大人の自由時間(大人の自由時間mini)シリーズスポーツ自転車でまた走ろう!
〜一生楽しめる自転車の選びかた・乗りかた

[表紙]スポーツ自転車でまた走ろう! 〜一生楽しめる自転車の選びかた・乗りかた

紙版発売
電子版発売

B6判/160ページ

定価1,408円(本体1,280円+税10%)

ISBN 978-4-7741-7583-6

電子版

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書籍の概要

この本の概要

スポーツ自転車はすっかり定着していますが,日本ではなぜか最新・最速のロードバイクの話題が中心です。でもレースに出て勝つのがあなたの目的ですか? 無理してジャージにビンディング,きつい前傾姿勢で乗らなくてもいいのです。シングルスピードやMTB,折り畳み,シクロクロスなど,シーン応じて魅力的な自転車はたくさんあります。いま海外発の肩の力を抜いたスポーツ自転車のムーブメントが日本に広がってきています。楽しみ方はひとつじゃない,多彩な大人のスポーツ自転車生活の入門書です。

こんな方におすすめ

  • 大人になってまたスポーツ自転車に乗りたい方
  • ロードレーサー以外の自転車の選択肢を探している方
  • 簡単なメンテナンスや調整は自分でできるようになりたい方
  • 自転車での旅や輪行を気楽に楽しみたい方

著者の一言

ロードバイクのブームにより,スポーツ自転車に乗る人は増えた。しかし,今の日本を見るとその進化はガラパゴス的であり,文化として定着するにはまだまだ時間が必要と感じた。生活を豊かにする道具,友達との関係を良好にする言語として,自転車に乗る人がひとりでも増えたら。そう願って,この本を書いた。
自転車は整備さえしていれば,なんでもいい。大切なのは気持ちをユルくすることだけ。自分を解放して,ただペダルを踏めばいい。そして,恥ずかしがらず,いろいろな店や,いろいろな仲間の中に入っていけばいい。
(「はじめに」より)

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本書のサンプル

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目次

Chapter1 さらば,ロードバイク至上主義

  • 1 競うのをやめれば「自由」が見えてくる
  • 2 パーツにお金をかけなくても自転車は楽しい
  • 3 ロードバイクは体を鍛えてこそ乗りこなせる本気のマシン
  • 4 前傾姿勢は首を痛める
  • 5 ロードバイクはデイパックを背負うことを想定していない
  • 6 自転車を軽さだけで選んではいけない
  • 7 自転車はもっとユルく乗りませんか?

Chapter2 買う前に知っておくべきこと

  • 1 簡単な修理は自分でするくらいの気持ちで
  • 2 自転車とは大きな棚。引き出しは増え続けている
  • 3 スポーツ自転車は室内で保管する
  • 4 自転車のフレームには寿命がある
  • 5 フレームの素材は鉄にかぎる
  • 6 フレームの設計しだいで上りは楽になる
  • 7 軽い自転車よりも重いほうが楽に走れる
  • 8 購入前には変速機よりもタイヤをチェックすべき
  • 9 自転車の性能は買う店によって異なる
  • 10 スポーツ自転車の価格的な狙い目は?
  • 11 覚えておいたほうがいい各部の名称は?
  • 12 高級パーツ=使いやすいということではない
  • 13 クロスバイクは万能自転車なのか?
  • 14 パーツを組み替えるとさまざまな用途に対応できる

Chapter3 楽しい乗りかた,走りかた

  • 1 サドルを高くして脚の回転をスムーズに
  • 2 ビンディングペダルは自転車に慣れてから
  • 3 ハンドルとステムを交換して前傾姿勢をゆるめる
  • 4 細くて柔らかいグリップにすると疲れにくくなる
  • 5 お尻が痛いのはほんとうにサドルのせい?
  • 6 タイヤの空気は毎日充填する
  • 7 中高年は重いギアを踏んではいけない
  • 8 思い切って変速機を取り外してみよう

Chapter4 自転車旅=小さな冒険の始めかた

  • 1 自転車に乗ることは冒険なんです
  • 2 最初は15kmまでをゆっくり走る
  • 3 立ち寄りたいスポットを地図に書きこむ
  • 4 時速10㎞でルートの走行時間を算出する
  • 5 走るだけのウェアより一日を快適に過ごせるウェアを
  • 6 ヘルメット着用はケースバイケースで
  • 7 大型バッグを背負うと遊びが広がる
  • 8 輪行するときには周囲の人に最大限の配慮を
  • 9 水と食料の補給は早め早めに
  • 10 自転車は道路の左側を走る
  • 11 公道では,ほかのサイクリストを警戒せよ
  • 12 スタンドがないスポーツ自転車はどう駐輪する?
  • 13 旅先では雄弁になろう
  • 14 水がいい街は決まって食もいい
  • 15 お土産を買うと同時に土地の情報を聞きだす
  • 16 快適なのは気の合う同士の二人旅
  • 17 道は世界に広がっている

著者プロフィール

山本修二(やまもとしゅうじ)

1963年東京都生まれ。ライター。サイクリスト。
1980年代初頭,日本のBMX草創期から選手としてレースに出場。「マングース」の初代契約ライダーとして国内レースで42勝。その後,編集プロダクションに入社し,執筆活動を開始する。80年代後半は,日本に入ってきたばかりのMTB(マウンテンバイク)に熱中し,第1回全日本選手権からプライベート選手として参戦。カリフォルニア,ハワイ,カナダのレースにも遠征し,本場の楽しみ方,自転車がある豊かなライフスタイルについて学ぶ。28歳で独立してフリーランスとなり,雑誌を中心にさまざまな媒体で執筆している。ドイツ,イギリス,イタリア,オランダ,アメリカ,台湾などに渡航して,自転車ブランドの創始者にインタビューするほか,各国の自転車に関するインフラについても取材。近年は,シングルスピード,フォールディングバイク,MTB,ロングテールバイク,ファットバイクなどを用途によって使い分け,ツーリングや自転車散歩をマイペースで楽しんでいる。
ホームページ:http://www.bike-shu.com/