しくみ図解シリーズ防火・消火・耐火が一番わかる
2021年1月9日紙版発売
2021年1月9日電子版発売
榎本満帆,浅川新 著
A5判/176ページ
定価2,068円(本体1,880円+税10%)
ISBN 978-4-297-11763-4
書籍の概要
この本の概要
日常生活を安全に送るために,火災に関する知識が重要ですが,防火・消火・耐火について意外と知られていないようです。そのために火災被害を増大させてしまったり,最小限の被害に止めることができなかったりします。本書は,防火,消火,耐火の基本的な知識をしっかりと身につけ,火災を起こさないためのポイント,また万が一火災が起きても被害を最小限に止めるための基本的な知識を紹介します。物が燃える等燃焼のしくみを理解することから解説をはじめ,防火や消火のメカニズムとともに,防火・消火設備についても説明します。
こんな方におすすめ
- 防火担当責任者・火元責任者,防火管理者(国家資格)の取得を目指している方,各地域の消防団員,自衛消防隊員,防火設計者
本書のサンプル
本書の紙面イメージは次のとおりです。画像をクリックすることで拡大して確認することができます。
目次
第1章 火災のメカニズム
- 1 燃焼とは
- 2 燃焼生成物と人体への影響
- 3 出火原因と火災発生のメカニズム
- 4 火災進展のメカニズム
第2章 防火の基本
- 1 防火とは
- 2 リスク管理と維持管理
- 3 出火防止
- 4 発見・通報
- 5 初期消火
- 6 避難経路
- 7 煙制御
- 8 区画① 防煙区画と防火区画
- 9 区画② 防火区画の種類と防火設備
- 10 耐火
- 11 隣接建物への延焼防止
第3章 火災覚知と通報及び避難
- 1 自動火災報知設備
- 2 非常警報設備
- 3 非常放送設備
- 4 ガス漏れ火災警報設備
- 5 漏電火災警報設備
- 6 非常コンセント設備
- 7 誘導灯と誘導標識
- 8 避難器具① 設置目的と基準
- 9 避難器具② 避難器具の種類
- 10 煙制御システム
第4章 消火の基本と設備
- 1 消火のしくみ
- 2 消火剤の種類
- 3 除去消火
- 4 窒息消火
- 5 冷却消火
- 6 抑制消火
- 7 消火器
- 8 消火栓
- 9 スプリンクラー設備
- 10 動力消防ポンプ設備
- 11 消防用水
- 12 連結送水管
- 13 連結散水
- 14 簡易消火用具
第5章 点検・維持管理
- 1 防火管理と定期点検
- 2 防火対象物の防火管理業務
- 3 防火対象物点検
- 4 消防用設備等の点検
- 5 防火設備定期検査報告
第6章 耐火の基本
- 1 耐火性能
- 2 耐火建築物
- 3 準耐火建築物
- 4 鉄骨造の耐火
- 5 鉄筋コンクリート造の耐火
- 6 木造の耐火 ①燃焼性状と設計法
- 7 木造の耐火②超高層木造の動向と展望
- 参考資料-1 過去の火災事例
- 参考資料-2 消防法施行令別表第一
- 参考資料-3 消防庁 令和元年(1〜12月)における火災の概要(概数)