ずかん
ずかん
海外を侵略する 日本&世界の生き物
- 今泉忠明 監修
- 定価
- 2,948円(本体2,680円+税10%)
- 発売日
- 2017.7.25
- 判型
- B5
- 頁数
- 128ページ
- ISBN
- 978-4-7741-9076-1
概要
ミドリガメ、ブラックバス、アメリカザリガニなど、日本国内で猛威をふるう海外の生物たち。
島国でのんびり暮らしていた生物が海千山千の外来生物にコテンパンにされる・・・・・・という図式は、もはや日本人の共通認識として確立している感があります。
しかし、日本の生き物も負けてはいない。
海外を侵略しまくって大迷惑! なんていう日本の生き物、案外たくさんいるのです。
日本でのんびり暮らしているとおぼしき生き物も、環境が変われば海外の在来種を駆逐する危険な力を秘めています。
本書は、そんな日本の生き物を中心に、「海外を侵略している外来生物」に着目します。
なにがきっかけで海外に渡っていったの?
現地では問題ないのになぜ海外で猛威をふるっているの?
侵略的外来生物に対する海外の対策は?
小学校高学年でもわかる平易な文章と、コミカルなイラストで、日本&世界発の海外侵略生物を解説。
私たちの身近にいる生き物が、海外で大暴れしているかもしれませんよ。
『ずかん 海外を侵略する 日本&世界の生き物』のココを見てほしい
◆日本の生き物を中心とした、海外での侵略的外来生物の情報が満載
◆コミカルなイラストで、「なぜ侵略できるのか」が理解できる
◆海外での対策、成功例&失敗例が載っているので、調べ学習に最適!
◆私たちは、一体何をすべきなのだろう・・・。一緒に考えてみるのもあり。
『ずかん 海外を侵略する 日本&世界の生き物』概要(詳しくは目次をご覧ください)
◆第1章_外来生物って何だろう?
◆第2章_日本&アジアで身近な世界の外来生物
◆第3章_世界をかけめぐる外来生物
- オセアニア
- 北アメリカ
- 中央・南アメリカ
- ヨーロッパ
- アフリカ
- アジア
こんな方にオススメ
- 日本の生物が海外で大迷惑!? という情報を知りたい方
- 海外における外来生物の対策に関心のある方
- 同じ生物でも、問題が出る国、出ない国の違いって何だろう? この点に興味のある方には特にオススメです
目次
- この本の使い方
- 用語解説
- はじめに
第1章 外来生物って何だろう?
- 外来生物はどんな生き物?
- 外来生物の影響は・・・・・・?
- コラム_身近なかわいいペットたちも!? あれもこれも外来生物
第2章 日本&アジアで身近な世界の外来生物
- タヌキ ニホンジカ ヤギ クマネズミ マガモ オシドリ スズメ イエスズメ カワラバト シラコバト
- コラム_散歩に出かければ、外来生物だらけ! 身近な外来生物を探してみよう!
- コイ キンギョ ハナミノカサゴ モツゴ カラフトマス スズキ マハゼ アカオビシマハゼ タウナギ ドジョウ ホソウミニナ イソガニ キヒトデ エボヤ
- コラム_みんな、おいしく食べている! 世界の外来生物料理
- ナミテントウ ナナホシテントウ マメコガネ ナミアゲハ サイカブト マイマイガ ヒトスジシマカ ツヤハダゴマダラカミキリ フタモンアシナガバチ キオビクロスズメバチ イエヒメアリ
- コラム_多摩川がタマゾン川に!? 自然に放たれたペットたち
- クズ イタドリ ワカメ ブタクサ エゾミソハギ スイカズラ ダンチク カナムグラ ネズミモチ イシミカワ ススキ メギ ハマナス カエルツボカビ
- コラム_外来生物がもたらす脅威! 在来生物や人がかかる感染症
第3章 世界をかけめぐる外来生物
- アナウサギ アカギツネ オコジョ フェレット フクロギツネ カダヤシ インドハッカ オオヒキガエル ヒアリ イボタノキの仲間 ギンネム セイロンマンリョウ センニンサボテン サンショウモドキ ランタナ
- ノブタ ヌートリア ホシムクドリ
- コラム_外来種ミナミオオガシラの大きな影響 グアムの固有種を守れ!
- コラム_ハイビスカスもブーゲンビリアも!? ハワイらしい植物も外来種
- モザンビークティラピア タイセイヨウサケ コキーコヤスガエル ハリエニシダ
- コラム_多様な固有種のいる世界遺産 ガラパゴス諸島の危機
- トウブハイイロリス ミシシッピアカミミガメ チュウゴクモクズガニ
- ヒマワリヒヨドリ
- コラム_ナイルパーチが引き起こした ビクトリア湖の悲劇
- コラム_意外に少ない? マダガスカル島の外来種
- コラム_経済発展により加速!? 500種以上に侵入された中国
- コラム_外来生物から生態系を守るために・・・・・・ わたしたちにもできること
- 世界に大きな影響をおよぼす生き物たち 世界の侵略的外来生物ワースト100
- 日本にもさまざまな種が侵入! 日本の侵略的外来生物ワースト100
オセアニア
北アメリカ
中央・南アメリカ
ヨーロッパ
アフリカ
アジア
プロフィール
今泉忠明
監修。
東京水産大学卒業。
国立科学博物館でほ乳類の分類を学び、上野動物園の解説員などを経て、現在、日本動物科学研究所所長などを務める。
各地のフィールドで小型ほ乳類の生態・行動などを調査。
著書に『外来生物最悪50』(ソフトバンククリイエティブ、サイエンス・アイ新書)など多数。