目次
第1章 忘れっぽい脳
- 1‐1 すぐ忘れる記憶,なかなか忘れない記憶
- 1‐2 あいまいな記憶が人間らしさをつくる?
- 1‐3 脳は4つのステップで記憶する
- 1‐4 マジックナンバーの不思議
- 1‐5 ワーキングメモリを鍛えよう
- 1‐6 長期記憶はハードディスクか?
- 1‐7 脳はどのように記憶するのか 1
- 1‐8 脳はどのように記憶するのか 2
- 1‐9 海馬を失ってわかったこと
- 1‐10 タクシー・ドライバーの海馬は大きい
- 1‐11 なんども思い出せば,記憶は強められる
- 1‐12 小脳はまちがえながら記憶する
- 1‐13 覚えてから1時間で半分を忘れる
- 1‐14 一夜漬けが効果的でない理由
第2章 忘れなければ覚えられない
- 2‐1 記憶は脳のどこにあるのか
- 2‐2 コンピューターの記憶はマンション形式
- 2‐3 記憶は忘れることでつくられる
- 2‐4 脳のプログラムはたえず変化している
- 2‐5 「思い出す」と「思い浮かぶ」はちがう
- 2‐6 トイレで思いついたことは,トイレから出ると忘れてしまう
- 2‐7 インパクトのある体験は,なぜ忘れない?
- 2‐8 「この人は父そっくりだけど偽物だ!」
- 2‐9 記憶力を高めるポイントはシータ波
- 2‐10 記憶は眠りによって強化される
- 2‐11 ネズミは迷路の夢を見る
- 2‐12 夢の睡眠学習
第3章 消したい記憶,消せない記憶
- 3‐1 ストレスを受けると海馬は萎縮する
- 3‐2 トラウマの記憶を消す薬
- 3‐3 海馬を鍛えれば,恐怖の記憶が消える?
- 3‐4 記憶力のいい人はストレスに強い
- 3‐5 記憶力を高める薬はあるのか?
- 3‐6 頭をよくする薬のジレンマ
- 3‐7 歳をとると,なぜ忘れっぽくなるのか
- 3‐8 人の名前をど忘れしやすいのはなぜか
- 3‐9 アルコールは記憶の消しゴム
- 3‐10 酒は百薬の長か?
- 3‐11 「知ってるつもり」とメタ記憶
- 3‐12 なぜ,振り込め詐欺の被害者はお年寄りなのか
第4章 記憶はいつでも現在形
- 4‐1 赤ん坊のときの記憶がないのはなぜか
- 4‐2 経験していない過去を「思い出す」のはなぜか
- 4‐3 アメリカを揺るがした偽の記憶症候群
- 4‐4 抑圧された記憶は神話か
- 4‐5 胎内記憶は存在するのか
- 4‐6 記憶はいつでも現在形である
- 4‐7 「前世の記憶」をどう考えればいいのか
- 4‐8 エイリアンに誘拐された記憶?
- 4‐9 匂いと記憶の不思議
- 4‐10 心臓に記憶は宿るのか
第5 章 忘れることを忘れると……
- 5‐1 記憶の人フネスの悩み
- 5‐2 記憶の達人シェレシェフスキー
- 5‐3 人の顔を覚えられない記憶術師
- 5‐4 記憶の中の風景を描きつづける男
- 5‐5 “レインマン”キム・ピークの超絶記憶力
- 5‐6 サヴァン患者に男が多いのはなぜ?
- 5‐7 人生のすべてを記憶している女性
- 5‐8 記憶のない世界に生きる人びと
- 5‐9 古代と中世の記憶術
第6章 記憶力・学習力をよくする12カ条
- 1 好奇心を持つ
- 2 復習をする
- 3 覚えたら寝る
- 4 からだを動かす
- 5 シータ波を出す
- 6 朝に予定を立てる
- 7 食事に気をつかう
- 8 読書はいもづる式で
- 9 メモをとらない
- 10 慣れ親しんだものの外に出る
- 11 「わからない」状態に耐える
- 12 忘れてもかまわない
コラム
- 記憶の達人たちの宴
- カフェインは記憶改善薬?
- 猛毒サリンは記憶を沸騰させる
- 記憶力の鍵を握る女性ホルモン
- やけ酒はイヤな記憶を強化する
- その記憶は当てになるか?
- ブレードランナーは記憶の物語
- 拷問は記憶を歪める
- 人生がパノラマのように……
- 神の記憶のありか
- 過去の記憶にとりつかれた人たち
- 60人と同時にチェスをした男
- 昨日と今日のあなたは別人?
- 記憶喪失するシネマ案内(ネタバレなし)