生物ミステリー(生物ミステリー プロ)シリーズそもそも島に進化あり

[表紙]そもそも島に進化あり

紙版発売
電子版発売

A5判/264ページ

定価2,068円(本体1,880円+税10%)

ISBN 978-4-7741-8250-6

電子版

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この本の概要

『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』で好評を博した川上和人先生の著作・第二弾。
今回扱うトピックは「島における生物の進化」。

海に囲まれている小さな陸地,それが「島」。
海という大きな障壁があるにもかかわらず,島には生物がいる。
彼らはどこから,どのような冒険をして島にやってきたのだろう?

運良く島までたどりつけた生物たちは,やがで“独自”の進化を模索する。
それはいったいなぜなのか?

試行錯誤を繰り返し,微妙なバランスを保ちながら生きる島の生物たち。
その事実の果てに,島では何が起こるのか?

離島の鳥類を研究する専門家が,実際の経験で感じた「島」という存在。
その「島」で繰り広げられる生物たちの動向を,ユーモアあふれる語り口で,軽快に解説。
鳥類学者が見つけた「島」という箱庭,そこにはどんな不思議な世界が広がっているのでしょう。

こんな方におすすめ

  • 「島」の生物進化に興味のある方
  • 島の誕生から終焉に思いをはせたい方
  • 島はとりあえずでもよいけれど,「隔離された環境」に関心のある方

著者プロフィール

川上和人(かわかみかずと)

森林総合研究所・主任研究員。
カフェインと女性に滅法弱い鳥類学者。夜眠れなくなると困るので,会議ではデカフェで御願いします。
島の秘密と幸せを探し続けて20年,職場の名称通り森林の研究が本務である。
島の岩場はいつか森になる日を夢見ている。海はいずれ蒸発して雨となり森に降り注ぐ。遠く未来を見通せば世界の全てが研究対象。
著書に『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』(技術評論社)などがある。