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日々の運用管理をクリエイティブなものにするために。

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システム運用管理がますます大変に

企業活動の中で,もはやITは必要不可欠と言ってもよいでしょう。システムの障害が大損害に結びつくこともあり,ダウンタイムをゼロに近づける重要性はさらに高まっています。

しかし運用管理の現場では,システムが正常に稼働しているかを依然として手作業,あるいは自作スクリプトで確認しているところが多くあります。システムの大規模化に伴い,管理者の負荷は膨大なものになってしまってしまっているのが現状です。

Zabbixによる運用管理の省力化

Zabbixは,近年注目を集めている統合監視ソフトウェアです。システム監視に必要な機能を網羅しており,サーバ,ネットワーク,アプリケーションの監視を簡単に行うことができます。Zabbixの主な特徴は次のとおりです。

システムの異常を正確に検知できる

障害として検知する状態を細かく指定できるので,システムの異常を正確に検知し,管理者に通知することができます。

システムの状況をグラフィカルに表示できる

収集したデータやシステムの状態などをグラフやマップなどを利用してグラフィカルに表示できます。システムの状況を直感的に把握できるのと同時に,負荷の傾向などを分析し,将来のハードウェアの増強計画などに活用することもできます。

Webブラウザを利用しての設定/表示できる

監視設定やデータ表示などのほぼすべての操作を,Webブラウザから簡単に行うことができます。

本書では,Zabbixの基本的な機能から丁寧に解説しています。後半では実際のシステムに導入する方法についても触れているので,はじめて統合監視ツールを使う人から,Zabbixをより有効に活用したい人まで幅広くお勧めできる内容になっています。

運用管理業務を創造的な仕事に

運用管理業務は日々の対応に追われると地味なルーティーンワークになりがちですが,本来はシステムの置かれる状況を予想し,そして障害が起こった際には被害を最小限にとどめるためのとっさの判断が求められるなど,とても創造的な仕事です。Zabbixを活用して,日々の運用管理業務をクリエイティブなものにしたいと考えている方は,ぜひ本書をご一読ください。