しくみ図解 ワイヤレスが一番わかる
- 小暮裕明,小暮芳江 著
- 定価
- 2,068円(本体1,880円+税10%)
- 発売日
- 2012.4.12
- 判型
- A5
- 頁数
- 224ページ
- ISBN
- 978-4-7741-5011-6
サポート情報
概要
現在の情報化社会になくてはならないワイヤレス技術。リモコンやワイヤレスマイクは、身近なワイヤレスとして知られています。しかし、近年、ワイヤレス電力の実用化、医療機器のワイヤレス化、ワイヤレス・センサ機能、ワイヤレス・モニタリングなど、ワイヤレス技術を使った用途が広がりを見せています。本書では、ワイヤレスの基礎知識から、音や画像、データなどを送る仕組み、具体的な応用例、標準との関係、安全性、次世代ワイヤレス技術などについて、写真やイラスト、コラムをまじえて、やさしく解説します。
こんな方にオススメ
- 電波、通信業務に携わっている方全般(技術者以外の営業系の方なども含みます)
- 携帯端末などワイヤレス通信に興味のある方、その方面に進もうとしている方
目次
1章 ワイヤレスの基礎知識
- 1 ファラデーの電磁誘導の発見
- 2 マクスウェルの大予言
- 3 ヘルツの実験
- 4 マルコーニの遠距離通信
- 5 テスラの公開無線伝送実験
- 6 電波とは
- 7 ワイヤレス通信の歩み
- 8 ワイヤレスとアンテナ
- 9 ワイヤレス技術の進化
- 10 ワイヤレスの通信距離
- 11 ワイヤレスの通信速度
- 12 ワイヤレスの消費電力
- 13 光による通信
- 14 ワイヤレスLANの普及
- 15 様々なワイヤレス・システム
- 16 ワイヤレスで広がる世界
2章 ワイヤレスの不思議
- 1 音を伝えるしくみ
- 2 画像を伝えるしくみ
- 3 動画を伝えるしくみ
- 4 電力を伝えるしくみ
- 5 デジタル化の流れ
- 6 大容量のデータを送信する
- 7 電子機器間での電波干渉
- 8 電波の混信
- 9 電波とノイズ
- 10 周辺機器へ与える影響
3章 広がるワイヤレス技術
- 1 赤外線ワイヤレス
- 2 ワイヤレスマイク
- 3 コードレス電話と携帯
- 4 ワイヤレスUSB
- 5 ワイヤレスシアター
- 6 ワイヤレスTV
- 7 ワイヤレス防犯カメラ
- 8 ワイヤレスヘッドフォン
- 9 ワイヤレスマウス
- 10 ワイヤレスキーボード
- 11 3GワイヤレスWAN
- 12 ワイヤレス・ルーター
- 13 ワイヤレス・プリンター
- 14 ワイヤレス充電
- 15 医療のワイヤレス化
- 16 ワイヤレス・テレメトリー
- 17 高速ワイヤレス通信
- 18 多様化するワイヤレス・ネットワーク
- 19 ZigBeeによるワイヤレスシステム
4章 ワイヤレスを安全に利用する
- 1 セキュリティ対策
- 2 暗号化通信
- 3 電波の周波数が不足している
- 4 電波法違反?
- 5 電波監理とは
- 6 電波を監視するシステム
- 7 電波の不法な使い方<違法電波
- 8 電波障害とその対策
- 9 技適マーク
- 10 無線基地局
- 11 安全なワイヤレスの利用
5章 ワイヤレスの標準
- 1 世界標準規格
- 2 通信規格の世代とは
- 3 無線通信の国際標準
- 4 無線通信のプロトコル
- 5 様々な無線規格
- 6 電気通信事業者
- 7 電波法を知る
- 8 電波の利用料金
6章 次世代ワイヤレス技術
- 1 スマート・アンテナ
- 2 次世代のワイヤレスLAN
- 3 クラウド端末
- 4 4G(第4世代)携帯電話の実用化
- 5 次世代高速無線通信技術
- 6 次世代道路交通システム
- 7 快適な電波利用社会
- 8 進化を続けるワイヤレスの世界
- 9 ワイヤレス通信の近未来
プロフィール
小暮裕明
小暮技術士事務所所長。技術士(情報工学部門)、工学博士(東京理科大学)、特種情報処理技術者、電気通信主任技術者。
1952年 群馬県前橋市に生まれる。1977年 東京理科大学卒業後、エンジニアリング会社で電力プラントの設計・開発に従事。2004年 東京理科大学講師(非常勤)現在、コンピュータ・ネットワーク、他を担当。現在、技術士として技術コンサルティング業務、セミナ講師等に従事。
小暮芳江
1961年 東京都文京区に生まれる。1983年 早稲田大学第一文学部中国文学専攻卒業後、ソフトウェアハウスに勤務。1992年 小暮技術士事務所開業で所長をサポートし、現在電磁界シミュレータの英文マニュアル、論文、資料などの翻訳・執筆を担当。