だれにでもわかる素粒子物理
2008年12月12日紙版発売
京極一樹 著
B5判/136ページ
定価1,518円(本体1,380円+税10%)
ISBN 978-4-7741-3708-7
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書籍の概要
この本の概要
2008年9月に稼働をはじめた陽子・陽子衝突型加速器LHCに続き,先日のノーベル物理学賞に日本人が選ばれたことにより,今,サイエンスの話題は素粒子物理学に集まっています。本書は本分野のポイントを,図をふんだんに用いてわかりやすく解説しました。
素粒子物理学の歴史を年表にし,その発展の全体像を俯瞰できるようにしました。もちろん,ノーベル物理学賞を受賞した南部博士の対称性の自発的破れ,小林・益川両博士による6つのクォークの存在予言についても解説しています。さらにはLHCをはじめとする加速器による最新の実験と,力の統一理論への挑戦までを網羅しています。
こんな方におすすめ
- 素粒子のことをよくわからない方
- ノーベル物理学賞の受賞内容を詳しく知りたい方
- 科学,物理に興味のある方
目次
第1章 2008年ノーベル物理学賞と素粒子物理学小史
- 1.1 南部・小林・益川氏の受賞
- 1.2 素粒子物理学小史
第2章 素粒子とは何か
- 2.1 物質を構成するもの
- 2.2 クォークとは何か
- 2.3 クォーク模型とは何か
- 2.4 中間のまとめ
- 2.5 4つの力と素粒子
- 2.6 π中間子とK中間子
- 2.7 クォーク発見の歴史
- 2.8 レプトンとウィークボソンの発見
- 2.9 ファインマン図の見方
- 2.10 ニュートリノの研究
第3章 素粒子理論とはどんなものか
- 3.1 標準模型とは何か
- 3.2 量子力学とは何か
- 3.3 量子電磁力学とは何か
- 3.4 量子色力学とは何か
- 3.5 電弱理論とは何か
- 3.6 素粒子の質量の根源は何か
第4章 最新の素粒子の理論と実験
- 4.1 クォークの崩壊とB中間子
- 4.2 物理法則の破れとは何か
- 4.3 CP対称性の破れの理論と実験
- 4.4 ニュートリノ振動とは何か
- 4.5 標準理論を越えて
- 4.6 LHCとは何か
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