2025年、ソフトウェア開発において衝撃的なツールが登場しました。
それが「Claude Code」。米Anthropic社が開発したCLIインターフェースによるAIコーディングエージェントです。
2月にリサーチプレビューが公開され、5月末にリリースされるやいなや、これまでのエディターやブラウザベースの開発支援ツールとは一線を画した開発体験と並行処理などの特徴を武器に一気にエンジニアに受け入れられていきました。
Claude Codeはあなたの想像力を解放し「こういうのがあったら便利だな」「役立つな」「面白いな」とひらめいたものを、AI以前の時代には考えられなかったようなスピードで実現できるようになりました。
本書では、Claude Codeを活用し「AI駆動」でアプリケーションを手を動かして作るうちに少しずつClaude Codeの周辺知識と応用的な使い方が身につくように設計しています。
この本を読み終えた時、AIエージェントがもたらした「思いついたことをすぐ実現できる力」を手に入れていることでしょう。
すでに多くのエンジニアが経験している「これが無いと開発できない」というほどの開発体験とその応用範囲の広さにぜひ酔いしれてください。
平川知秀(ひらかわともひで)
株式会社en-gine代表。東京と福岡を拠点に,生成AI・クラウドアーキテクチャ・LLMエージェント技術を活用した業務システム・SaaSの設計開発に従事。Domain-Driven Design(DDD)やClean Architectureに基づく堅牢な設計思想と,Firebase GenkitやMastraなどを使ったエージェント組み込みの業務アプリケーション開発など,最新のAI開発基盤を実践的に組み合わせる手法に詳しい。
現在は,AI と人間の協働による「AI 駆動開発(AI-Driven Development)」の普及を目指し企業支援・教育活動も行いながら,AIエージェント技術,Flow Engineeringを組み合わせた次世代の開発プロセスを探求している。