理系のための Visual Basic 2005実践入門
2007年6月7日紙版発売
山住富也,森博,小池愼一 著
B5変形判/480ページ/CD1枚
定価3,938円(本体3,580円+税10%)
ISBN 978-4-7741-3126-9
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書籍の概要
この本の概要
「理系のための ViasualBasic6.0実践入門」のVB2005対応全面改訂追補版です。
VB2005で理系でよく利用するプログラミングを解説しています。多桁演算から,高速フーリエ変換,最小自乗法,微分方程式,マルチスレッド,統計処理など,数多くのプログラミングエッセンスを網羅しています。
こんな方におすすめ
- 理工学部の学生でVBを使って授業や研究などをしたい人
- 数値計算や解析などのプログラミングをする人
- FFT(高速フーリエ変換)などのプログラム例が欲しい人
- その他,理系大学生のサブテキストとして
目次
■第I部 VB2005をはじめて使うために
第0章 はじめに
- 0.1 Visual Basicのバージョン
- 0.2 Visual Basic 2005の入手方法
- 0.3 画面構成
- 0.4 プログラムの実行と終了
第1章 VB2005でプログラミングを始めよう
- 1.1 Windowsプログラミングとは
- 1.2 フォームとコントロール
- 1.3 ボタンコントロールの利用 メッセージの表示
- 1.4 ピクチャーボックスの利用 Graphicsクラスによる描画
- 1.5 テキストボックスとラジオボタンの利用 四則演算の実行
- 1.6 チェックボックスの使用 正弦波/余弦波の描画
- 1.7 ダイアログの利用
- 1.8 コンソールアプリケーション
- 1.9 イミディエイトウィンドウによる表示
第2章 VB2005プログラミングの基礎
- 2.1 基本は1行に1文
- 2.2 変数
- 2.3 式と演算子
- 2.4 配列
- 2.5 制御構造
- 2.6 プロシージャ
- 2.7 構造体
- 2.8 クラス
- 2.9 ファイル
- 2.10 エラー処理
■第II部 VB2005をよりよく利用するために
第3章 モジュールとクラスについてどのように使い分けるか
- 3.1 モジュールとクラスのファイルの相違
- 3.2 モジュールとクラスの相違
第4章 ソリューションとプロジェクト
- 4.1 プロジェクトとソリューション
- 4.2 2個のプロジェクトを含むソリューションのサンプル
- 4.3 まとめ
第5章 タイマークラスとストップウォッチクラスの利用
- 5.1 タイマークラスの使用例
- 5.2 ストップウォッチクラスの利用
第6章 Excel Bookファイルを利用する方法
- 6.1 準備 オブジェクト(Object)型とそれに関する関数
- 6.2 VB2005からExcel Bookを操作するプログラム例
第7章 Graphクラスの作成
- 7.1 Graphクラスの作成
- 7.2 Graphクラスの使用例
- 7.3 派生クラスGraph2 Graphクラスの拡張 派生クラスGraph2の作成と利用
- 7.4 Graph2クラスの使用例
- 7.5 Graphクラスを独立したプロジェクトとして構成する場合
- 7.6 まとめ
第8章 dblクラス(55桁整数パッケージ)の構成
- 8.1 dblクラスとその仕様
- 8.2 dblクラスの実装 倍精度演算のアルゴリズム
第9章 Complex構造体(複素数演算パッケージ)の作成
- 9.1 Complex型の宣言
- 9.2 複素数の四則演算メソッドの実装
第10章 クラスを利用した解析例
- 10.1 自由振動の問題 積分器モデルによる解
- 10.2 リサージュ波形を描く二つのLissajクラス
第11章 デバッグ
- 11.1 3種類のバグ
- 11.2 デバッグツールの利用
- 11.3 Debug.Assertメソッドによるデバッグ
- 11.4 その他のエラーとエラー処理
第12章 数値計算を実行する上でのいくつかの話題
- 12.1 計算誤差はどこで生ずるか
- 12.2 何項まで計算するのか
- 12.3 分割数の自動調整
- 12.4 循環小数の計算 長い数の計算
- 12.5 Double型数の構造
- 12.6 Decimal(10進)型数
■第III部 VB2005で応用プログラミングをしよう
第13章 データの統計処理 相関と回帰
- 13.1 平均値と標準偏差
- 13.2 相関係数
- 13.3 回帰直線
- 13.4 相関行列の計算
- 13.5 重回帰分析
第14章 最小自乗法による近似 行列演算モジュールの利用
- 14.1 最小自乗法とは
- 14.2 正規方程式の解法とコード化
- 14.3 いくつかの数値例と考察
第15章 高速フーリエ変換
- 15.1 高速フーリエ変換(FFT)とは
- 15.2 FFTで何ができるのか
- 15.3 Windowの働き DFTの制約を逃れるために
- 15.4 2組の実数値データの同時FFT解析
- 15.5 モジュールmdFFT内のプロシージャの仕様の一覧
第16章 方程式の解を求めよう
- 16.1 2分法による解法
- 16.2 挟み撃ち法による解法
- 16.3 ニュートン法による解法
- 16.4 複素関数のニュートン法による解法
第17章 行列演算と連立方程式の解
- 17.1 行列とベクトル
- 17.2 モジュールmatModuleの新規作成
- 17.3 掃き出し法と連立方程式
- 17.4 逆行列の解法
第18章 連立微分方程式と高階微分方程式クラスモジュールにしたRunge-Kutta法
- 18.1 ルンゲクッタ(Runge-Kutta)公式
- 18.2 連立微分方程式の解
- 18.3 高階微分方程式の解
第19章 dblクラス(55桁整数演算パッケージ)とその応用
- 19.1 55桁整数電卓
- 19.2 多桁の素数のテスト
第20章 タートルグラフィックス
- 20.1 コッホ曲線
- 20.2 タートルグラフィックス
- 20.3 コッホ曲線を描画する手続きの作成
- 20.4 コッホ曲線の描画用クラス(フォーム)の作成
- 20.5 雪の結晶の描画
第21章 フラクタル図形を描画する
- 21.1 マンデルブロー集合
- 21.2 作図のプログラム
- 21.3 スタートアップウィンドウの作成
- 21.4 複数のマンデルブロー集合の描画
- 21.5 ジュリア集合
第22章 公開鍵暗号の利用
- 22.1 暗号とは
- 22.2 公開鍵暗号
- 22.3 公開鍵暗号の数学的定義
- 22.4 公開鍵暗号の数値例
- 22.5 公開鍵と秘密鍵の選択
- 22.6 コーディング
- 22.7 本書で用いられる演算アルゴリズム 補足
第23章 電子透かし
- 23.1 電子透かしとは
- 23.2 電子透かしで利用する輝度信号の処理とモジュールの作成
- 23.3 コーディング
第24章 スレッドとBackGroundWorkerの利用
- 24.1 スレッドプログラミングの例
- 24.2 2個のスレッドプログラミング
- 24.3 メモリ共有の問題と相互排除
- 24.4 時間のかかる処理をBackgroundスレッドにする方法
第25章 温度測定ユニットを用いた計測プログラム
- 25.1 準備
- 25.2 温度を一定間隔でサンプルし,表示する例
- 25.3 定時に温度を測定しファイル出力するプログラム
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