みんなのアジャイル

[表紙]みんなのアジャイル

紙版発売

A5判/192ページ

定価2,640円(本体2,400円+税10%)

ISBN 978-4-297-14669-6

電子版

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書籍の概要

この本の概要

「うちでもアジャイルを始めるぞ」

「スクラムやってみよう」

ある日突然,周囲が言い始めたり,もしくは自分が新しい情報を得たりして,取り組んでみるきっかけが生まれることがあります。アジャイルにはたくさんのフレームワークやプラクティスがあるので,まずは部分的にでも取り入れてみようとされる方も多いです。一方で,なぜかうまくいかないという現場もあります。

アジャイル実践者たちには共通の「価値」が存在します。それを活動に落とし込んだプラクティスだけに目を向けていても,価値とプラクティスをつなぐ原則の理解がないと,結果的にプラクティスの価値が得られず,活動の形骸化が起きてしまいます。

本書はアジャイルの価値や原則にフォーカスし,18人の著者陣がアジャイルに取り組むための基礎知識・手法・マインドセットを解説します。アジャイル経験者たちのさまざまな苦悩,解決法,そしてアジャイルの楽しさが書かれた本書を読めば,きっと今取り組んでいる課題への処方箋も見つかるはずです。

こんな方におすすめ

  • アジャイルの入門者
  • アジャイルをこれから学ぶエンジニア
  • アジャイルに興味はあるが何から手をつければよいのかわからない人
  • 過去にアジャイルを取り入れてうまくいかなった人
  • 今アジャイルに取り組んでいて思い通りにいっていない人

本書のサンプル

本書の紙面イメージは次のとおりです。画像をクリックすることで拡大して確認することができます。

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目次

第1章 アジャイルのはじまりを学ぼう

  • 1-1 アジャイルとはやり方ではなくあり方である
  • 1-2 アジャイルソフトウェア開発宣言
  • 1-3 国内でのアジャイルの興り
  • 1-4 さまざまなアジャイル
  • 1-5 おわりに

第2章 アジャイルをはじめる前に

  • 2-1 アジャイルで幸せになれるのか
  • 2-2 アジャイルの誤解を解く
  • 2-3 アジャイルコーチが答えるQ&A

第3章 アジャイルの実践

  • 3-1 アイデアを出す
  • 3-2 アイデアをかたち作る
  • 3-3 スクラム
  • 3-4 アジャイルを実践する

第4章 アジャイルの改善

  • 4-1 経験主義にもとづく計画の立て方
  • 4-2 遅延をリカバリーする
  • 4-3 「反復」でプロダクトの価値を高める
  • 4-4 デザインから逆算して実装の難易度を見積もる

第5章 実例で学ぶアジャイルのポイント

  • 5-1 アジャイルのはじめ方と続け方
  • 5-2 インセプションデッキでチーム目標を確認する
  • 5-3 関係の質を改善させる12のこと
  • 5-4 不安とうまく付き合う
  • コラム 組織でアジャイルに取り組む

第6章 アジャイルの学び方

  • 6-1 独学でアジャイルを学ぶ
  • 6-2 本の探し方
  • 6-3 コミュニティの探し方
  • 6-4 アジャイルイベントまとめ
  • 6-5 スクラムマスターの資格の選び方
  • 付録 アジャイルを勉強したあとのキャリアの5つのロールモデル

著者プロフィール

おやかた

@oyakata2438

大規模プラント向けの計測システムの研究・開発に従事。そのかたわら,2008年より電子工作をテーマに同人サークルを立ち上げ,現在にいたる

また,最近ではエンジニアのスキルに関する合同誌の企画・編集を行っている。

技術同人誌の執筆者を増やすため,LT会やカンファレンスでの登壇を通じ勧誘を行っている。


コサカジュンキ(J.K)

@project_J_K

KDDIアジャイル開発センター株式会社所属。

現在はアジャイルとスクラムの専門家として,知識や経験を活かしながら組織開発に従事。カンファレンス運営やセミナーの登壇など,精力的に活動している。

一般社団法人Agile Japan EXPO 代表理事。