C#による計測制御プログラミング入門
2008年5月14日紙版発売
金藤仁 著
B5変形判/320ページ
定価3,278円(本体2,980円+税10%)
ISBN 978-4-7741-3470-3
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書籍の概要
この本の概要
「自動計測システムのためのVisual Basic2005 入門」のC#版です。さまざまな実験,計測システムの制作で,パソコンが利用されていますが,そのようなシステムを制作するための基礎をしっかり学習できます。計測データをグラフィックで表示させるインターフェースの作成方法など易しく解説します。その過程を通して,クラスの作成なども学習します。また,RS-232 C,GP-IBインターフェースなどによるデータ取込み,制御についても詳しく解説します。WEBアプリケーションとする方法についても触れます。
こんな方におすすめ
- 組込み系プログラマー
- 実験装置の制作
- 理科系学生
目次
第1部 C#入門編
Chapter1 データ計測とコンピュータ処理
- 1.1 計測分野におけるコンピュータ利用
- 1.2 コンピュータを利用したデータ処理
Chapter2 Visual C# 2005 Express Editionの導入
- 2.1 Visual C# 2005 Express Edition
- 2.2 C# のドキュメント
Chapter3 Visual C# によるプログラムの作成
- 3.1 C#の概要
- 3.2 C#によるプログラムの作成手順
- 3.3 はじめてのプログラム作成
- 3.3.1 プロジェクトの作成
- 3.3.2 画面のデザイン(フォームのデザイン)
- 3.3.3 プロパティの設定
- 3.3.4 コードの記述
- 3.3.5 デバッグ
- 3.3.6 ビルド
- 3.3.7 セットアップファイルの作成
- 3.3.8 プログラム作成手順の確認
- 3.4 C#のコードの構成
- 3.4.1 ディレクティブ
- 3.4.2 名前空間
- 3.4.3 クラス
- 3.4.4 メソッド
- 3.4.5 ステートメント
- 3.4.6 ディレクティブからステートメントまで
- 3.5 C#の文法
- 3.5.1 ステートメント
- 3.5.2 コメント
- 3.5.3 変数と定数
- 3.5.4 データ型
- 3.5.5 型の変換
- 3.5.6 式と演算子
- 3.5.7 繰り返しステートメント
- 3.5.8 選択ステートメント
- 3.6 .Net Framework
- 3.6.1 共通言語ランタイム
- 3.6.2 .Net Frameworkクラスライブラリ
- 3.7 クラスの使い方
- 3.7.1 クラスとインスタンスとオブジェクト
- 3.7.2 クラスと継承
- 3.7.3 メンバ
- 3.7.4 静的メンバ
- 3.7.5 抽象クラス
- 3.7.6 インターフェイス
- 3.7.7 構造体
- 3.7.8 アクセス修飾子
- 3.7.9 参照設定と名前空間
- 3.7.10 クラスを探す
- 3.8 色の帯プログラムの完成
- 3.9 この章の内容を応用するために
- COLUMN
- 常にソリューションを表示
- ツールボックスを隠さない
- ウィンドウの操作
- コード入力時のエラー
- 保存しないプロジェクト
- デバッグ時のエラーと警告
- ソリューション内のファイル構成
- リファクタリング
- プログラムのどこでインスタンスは生成されるか
- partialキーワード
Chapter4 C#の応用
- 4.1 データファイルを処理するプログラムの作成
- 4.2 色の帯プログラムの改良
- 4.2.1 グラフィック
- 4.2.2 Paintイベント
- 4.2.3 イメージング
- 4.2.4 メソッドの作成
- 4.2.5 列挙型
- 4.2.6 フォームのLoadイベント
- 4.2.7 オーバーロード
- 4.3 3次元データ表示プログラムの作成
- 4.3.1 配列変数
- 4.3.2 ダイアログ
- 4.3.3 MessageBoxクラス
- 4.3.4 テキストファイルの読み込み
- 4.3.5 例外処理
- 4.3.6 バイナリファイルの読み込み
- 4.3.7 3次元データの表示
- 4.3.8 クリップボードへの追加
- 4.3.9 3次元データ表示プログラムの完成
- 4.4 デバッグ
- 4.5 この章の内容を応用するために
第2部 計測プログラム作成 実践編
Chapter5 計測用インターフェースと計測システム用ソフトウェア
- 5.1 計測用インターフェースの種類
- 5.2 計測機器の制御用ソフトウェア
- 5.3 計測用システム開発ツール
