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ネットショップの形態
インターネットで商品を販売するネットショップは,扱う商品や規模などショップごとに違いや特徴がありますが,出店形態で見ると,独自サイトのネットショップとショッピングモールのネットショップの2つに分かれます。
前者は自前もしくはレンタルサーバーを用意し,独自ドメイン(お店の独自URL)を使用し,デザインやシステムを主に自分で用意する形態です。一方,後者はネットショップ用のショッピングモールに出店するもので,デパートの店子のようなイメージです。
ショッピングモールに出店すると,通常は初期費用や売上ロイヤルティがかかるものの,自分でサーバーを用意する必要はなく,システムやデザインもショッピングモールのものが利用できます。
Yahoo!ショッピングの動向に注目
ネットショップのショッピングモールとして有名なのは楽天市場やAmazonですが,最近はYahoo!ショッピングが注目されています。というのも,Yahoo!ショッピングでは2013年10月以降,初期費用や月額料金,売上ロイヤルティが無料となったためです。たとえば売上ロイヤルティは,楽天市場の場合2~6.5%,Amazonでは8~20%となっていますが,Yahoo!ショッピングはこれが無料となります。ただし,Yahoo!ショッピングもまったくお金がかからないわけではなく,Tポイント原資(1%必須)やアフィリエイト関連費用,決済サービス手数料が必要になります。
Yahoo!ショッピングでは初期費用や売上ロイヤルティを無料にしたことで,出店者数が3倍に増えたといわれています。一方,費用があまりかからないためお試しで作ったネットショップなども多いと予想され,商品の質やサービスのブレが大きいのではないかという心配もあります。
お客側としては費用が他のショッピングモールよりかからない分,商品価格が安くならないかと期待したいところであり,今後Yahoo!ショッピングがどこまで伸びるのか注目したいところです。