数学への招待シリーズ分数と小数から広がる整数の世界
~フェルマーの小定理からアルチン予想まで~
2016年11月12日紙版発売
2016年11月12日電子版発売
中島匠一 著
四六判/176ページ
定価1,848円(本体1,680円+税10%)
ISBN 978-4-7741-8528-6
書籍の概要
この本の概要
循環小数は,小数点以下の一部が繰り返し現れる小数です。たとえば0.99999…を見たことはありませんか?1/7=0.142857142857……も循環小数で「142857」が繰り返し無限回現われています。そしてこの数をよく観察してみると最初の3つの数「142」と後半の3つの数「857」は足して「999」になるという不思議な性質を持っています。これは,整数を整数で割ったときの余りに着目する“合同”という概念が関係しています。循環小数は割る数や割られる数の性質とどのように関係しているのでしょうか。本書では分数や小数のしくみと性質を探りながら,整数の魅力に迫っていきます。
こんな方におすすめ
- 整数に興味がある人
- 数学入門として数を学びたい人