- 5.4 C#を利用した計測システムの開発
Chapter6 RS-232Cインターフェースを利用した計測
- 6.1 RS-232Cインターフェース
- 6.1.1 RS-232Cインターフェースの概要
- 6.1.2 通信条件
- 6.2 RS-232Cインターフェースを利用するために必要なハードウェア
- 6.3 C#からRS-232Cインターフェースを利用する方法
- 6.4 RS-232Cインターフェースを利用する簡易通信プログラムの作成
- 6.4.1 SerialPortコントロールのDataReceivedイベント
- 6.4.2 スレッドとマルチスレッド
- 6.4.3 マルチスレッドとスレッドセーフ
- 6.4.4 デリゲート
- 6.5 デジタルオシロスコープの波形取得プログラムの作成
- 6.5.1 Dockプロパティ
- 6.5.2 コンテナとTableLayoutPanelコントロール
- 6.5.3 SizeModeプロパティ
- 6.5.4 受信した波形データの処理
- 6.5.5 座標変換
- 6.6 通信設定および機器設定の変更
- 6.6.1 メニューの作成
- 6.6.2 フォームの追加
- 6.6.3 PropertyGridコントロール
- 6.6.4 他のフォームの表示
- 6.6.5 モーダルフォームの表示
- 6.6.6 クラスの作成
- 6.6.7 インスタンス変数の作成
- 6.6.8 コンストラクタの作成
- 6.6.9 コンストラクタのオーバーロード
- 6.6.10 プロパティの作成
- 6.6.11 読み取り専用プロパティの作成
- 6.6.12 作成したクラスの利用
- 6.6.13 プログラムの終了
- 6.7 この章の内容を応用するために
Chapter7 GP-IBインターフェースを利用した計測
- 7.1 GP-IBインターフェースの概要
- 7.2 GP-IBインターフェースを利用するために必要なハードウェア
- 7.3 C#からGP-IBインターフェースを利用する方法
- 7.4 デジタルマルチメータの測定値取得プログラムの作成
- 7.4.1 プログラミング・インターフェイスの利用
- 7.4.2 デジタルマルチメータを制御するコマンドの送信
- 7.4.3 ポーリングを使った測定値の取得
- 7.5 計測に時間のかかる場合
- 7.5.1 BackgroundWorkerコントロール
- 7.5.2 DoWorkイベント
- 7.5.3 RunWorkerAsyncメソッド
- 7.5.4 RunWorkerCompletedイベント
- 7.5.5 ProgressChangedイベント
- 7.5.6 CancelAsyncメソッド
- 7.6 デジタルマルチメータ制御用フォームの作成
- 7.6.1 複数のコントロールのイベントに対するイベントハンドラ
- 7.6.2 Timerコントロール
- 7.7 この章の内容を応用するに
Chapter8 USBインターフェースを利用した計測
- 8.1 USBインターフェースの概要
- 8.2 USBインターフェースを利用するために必要なハードウェア
- 8.3 C#からUSBインターフェースを利用する方法
- 8.4 デジタルオシロスコープの波形取得プログラムの作成
- 8.5 この章の内容を応用するために
Chapter9 その他のインターフェースを利用した計測
- 9.1 Ethernet(LAN)
- 9.2 アナログ出力・デジタル出力
第3部 自動計測システム 応用編
Chapter10 自動計測システムの構築
- 10.1複数台の計測機器の制御・計測
- 10.2計測機器の制御・計測プログラムの再利用
- 10.3クラスライブラリの作成
- 10.4デジタルマルチメータユーザーコントロールの作成
- 10.4.1 列挙型の宣言
- 10.4.2 ユーザーコントロールのLoadイベントとDisposedイベント
- 10.4.3 コンストラクタ
- 10.4.4 デジタルマルチメータユーザーコントロールのメンバ
- 10.4.5 プロパティの作成
- 10.4.6 メソッドの作成
- 10.4.7 ユーザーコントロールのテスト
- 10.5プログラマブル電源ユーザーコントロールの作成
- 10.6自動計測システムの構築
Chapter11 Webを利用した計測
- 11.1 Webアプリケーション
- 11.2 Webを利用した自動計測システムの構築
- 11.2.1 温度計測クラスの作成
- 11.2.2 XMLドキュメントコメント
- 11.2.3 Webフォームのデザイン
- 11.2.4 Webフォームのコード
- 11.2.5 Webアプリケーションのデバッグ
- 11.2.6 Webサイトの発行