目次
- はじめに
第1章 なぜ技術だけではうまくいかないのか
- 問題の根源/人間系の問題とは/人間系の影響力/人間系の問題の兆候と発生要因/決まりごとの無視/問題の放置/成果物の品質低下/コミュニケーションの不足/問題発生の要因/モチベーション低下/文化/リソース不足/要員配置ミス/開発者間の不和/責務と権限のバランス喪失/リスク管理の対象/人間系も含めた改善活動/現状満足型/問題放棄型/積極型//標準型/技術やツールよりも重要
第2章 技術以前に改善すべき5つの課題
- 思わず気になること/技術の話のその前に
一 目的は明確か
- 手段の目的化/目的は全員に伝える/各担当者がゴールを知る
二 組織のバランスは取れているか
- 必要な役割が揃っている/役割の割り当てに偏りがない/責務と権限が揃っている
三 情報の流れは円滑か
- 情報の流れに対する思い込み/必要な情報を出していない/情報が集められていない
四 計画は存在するか
- (1)プロジェクトで実施するタスク一覧を書き出す/(2)一覧に書き出されたタスクを実施順に並べる/(3)それぞれのタスクに対して,わかる範囲で終了期日を定義する/(4)タスク一覧をプロジェクトメンバー全員が目を通せる場所に置く
五 必要な成果物はすぐに出てくるか
- 情報にアクセスできる場所を一元化する/成果物に対する版管理/プロジェクトの足下確認
第3章 「視点」を意識しよう
- 開発を成功させる2つの利益/(1)適切なモデルの作成/(2)有効なコミュニケーション/視点の種類/(1)プロセスの視点/(2)品質の視点/(3)役割の視点/(4)抽象度の視点/視点を意識する方法/視点を理解する/視点をコントロールする/開発プロセスと視点/視点を意識した開発
第4章 もうひとつのプロジェクト管理
- 「管理」の意味/プロジェクトアドミニストレーションの必要性/プロジェクトアドミニストレーションのプロセス領域/(1)ハードウェア管理/(2)ソフトウェア管理/(3)ネットワーク管理/(4)電子ファイル管理/(5)開発情報管理/(6)リソース管理/プロジェクトアドミニストレーションの実施方法/プロジェクトを円滑に進めるために不可欠な活動
第5章 ユースケースはなぜ使えないのか
- 時間の無駄?/本当に役に立たない場合/使い方に原因がある場合/ユースケースを活用できない理由/記述が曖昧/書き終り待ち/書きっ放し/ユースケース単位でのプロジェクト計画/ユースケースの効果的な活用法/(1)ユースケースの作成/(2)計画立案/(3)開発工程/(4) 次反復の準備/正しく使えばメリットが得られる
第6章 コンサルタントになる方法
- 注目されるキャリアパス/コンサルタントの仕事とは?/コンサルタントの仕事を分解する/(1)問題を発見すること/(2)問題の解決法を考え出すこと/(3)解決法を実行すること/(4)人に伝えること/コンサルタントになるには/(1)「人に伝える」スキルを身につける/(2)勉強する習慣を身につける/(3)「コレだけは」というものを身につける/達成感の大きい仕事
- おわりに