技評SE選書シリーズビジネスの基本を知っているSEは必ず成功する【第二版】

[表紙]ビジネスの基本を知っているSEは必ず成功する【第二版】

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四六判/224ページ

定価1,628円(本体1,480円+税10%)

ISBN 978-4-7741-4141-1

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書籍の概要

この本の概要

顧客から信頼され,プロジェクトをスマートに成功させるSEと,仕様変更に振り回されるSEの違いは,仕事に対する考え方にあった!「業務システム開発の目的は,最新技術の適用ではなく,顧客業務の改善である」という哲学に基づき,SEの仕事をあらゆる角度から分析しながら,成功への道すじを示す。初版の内容に加え,SE自身の成長戦略を提案する「人と組織のWin-Winマネジメント」を新たに収録し,ますます充実した第二版。

こんな方におすすめ

  • SEになりたての人
  • SEとしてレベルアップしたい人
  • SEになりたい学生

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SEのための選書シリーズ~技評SE選書~好評発売中
システム開発とは文章作成である。と言ったら過言ですが,それに近いことは言えなくもありません。とくに上流工程においてはそうです。

目次

  • 第二版への序文
  • 初版のまえがき

第一部 ビジネスの基本を知っているSEは必ず成功する

第1章 「能力」と「実力」の違いを心得よ

  • メモ用紙に期待を書き留める/期待に応える準備をする/成長するかどうかは自分次第/社会人としての常識を身につける/「自分らしさ」を見失わない作戦を立てる/SWOT分析/自分自身を客観的に見る材料を準備する/ソフトウェア業界の動向/BRICsの台頭/国際競争力の欠如/競争社会の掟/ぬるま湯的な姿勢を捨てる/継続は力なり/基礎的な技術力を確実に身につける/ビジネスでは情報の量より質が重要/成果物には二種類ある/意思疎通のまずさが失敗を招く/能力だけでは中途半端/時間を投資する

第2章 価値を決めるのは「買い手」である

  • お客様の視点から考える/お客様のニーズを満たしているか/価値を決めるのは売り手ではなく買い手/仕事の進め方が多様化/組織とのつきあい方/お客様のビジネスを理解する/給料はなぜもらえるのか/支払う側の立場から考える/自分の給料は自分で稼ぐ/本物の実力を身につけるには/一人の力には限界がある/競争に勝つ力をつける/成功への道筋を紙に書く/自信過剰で墓穴を掘るな

第二部 要求をチャンスに変える仕事術

第3章 「稼げる自分」を意識せよ

  • 要求にどのように対応するか/要求に対する自分の位置を確認する/仕事の成立/要求が先に出るべきか/とらえ方次第で状況は一変する

第4章 お客様の「欲求」を理解せよ

  • AIDMAの法則/仕事の中で経験する「購買心理」/要求を確実にとらえるには/業務システムと業務プロセス/ビジネスイベントの仕組み/ビジネスでは規模とスピードが重要/ビジネスの付加価値は数字/ITを素材にした表現力が問われる/お客様がSEに期待すること
  • 第5章 要求を「提案」せよ

    • 欲求と要求の違い/要求とRFP/合意形成の手順を明確にする/要求自体の抱える問題/変更される要求/過ぎ去りし日々への郷愁/変更される前に提案せよ/要求の提案がSEの価値を高める/ITとビジネスの本当の関係/ビジネスプロセスの変革/要求を顧客満足に導く/費用対効果と移行の問題/受け身から提案型へ

    第三部 SEに20代で身につけてほしいこと

    第6章 新しい視点に基づく「構想力」

    • 2007年問題以降のIT業界/文系からITの世界へ/SEは文系でも大丈夫/論理的思考力が必要/プログラミングの学習/財務会計や業務の知識を習得/将来を描いた設計図を導き出す/ビジネスではフローが重要/新たな需要を創造する/日本を知るために世界を学ぶ

    第7章 やりたい仕事の「提案力」

    • 確実な成功法などない/IT大国インドの衝撃/キャリアパスを考える/アーキテクチャとアーキテクト/自分を成長させる/やりたい仕事は自分で提案する/身につけるべき基本/(1)および(2)(IT関連の知識)/(3)ビジネス知識/(4)英語/(5)これから伸びる分野の理解/(6)自分の向き不向きに対する理解/健康(体力)と人との接し方/現場と結びつけて考える/最高の先輩を探す/竪穴式住居と超高層ビル/プログラムを書くだけでは足りない/アーキテクチャとは

    第四部 人と組織のWin-Winマネジメント

    第8章 こんなプロジェクトに属していて大丈夫か?

    • 自分を活かしてくれる機会/思いを実現するには/あるプロジェクトの例/リスクを背負った船出/混乱の発生/混乱と熱意が錯綜する日常/後退か前進か/伸びる組織/貴重なエネルギーをどう活かすか

    第9章 もっと自分を活かすことを工夫する

    • 自分の市場価値を知る/グローバル思考が必要/自分の能力を高めるには/自社の期待能力・目標を表す/CMMやIDEALの活用/どうしようもない組織の場合

    第10章 組織と共にある自分を活かす

    • 人の強みが組織の強み/自己の目標設定と組織目標の共有/コンピテンシーとWin-Winのシナリオ/能力の自己診断と評価/仕事や教育による能力強化/測定と評価

    第11章 自分と組織のコンピテンシーを高める

    • 体系的な仕組み/People CMMの概要/人と組織が共に成長するモデル/あるインドの企業の例/消えつつある参入障壁/成長を助ける仕組みを活用する

    第12章 ひと・もの・かね・仕組みの効果的マネジメント

    • アイデアとシナリオが必要/ひと・もの・かね・仕組み
    • あとがき

    著者プロフィール

    前田卓雄(まえだたくお)

    匠システムアーキテクツ株式会社代表取締役。外資系コンピュータベンダのシステムエンジニア,デロイトトーマツコンサルティングを経て,独立。主にハイテク企業,大手システムインテグレータ,大手組込みソフトウェア開発ベンダにおいて,プロジェクト管理・プロセス改善・支援環境構築改善に関与。バグ削減・欠陥予防・ソフトウェア生産性向上,人材育成,要求開発・競争力向上コンサルティングに従事。