情報処理技術者試験シリーズ平成29年度 システムアーキテクト合格教本
2017年2月16日紙版発売
2017年2月16日電子版発売
金子則彦 著
A5判/688ページ/CD1枚
定価3,630円(本体3,300円+税10%)
ISBN 978-4-7741-8749-5
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書籍の概要
この本の概要
システムアーキテクトは,基本情報,応用情報の上位に位置付けられる,開発系資格の最高峰の試験です。論文執筆が必須となる本試験では,より質の高い論文を書くことによって,合格に近づくことができます。その対策として,本書では主に論文のポイントや受験テクニック的なものを多く紹介しています。付属CD-ROMには,過去4年分の問題の解答・解説を収録。解答用紙も収録し,本番さながらの準備や模擬対策もばっちりできます。
こんな方におすすめ
- システムアーキテクト試験を受験する方
- 記述・論述対策がこれからの人
著者の一言
システムアーキテクト試験は,名前のとおり,システムのアーキテクチャを設計する人材の能力を評価する試験です。システムアーキテクトが担当する業務の中核は,要件定義・外部設計・総合テスト・移行設計です(ただし,データベーススペシャリスト・ネットワークスペシャリスト・情報処理安全確保支援士が担当する部分を除く)。いわゆるSE(システムエンジニア)の仕事であると解釈してもかまいません。ITベンダに勤務するエンジニアの多くは,基本情報技術者試験→応用情報技術者試験→システムアーキテクト試験の順に合格されるキャリアパスを想定していると思われます。その点を考慮すれば,システムアーキテクト試験は,ITベンダの係長職もしくは課長職である方々もしくはその候補者が受験する試験であるともいえます。 システムアーキテクト試験は,国家試験である性格上,特定のITベンダ(例えば,マイクロソフト社)の製品に関する問題は出題されません。したがって,広く一般的な要件定義・外部設計等に関する知識があれば十分に合格できます。ただし,この“広く一般的な”という点が,問題を難しくしている側面もあります。実務では,業務に必要な知識の範囲が狭く深く,ITベンダの製品に依存しているケースが多いからだと思われます。 そこで,本書は“広く一般的な”知識を要求される試験問題に焦点を合わせ,特に午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱ試験に役立つ構成としました。 本書の特徴は,次の3点です。
- ① 出題ジャンル別に試験問題を並べ替え,イメージが湧きやすくなるように配置しています。
- ② 午後Ⅰ(記述式)については,なるべく別解や間違った解答に関する解説も入れ,別解の許容範囲が理解できるようにしています。
- ③ 午後Ⅱ(論述式)については,論文を書く手順や守らねばならないルールを示し,わかりやすさを狙って,同じシステム開発事例に基づいた論文例を掲載しています。
目次
- はじめに
- 付属CD-ROMの使い方と注意事項
試験ガイダンス
- 1 システムアーキテクト試験の概要
- 2 午前Ⅰ対策
午前Ⅱ問題
- 1 午前Ⅱ対策
- 2 企画・計画
- 3 要件定義
- 4 機能設計
- 5 概念データモデル設計
- 6 プログラム構造設計
- 7 レビュー・テスト
午後Ⅰ問題
- 1 午後Ⅰ対策
- 出題傾向/問題文・設問文の傾向/問題へのアプローチ/解答をまとめるアプローチ例/午後Ⅰ問題の演習方法
- 2 販売・購買業務
- 3 物流・在庫業務
- 4 店舗管理業務
- 5 会計業務
- 6 移行
- 7 システム開発管理業務
- 8 組込みシステム
- 9 その他
午後Ⅱ問題
- 1 午後Ⅱ対策
- 出題傾向/問題選択のポイント/問題のスタイル/解答字数と解答時間の配分/試験場での問題選択/“論述の対象とする計画又はシステムの概要”の書き方/論文構成(下書き)の書き方/設問アの書き方/設問イ“分析・設計において工夫した点”の書き方/設問ウの書き方/論文構成(下書き)の書き方/論文例/採点基準と採点のポイント/演習方法/本文をもっと上手に書くコツ
- 2 要件定義
- 3 システム間連携
- 4 標準化・部品利用
- 5 外部設計・内部設計
- 6 テスト
- 7 移行
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