図解即戦力シリーズ図解即戦力
保険業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書
[改訂2版]
[改訂
2023年6月29日紙版発売
2023年6月29日電子版発売
GVフィナンシャル研究会 著,平野敦之 監修
A5判/256ページ
定価1,760円(本体1,600円+税10%)
ISBN 978-4-297-13599-7
書籍の概要
この本の概要
業界関係者や就活生必須となる業界知識をオールカラー&図解でわかりやすく解説する「図解即戦力 保険業界」の最新版です。本書では,まず保険とは何かといったところから,生保・損保それぞれにビジネスのやり方,儲けのしくみを理解します。次に企業の組織・業務,内部で働く人の仕事内容といった現場の実情を知ることができます。さらに今後も成長が見込まれる第三分野の保険やダイレクト保険,海外進出の目論見,保険会社の規模やグループ関係,テクノロジーを活用したインシュアテックなども網羅しており,基礎知識から最新動向までを無理なく理解できます。
こんな方におすすめ
- 保険業界に就職/転職を考えている人
- 進出を考えている経営者・起業家
- 取引・協業関係者
本書のサンプル
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- サンプルPDFファイル(3,696KB)
目次
Chapter 1 保険業界を取り巻く環境
- 01 人生100年時代に求められる保険
- 02 契約高と保険料収入の推移からみる保険市場の現状
- 03 再編を繰り返す激動の保険業界
- 04 2025年問題と2035年問題
- 05 保険料の値上げラッシュ問題
- 06 保険乗合代理店の急成長
- 07 ネット炎上保険や自転車保険など損害保険の新しいニーズ
- 08 かんぽ生命・共済の動向
- 09 海外進出に活路を見出す保険会社
Chapter 2 保険の基礎知識
- 01 保険の始まり
- 02 保険のしくみは相互扶助が基本
- 03 公的保険と民間保険の違い
- 04 生命保険と損害保険の違い
- 05 保険の種類と特徴
- 06 「保険数理」で決まる保険料
- 07 金融ビックバンの基本思想
- 08 日米保険協議とメガ損保グループの誕生
- 09 算定会制度の見直し
- 10 保険会社の破たんと保険契約者保護機構の創設
- 11 財務体質の改善と外資系保険会社の参入
- 12 第三分野保険市場の拡大
- 13 契約者保護を定めた「保険法」
- 14 保険会社を監督するルール「保険業法」
Chapter 3 生命保険の基礎知識
- 01 生命保険とは
- 02 保険料は「予定基礎率」から算定
- 03 生命保険と物価上昇の関係
- 04 掛け捨て保険と積み立て保険の違い
- 05 死亡保障から生存保障へと変化する生命保険商品
- 06 個人保険と団体保険の違い
- 07 保険金が支払われるケースと支払われないケース
- 08 保険金が支払われない告知義務違反
- 09 押さえておきたい生命保険の専門用語
- 10 生命保険業界再編の動き
Chapter 4 生命保険会社のビジネスのしくみ
- 01 生命保険会社の利益の構造
- 02 生命保険契約の基本
- 03 剰余金が還元される配当金のしくみ
- 04 責任準備金と解約返戻金
- 05 逆ザヤの構造とその解消
- 06 外貨建て保険のしくみ
- 07 保険の種類① 掛け捨てが基本「定期保険」
- 08 保険の種類② 貯蓄性が高い「養老保険」
- 09 保険の種類③ 遺族保障に優れた「終身保険」
- 10 保険の種類④ 公的年金を補完する「個人年金保険」
- 11 保険の種類⑤ まだまだある「その他の生命保険」
- 12 保険の種類⑥ 病気に備える「医療保険」
- 13 保険の種類⑦ 入院や手術でも安心「がん保険」
- 14 保険の種類⑧ 長寿社会の切り札「介護保険」
Chapter 5 生命保険業界の仕事と組織
- 01 人の人生に関わる商品を提案する仕事
- 02 日本の生命保険会社は本社–支社–支部の三層構造
- 03 残業や転勤も多いが好待遇の生保業界
- 04 生命保険業界の基本データ
- 05 生保ビジネスは保険業務と金融業務が両輪
- 06 生保業界でのキャリアパス
- 07 女性社員の戦力化のための環境づくり
- 08 代理店営業と法人営業
- 09 会社の屋台骨を支える「営業部門」
- 10 生保営業の代名詞「保険外交員(生保レディ)」
- 11 運用して収益を上げる「資産運用部門」
- 12 魅力ある保険で他社と差別化「商品開発部門」
- 13 営業を裏で支える「後方支援部門」
- 14 数理業務のプロ「アクチュアリー」
- 15 ネット時代の大黒柱「システム開発部門」
Chapter 6 損害保険の基礎知識
- 01 損害保険とは
- 02 損保は「物的」「人的」「賠償責任」の3分類
- 03 保険料は「リスクの度合い」と「発生率」から算定
- 04 過失割合や免責の算定の判断
- 05 損害保険にも積立型がある
- 06 事故発生から保険金支払いまでの流れ
- 07 大損害のリスクを分散する再保険
- 08 押さえておきたい損害保険の専門用語
- 09 損保業界再編の動き
Chapter 7 損害保険会社のビジネスのしくみ
- 01 損害保険会社の利益の構造
- 02 規制緩和と料率自由化
- 03 損害保険契約の基本
- 04 直扱い・代理店扱い・ブローカー扱い
- 05 損害保険料自由化のしくみ
- 06 損保市場の9割弱を3メガ損保が独占
- 07 保険の種類① 補償範囲を確認したい「火災保険」
- 08 保険の種類② 自賠責を超える部分を補償「自動車保険」
- 09 保険の種類③ 火災保険とセットで加入「地震保険」
- 10 保険の種類④ 多種多様なリスクに備える「その他の保険」
Chapter 8 損害保険業界の仕事と組織
- 01 万が一の備えを顧客に提案する仕事
- 02 損保会社は営業業務と査定業務が両輪
- 03 高水準の賃金や手厚い福利厚生が魅力の損保業界
- 04 損害保険業界の基本データ
- 05 損害保険業界でのキャリアパス
- 06 女性の登用に積極的な損保業界
- 07 地域・顧客・種類・募集形態で分類「営業部門」
- 08 多様な業務に対応する「コールセンター」
- 09 ニーズに合わせた保険商品の開発「商品開発部門」
- 10 重要性が高まる「資産運用部門」
- 11 損害の程度を査定する「損害調査部門」
- 12 自動車保険調査の専門家「アジャスター」
- 13 火災新種保険調査の専門家「損害保険登録鑑定人」
Chapter 9 保険会社の実力をはかる指針
- 01 関心が高まる保険会社の「ディスクロージャー」
- 02 経営の健全性維持と契約者の保護
- 03 経営の健全性を示す「ソルベンシー・マージン比率」
- 04 「予定利率」と「基礎利益」で各社の実力をチェック
- 05 マイナスは業務停止命令「実質純資産額」
- 06 生命保険会社の勢いを示す「ANP」
- 07 損保会社の収益力を示す「コンバインド・レシオ」
- 08 財務力や支払能力の指標「格付評価」
Chapter 10 インシュアテックと保険業界の未来
- 01 現行保険業法とインシュアテック
- 02 テクノロジーの活用
- 03 先進安全自動車で変わる自動車保険
- 04 保険難民出現の可能性がある?
- 05 スタートアップ企業・異業種の参入
- 06 ネット,スマホ,PayPayなどの販路拡大
- 07 ミニ保険市場の拡大
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