書籍概要

[入門]はじめてのデータベース

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概要

データベースのテキストには難解なものが多く,またその基本部分は変わらないとは言え少々古い本も多く見かけます。本書は,数多くの現場を経験し,初心者には理解が難しいこと,でも知っておかなければならないこと,概念ではなく実践の対象としてのデータベースというものを熟知している著者が,いま最も実用的な教科書としてまとめたものです。特に設計の必須かつ基本的な内容については網羅的に取り上げています。重要な部分には身近な失敗事例などを挿入することで「なぜ,そのような設計を行わなければいけないか」の考え方を明確にしていることも特徴のひとつ。

こんな方におすすめ

  • データベースを扱う仕事に就いた社会人の方
  • はじめてデータベースに接する学生,すでに学んだがよくわからなかったという方

目次

第1章 データベースの基本要素を見てみよう!

1.1 データと情報

1.2 ファイルとデータベース

1.3 RDBMS

1.4 ネーミングルール

  • 【Coffee Break】2012年の営業一課売上テーブル

1.5 コード

  • 【Coffee Break】コードの重要性

1.6 スキーマ

  • スキーマとは?
  • 三層スキーマ
  • ユーザーとしてのスキーマ
  • データベースの設計手法

第2章 SQLとは何だろうか?

2.1 SQLの概要

  • SQLの種類
  • データ操作言語
  • データ定義言語
  • データ制御言語
  • トランザクション管理言語

2.2 テーブルの活用

2.3 項目と属性

2.4 主キーと外部キー

  • キーとインデックス

2.5 インデックス

  • インデックス入門 ―バイナリーサーチ
  • さらに速い検索ができる! ―ツリーインデックス
  • 複合キー
  • クラスタインデックスと非クラスタインデックス
  • データアクセスの種類
  • 主キーとインデックスの違い
  • インデックスの多用は避ける
  • 統計情報
  • 結合でのインデックスの使用
  • インデックスを作成するときに考慮すべき点

2.6 トランザクション

  • トランザクション
  • ACID
  • 同時実行制御
  • デッドロック
  • 分離レベル
  • 分散トランザクション

2.7 ビジネスルール

  • データ整合性のレベル
  • 手続き型データ整合性の種類

2.8 セキュリティ

第3章 基本的なデータの扱い方

3.1 データ中心アプローチ

  • まずデータのことを考えよう
  • マスターテーブルとトランザクションテーブル
  • データ中心アプローチで柔軟性のあるシステム

3.2 データベース設計の概要

3.3 ER図

3.4 正規化とは?

3.5 第1正規形

  • 【Coffee Break】項目と値

3.6 第2正規形

3.7 第3正規形

3.8 逆正規化

3.9 正規化の演習

  • 正規化の演習-1
  • 【Coffee Break】正規化のコツ
  • 正規化の演習-2
  • 正規化の演習-3
  • 正規化の演習-4

第4章 ファイルとデータの基礎知識

4.1 ストレージ

4.2 RAIDとSAN

4.3 分散データベース

  • レプリケーション
  • 分散トランザクション
  • 【Coffee Break】シノニム

4.4 バックアップ

第5章 データベースの最適化

5.1 パフォーマンスチューニング

5.2 SQLのチューニング

  • 速いSQLの条件

5.3 システム構成のチューニング

第6章 データベースの大規模な活用

6.1 OLAPとデータウェアハウス

6.2 データマイニング

  • データマイニングの基本的な分析手法

サポート

正誤表

小社刊『[入門]はじめてのデータベース』(藤島一月男+奥 恵・著/2013年4月25日 初版 第1刷)におきまして,本文の図版に追加修正を要する箇所があることが判明いたしましたので,下記のとおりお知らせいたします。読者の皆様にはご迷惑をおかけし,まことに申し訳ございません。ご容赦くださいますよう,お願い申し上げます。

(2013年3月22日更新)

P.167 図3.15左の「発注テーブル」

【訂正】いちばん下に「数量」が追加されます。

P.167_図3.15

P.177 図3.25の「第1正規形の発注テーブル」

【訂正】いちばん下に「数量」が追加されます。

P.177_図3.25

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