Software People Best Selection
2008年7月17日紙版発売
Software People編集部 編
B5判/272ページ
定価2,068円(本体1,880円+税10%)
ISBN 978-4-7741-3536-6
ただいま弊社在庫はございません。
書籍の概要
この本の概要
書き下ろし特集
名ばかりプロジェクトマネジメント
十分な権限を与えられずに過酷な長時間労働を強いられる「名ばかり管理職」が社会問題になっていますが,IT業界のプロジェクトマネジャーも例外ではありません。そして,安易にプロジェクトマネジャーを兼務させたり,できるはずのない計画が現場に押しつけられたりというように,プロジェクトマネジメントとは「名ばかり」の状態が多くなっています。本特集では,このようなIT業界の現状について述べるとともに,この状況を改善するにはどうすればよいかについて考察します。
特集
Agileなソフトウェア開発
事前に立てた計画に固執するよりも,変化に柔軟に対応する。必要以上にドキュメントを作成するよりも,対話によるコミュニケーションを重視する。今,ソフトウェア開発の現場では,こうした新しい開発方法が注目を集めています。キーワードはいずれも“Agile”。本特集では,Agileの本質を明らかにするとともに,導入の際の注意点や,品質管理との両立について考察します。
特集
反復型開発のプロジェクト管理
より高品質の製品を,より短期間で開発することが求められる現代のプロジェクトは,過去のプロジェクトに比べると高リスクなものばかりです。こうしたリスクを低減するために,従来のウォーターフォール型開発に代わって反復型開発がとられるようになってきています。本特集では,反復型開発によってプロジェクト管理を成功させるコツとヒントを紹介します。
特集
SCRUMによるプロジェクトマネジメント
現代のソフトウェア開発では,変化に対応するだけでは十分ではない。変化に対応するのは当たり前のことである。求められるのは,変化が自社にとって有利になるような戦略を実現することである。すなわち,変化の利用である。変化を利用するためには,企業や組織はアジャイル(俊敏)でなければならない。
この書籍に関連する記事があります!
- ベスト・セレクション!Software People
- 本書は,「ソフトウェア開発を成功に導くための情報誌」として,2002年に創刊された『Software People』の特別版です。Vol.1からVol.8までに掲載された記事を中心に,書き下ろし特集を追加して再構成したものです。
目次
書き下ろし特集
名ばかりプロジェクトマネジメント
- 第1章:名ばかりプロジェクトマネジャー
- 第2章:誤解がプロジェクトを破綻させる
- 第3章:上流工程はすべて計画活動
- 第4章:本当の計画,名ばかりの計画
特集
Agileなソフトウェア開発
- 第1章:Agileな開発とは
- 第2章:Agile方法論SCRUM
- 第3章:Agile Modeling(AM)
- 第4章:その他のAgile方法論
- 第5章:Heavyweightプロセスについて
- 第6章:適用の際の注意点
- 第7章:AgileとCMM
特集
反復型開発のプロジェクト管理
- 第1章:開発プロジェクトの現実
- 第2章:破綻のシナリオからの脱出
- 第3章:反復型開発のプロジェクト管理【理論編】
- 第4章:反復型開発のプロジェクト管理【実践編】
特集
SCRUMによるプロジェクトマネジメント
- 第1章:SCRUMの誕生
- 第2章:SCRUMのルール
- 第3章:SCRUM&XP,FDD
- 第4章:SCRUMの理論的背景
一般記事
- I Can't Accept Not Trying
『挑戦せずにあきらめることはできない』 - Are Your Lights On?
『ライト、ついてますか』 - Hackers and Painters
『ハッカーと画家』 - Role & Strategy
役割分担が“勝てるチーム”をつくる - Role & Play
ソフトウェア開発の「三権分立」戦略 - Role & Play
アーキテクトの行動原則 - Software as Knowledge
知識創造とソフトウェア開発 - People & Object
オブジェクト指向開発とアーキテクト - Master of the Patterns
パターンの達人 - Software & Art
音楽とソフトウェア開発 - Software & Art
音楽とソフトウェア開発【演奏編】 - Software & Art
オーケストラとプロジェクトマネジメント - Neural Network
人間の考え方,コンピュータの考え方 - Agile Management
『Agile Management for Software Engineering』 - People Oriented
人間系の問題と改善活動 - Road to Consultant
コンサルタントになる方法 - Conference Report
アジャイル開発カンファレンスレポート - People & Culture
コミュニティカルチャーを育てる
この本に関連する書籍
-
SEのための内部統制超入門
内部統制への取り組みは,2008年4月に内部統制報告制度と確認書制度が上場企業に義務づけられて以降,本格化してきています。業務のIT化が進んでいる昨今内部統制へのSE...
-
ソフトウェア開発はなぜ難しいのか―「人月の神話」を超えて
ソフトウェア開発の難しさは今も昔も変わりません。多くの開発プロセスや言語,マネジメント手法が生まれましたが,デスマーチは終わることも減ることもありません。実...
-
実践!アジャイルプロジェクト管理―スクラムではじめる最強エンタープライズ開発
ソフトウェアの品質を高め,納期を早め,コストを下げる手法としてアジャイル開発手法が注目されています。しかし,このアジャイル開発手法は小規模なプロジェクトでの...
-
ソフトウェア技術者の仕事力―対話の重要性とその心得
エンジニアとして,どうお客様と向き合えば良いのか,どう対話していけば良いのか。経験十数年のプログラマが小料理屋の敏腕女将に相談してみました…。その結果は!?
-
ソフトウェア開発で伸びる人,伸びない人
実力をつけて伸びていく人と,素質に恵まれながら伸び悩む人の違いはどこにあるのか? 学歴とソフトウェア開発の関係は? 開発者やコンサルタントとして多くの技術者と...
-
SEの教科書 〜成功するSEの考え方、仕事の進め方
SEの仕事の成否を分けるのは,コミュニケーションとマネジメントだった! 業務システム開発の本質は「人」にあるということをいち早く見抜き,20年以上にわたって開発...
-
[入門+実践]要求を仕様化する技術・表現する技術 ―仕様が書けていますか?
ソフトウェア開発の根本であり工程すべてに関わってくる「要求の仕様化」について,現場で指導にあたる著者がその重要性からじっくりと解説していきます。「要求」とは...