現場の即戦力シリーズプラスチック成形金型設計の基本実務

[表紙]プラスチック成形金型設計の基本実務

紙版発売

A5判/248ページ

定価2,838円(本体2,580円+税10%)

ISBN 978-4-7741-4048-3

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この本の概要

金型は,射出成形をはじめとする多くのプラスチック成形に使われており,その性能の良し悪しがプラスチック成形品の品質や生産性の80~90%を左右すると言われています。今日の金型設計は,3次元のソリッドモデルをベースとしたCAD/CAM システムを使って行うのが一般的です。それによって,従来に比べて大幅な設計時間やリードタイムの短縮が図られています。しかしながら,いかにCAD/CAM などのデジタル技術が進んでも,設計の良し悪しは設計者のアナログ的な構想力や設計センスによって決まります。デジタル技術は設計者の思考を助ける機能はあるものの,それ自体が考えて判断するわけではなく,設計者の命令(指令/指示)通りの仕事を実行するだけだからです。

本書は,プラスチック成形金型や関連する技術,知識を幅広く学べる基礎編と,射出成形金型の骨組みを決める初期検討や構想設計を主体に設計過程における考え方や留意点を具体的に解説した実用編から構成されています。経験の浅い技術者や学生でも広範な内容をやさしく,ある程度の深さまで理解しやすいように表や図を多く取り入れて解説しています。

こんな方におすすめ

  • プラスチック成形金型,射出成形金型に関連する技術者
  • プラスチック成形金型,射出成形金型を修得しようとしてる訓練生および学生
  • ものづくり全般に関わる技術者・学生

本書のサンプル

本書の一部ページを,PDFで確認することができます。

著者プロフィール

福島有一(ふくしまゆういち)

中央大学理工学部精密機械工学科卒業。現在,福島技術士事務所所長,株式会社日本開発サービス調査部主任研究員。

資格:技術士(機械部門)登録番号20006 号,財団法人海外貿易開発協会(JODC)登録専門家

加入団体:(社)日本技術士会,型技術協会,プラスチック工業技術研究会

主な著書:『これだけは知っておきたい金型知識』(2008 日刊工業新聞社),『金型工作法(共著)』(2008社団法人 雇用問題研究会),『プラスチック金型設計Q & A(共著)』(2006 日刊工業新聞社),『よくわかるプラスチック射出成形金型設計』(2002 日刊工業新聞社)