリクス認証
    • 9.3.3 リモートアクセス
    • 9.3.4 シングルサインオン
    • 9.3.5 その他の認証方法
    •  COLUMN 閉域接続
  • 9.4 ディジタル署名とPKI
    • 9.4.1 ディジタル署名
    • 9.4.2 PKI
  • 9.5 コンピュータウイルス
    • 9.5.1 コンピュータウイルスとは
    • 9.5.2 感染経路と対策
  • 9.6 脅威とリスク
    • 9.6.1 セキュリティのとらえ方
    • 9.6.2 脅威
    • 9.6.3 リスクマネジメント
  • 9.7 標準化
    • 9.7.1 セキュリティ評価の標準化
    • 9.7.2 その他の標準化
  • 章末問題

■第II部 長文問題演習 −午後I・II問題対策−

  • 午後問題の傾向&対策
  • 1 ソフトウェア工学
  • 2 アルゴリズム
  • 3 システム構成技術
  • 4 通信ネットワーク
  • 5 データベース
  • 6 情報セキュリティ
  • 7 システム評価

平成18年度 秋期 ソフトウェア開発技術者試験問題

  • 午前問題
  • 午後I問題
  • 午後II問題
  • 解答・解説

著者プロフィール

大滝みや子(おおたきみやこ)

IT企業にて地球科学分野を中心としたソフトウェア開発に従事した後,現在,日本工学院八王子専門学校 ITスペシャリスト科に勤務し,C言語,データベース,情報理論,および情報処理技術者試験やORACLE MASTERなどの資格対策講座を担当。「基本情報技術者 午前の集中学習」「基本情報技術者 午後の集中学習」(以上,オーム社),「かんたんアルゴリズム解法-流れ図と擬似言語」「めちゃわかり基本情報技術者 極ラク教本」(以上,リックテレコム),「やさしく学ぶ 基本情報技術者」(翔泳社)など著書多数。


岡嶋裕史(おかじまゆうし)

中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程修了。博士(総合政策)。富士総合研究所勤務を経て,関東学院大学准教授,情報ネットワーク論担当(現職)。Webサービス・イニシアティブ技術部会副部会長。ISMS審査員補,ネットワークスペシャリスト,情報セキュリティアドミニストレータ,第一種情報処理技術者,その他。

【著書】「ネットワーク社会経済論」(紀伊國屋書店/共著),「【テクニカルエンジニア】ネットワーク合格教本」(技術評論社)ほか多数。