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App Storeに音楽アプリと呼べるものは,ざっと数えただけでも300本以上。ギターやピアノなど楽器のエミュレーション・アプリから,ハイエンドのDAWアプリまで,プロ向けの機器と同じような機能をiPhoneに入れて持ち歩けるんですから,使わない手はありません。あなたがミュージシャンならきっとハマって手放せなくなるはずです。
たとえば総合音楽系(DAW)の「nanostudio」は,シーケンサーは合わせて6トラックを扱え,サンプリング・エディター,ミキサー,10種のエフェクトなど,DAWアプリとしてPCアプリに匹敵する高機能。サンプリング・シーケンサーなら「BeatMaker」がオススメ。AKAIのMPCのような16のパッドで曲をすばやく作成していくことができます。DJアプリ「Flare Scratch」(\600)はiPodライブラリーから曲を読み込み,好きな曲でどこでもスクラッチできます。CDJならぬiPhone DJはいかがでしょう?
楽器系では,エフェクターを多数搭載したエレキギター・アプリ「iShred: Guitar + Effects」でiPhoneをギターにしたり,「Pocket Organ C3B3」でハモンドオルガンにしたり,「Drum Meister Grand」(\230)で指ドラムしたりと,1台が何十種類もの楽器に早変わり。独自の演奏方法の新しい“楽器”も登場しています。楽器練習に必須のメトロノームやチューナーなどもアプリでOK。ここで紹介したアプリを全部買っても5千円程度ですし,本当に無料でいいの?っていうお宝アプリも他にごろごろしています。
(左)nanostudio(\1,700),(右)BeatMaker(\1,200)
(左)Pocket Organ C3B3(\300),(右)Drum Meister Grand(\230)
(左)Flare Scratch(\600),(右)iShred: Guitar + Effects(\600)
作った楽曲はiTunesの共有機能やWi-FiでPCにコピーできるアプリも多く,iPhone用のMIDIアダプターも登場しています。これからの音楽制作はPC+DAWという従来のスタイルから,どこでも発想を広げられるiPhone/iPad+アプリが有力な選択肢になるかもしれません。iPadはとくに操作性もよく,ライブで“見せる”プレイもできて,楽器として使えば注目間違いなし。実際にステージに利用しているプロもすでにいます。ミュージシャンのためのiPhone/iPad活用法はいま要チェックです!
Enjoy iPhone, iPad and Music!