ずかんシリーズ古生物のりれきしょ
2024年7月26日紙版発売
2024年7月26日電子版発売
土屋健 著,芝原暁彦 監修,土屋香 イラスト
B5判/128ページ
定価2,970円(本体2,700円+税10%)
ISBN 978-4-297-14335-0
書籍の概要
この本の概要
「古生物」を履歴書的に紹介する,今までにない図鑑の登場です。
アノマロカリス,ダンクルオステウス,ティラノサウルス。以前は恐竜ばかり注目された古生物も,時代に応じて研究が進み,さまざまな人気古生物が生まれつつあります。そんな「古生物」の“研究の歴史”を図解するのが『古生物のりれきしょ』です。
今では広く知られるようになった古生物も,発見されて研究が進み,世に公開されるまでには,いろいろなドラマがありました。たとえばアノマロカリス。アノマロカリス自身が初めて見つかったのは,実は19世紀。そこからいろいろな経緯・研究を経て,現在の姿に至るまでにかかった時間は約130年。130年かかった裏側には,いろいろなドラマが隠されていたりします。
そうしたドラマを,イラストを交えながら分かりやすく解説。
- 「最初の発見はこんな感じだったんだ」
- 「発見当時は,こんな風な生物と考えられていたのか」
- 「戦後のドサクサで,化石が行方不明になっていたんだ」
などなど,古生物が世に知られるまでのドラマをひとつずつ紐解きつつ,最新の見地における古生物の正体を紹介していきます。
図鑑を見るだけではわからない,古生物に隠された裏の世界。その世界を覗きながら,古生物に秘められたドラマをお楽しみください。
こんな方におすすめ
- 古生物に興味のある小学校中学年以上の方
- 恐竜などの研究について興味のある方
- 公共図書館
目次
序章
- 古生物ってなに?
- 履歴に注目! 古生物は研究史が面白い
- 一芸に注目! 古生物は“特殊な生き様”が面白い
- 家系に注目! 古生物は“進化の系譜”が面白い
- 地質年代表
第1章 古生代
- No. 1 生命史上初の“覇者” アノマロカリス
- No. 2 業界騒然の五つ眼生物 オパビニア
- No. 3 あし? トゲ? 頭? 尾? ハルキゲニア
- No. 4 三葉虫界のNo.1スイマー ハイポディクラノタス
- No. 5 1列になって大行進 アンピクス
- No. 6 360度視界良好! エルベノチレ
- No. 7 明るい海の支配者 プテリゴトゥス
- No. 8 暗い海の支配者 アクチラムス
- No. 9 頭守って,しり……? ダンクルオステウス
- No.10 謎が渦巻く螺旋の化石 ヘリコプリオン
- No.11 腕をもったサカナ ティクターリク
- No.12 大きな帆で体温調整 ディメトロドン
- No.13 初めて“飛んだ”爬虫類 ウェイゲルティサウルス
- No.14 研究者泣かせの怪物 ツリモンストラム
- コラム 古生物に会いに,博物館へ行こう① ~古生代の古生物編~
第2章 中生代
- No.15 旅するウミユリ セイロクリヌス
- No.16 恐竜時代の長大なカキ コンボウガキ
- No.17 この異常,異常にあらず ニッポニテス
- No.18 塔からS字へ プラヴィトセラス
- No.19 三畳紀の“ハンマーヘッド” アトポデンタトゥス
- No.20 大きな帆の狩猟者 スピノサウルス
- No.21 「恐ろしい手」の主 デイノケイルス
- No.22 肉食恐竜の帝王 ティラノサウルス
- No.23 中生代に色をつけた化石 アーケオプテリクス
- No.24 飛べない? 大型翼竜 ケツァルコアトルス
- No.25 中生代の最恐海棲爬虫類 モササウルス
- No.26 日本初のモササウルス エゾミカサリュウ
- コラム 古生物に会いに,博物館へ行こう② ~中生代・新生代の古生物編~
第3章 新生代
- No.27 防御は最大の武器!? タカハシホタテ
- No.28 謎多き日本の奇獣 デスモスチルス
- No.29 氷河時代の“新型”ゾウ ケナガマンモス
- No.30 島国適応の小型ゾウ アケボノゾウ
- No.31 “ウルフ”だけど…… ダイアウルフ
- もっと詳しく知りたい読者のための参考資料
この本に関連する書籍
-
古生物のサイズが実感できる! リアルサイズ古生物図鑑 中生代編
大人が楽しめる,超リアルなビジュアルブックの第二弾! 今回は「中生代編」です。 メインで取り上げる古生物の種類は,古生代編から大幅に増加! 古生代編を超える...
-
古生物のサイズが実感できる! リアルサイズ古生物図鑑 古生代編
本タイトルは電子化の予定はございません。 大人が楽しめる,超リアルなビジュアルブックの第一弾です。 古生物……その姿を見るだけでワクワク,ドキドキ。 古...