目次
第1章 古くて新しい品質問題
- 1 品質に泣かされる人々
- 2 目に見えない品質の難しさ
- 3 品質はつかめるか
- 4 五十歩百歩の「動けばいい」vs「基準を満たせばいい」
- 5 すれ違う品質意識――分散開発と世代間ギャップ
- 6 できるSEに不可欠なスキル
第2章 初級SEにありがちな6つの誤解
- 1 誤解①・品質管理とはテスト技術のことである
- 2 誤解②・最新技法を導入すれば品質は良くなる
- 3 誤解③・品質管理を強化するとコスト・納期が増す
- 4 誤解④・バグがあってはならない
- 5 誤解⑤・私=つくる人,あなた=なおす人
- 6 誤解⑥・ISOを取得すれば大丈夫
第3章 問題解決ツールを活用しよう
- 1 バグ管理表は問題を解決しない
- 2 チェックシート―うっかり忘れを防ぐ
- 3 マトリクス表―組み合わせを「見える化」する
- 4 ロジックツリー―論理のディレクトリ構造
- 5 根本原因分析―本質を掘り出す問いかけ
- 6 パレート図―優先すべき課題は何か?
- 7 散布図―相関が教える「予測」と「異常」
第4章 品質崩壊を招く「落とし穴」
- 1 危険なニオイは崩壊の序曲
- 2 甘い見通しで見切り発車
- 3 減点主義で蔓延する,事なかれ主義
- 4 人間の活動であることを忘れる
- 5 観点と基準に欠ける「場当たり対応」
- 6 事実を見ずに思惑で動く
第5章 進化する組織が品質を高める
- 1 「完成」された「個人」にできないこと
- 2 守りを攻めに転じるカイゼン
- 3 なめてはいけないPDCA
- 4 今日から始める「明日の品質管理」
補章 グローバルソーシング時代に生きるSEのキャリア開発
- 1 SEの基礎能力を測定する質問
- 2 ソフトウェアテストは演繹的か,それとも帰納的か
- 3 演繹的なソフトウェアテストを1つあげなさい
- 4 中国人SEのすごい地頭力
- 5 もっとすごい中国人SEの集団平均知力
- 6 「空気を読む」だけでは世界の競争を勝ち抜けない日本人SE
- 7 対日業務適応に長けたSEを大量生産し始めた中国
- 8 日本人は正直・誠実・正当さを基盤とする品質マネジメントを追求せよ