目次
第1章 腸内細菌が教えてくれたこと
- 1-1 細菌はいかにして発見されたか?
- 1-2 細菌研究を飛躍させた純粋培養法
- 1-3 菌には様々な種類がある?①細胞壁による分類
- 1-4 菌には様々な種類がある?②形状による分類
- 1-5 細菌とウイルスの違いは?
- 1-6 なぜ腸内細菌が重要なのか?
- 1-7 腸の健康に欠かせない善玉菌=乳酸菌の働き
- 1-8 悪玉菌が体に害を及ぼす理由
- 1-10 腸内細菌は年齢によって変化する
- 1-11 赤ちゃんと大人の腸内フローラの違い
- 1-12 腸内フローラの「個性」はどう生じるか?
- 1-13 健康を左右する腸内細菌のバランス
- コラム 「発酵」と「腐敗」の違いは何か?
第2章 腸内細菌学はこうして生まれた
- 2-1 ニワトリの腸内フローラから研究スタート
- 2-2 新発見の連続だった初期の研究
- 2-3 腸内細菌学のパイオニアとして
- 2-4 腸内細菌の培養法をたどる
- 2-5 研究を飛躍させた腸内菌の検索装置の開発
- 2-6 分子生物学的手法による解析を導入
- 2-7 分子生物学的手法の問題点
- コラム 動物は無菌でも生きていける?
第3章 腸内フローラを改善する食事
- 3-1 腸内フローラ研究から生まれた「機能性食品」
- 3-2 健康食品・サプリメントをどう分類するか
- 3-3 発酵乳・乳酸菌飲料はなぜ体にいいのか?
- 3-4 日本人は発酵乳・乳酸菌飲料とどう関わってきたか?
- 3-5 プロバイオティクス研究史?①メチニコフの「ヨーグルト不老長寿説
- 3-6 プロバイオティクス研究史?②ヨーグルトが体にいい理由
- 3-7 プロバイオティクス研究史?③免疫活性という新しいキーワード
- 3-8 腸内フローラを改善するヨーグルトの摂り方とは?
- コラム 私の食事健康法
第4章 バイオジェニックス健康法の提唱
- 4-1 プレバイオティクスの2つの特長
- 4-2 食物繊維が腸内フローラに与える影響
- 4-3 食物繊維の種類と多様な働きを検証する
- 4-4 食物繊維で病気はどこまで防げるか?
- 4-5 オリゴ糖はなぜ腸内フローラを改善するのか?
- 4-6 オリゴ糖研究はいかにして始まったか?
- 4-7 オリゴ糖で腸内フローラを改善するにはリゴ糖をどう摂ればいいか?
- 4-8 バイオジェニックスと免疫活性~①腸管免疫と腸内細菌の関わり
- 4-9 バイオジェニックスと免疫活性~②乳酸菌生産物質の重要性
- 4-10 バイオジェニックスと生理活性物質
- 4-11 健康長寿を実現する秘訣とは?
- コラム 抗生物質を摂りすぎると…?
第5章 顕微鏡から見えてきた生き方の哲学
- 5-1 腸内における「善玉」と「悪玉」の意味~①大事なのは「バランス」
- 5-2 腸内における「善玉」と「悪玉」の意味~②腸内フローラと人間社会
- 5-3 腸内における「善玉」と「悪玉」の意味~③菌と人間の違いは?
- 5-4 「便」から健康の答えが見えてくる~①便が汚いのはなぜ?
- 5-5 「便」から健康の答えが見えてくる~②便の状態をチェックしよう
- 5-6 腸内環境から見たエコロジーの本質
- 5-7 次代の研究者たちへのメッセージ~独創的研究を可能にするもの