概要
地球上の生き物は30数億年の悠久の時間をかけて進化し,今の姿になりました。今の私たちもその末裔です。その進化をたどってきた道筋を科学しようと,ダーウィン以来200年にわたり,あらゆる進化学説が唱えられてきました。そして今の進化論は適応だとか遺伝子のふるまいなど,色々な側面を解明しようとする総合的な「進化学」に発展してきました。ところが21世紀になっても学者の間で共通理解は得られていないのです。本書は,進化論の歩みをたどり,代表的で興味深い説を追いながら,進化論について考えます。
こんな方におすすめ
- 地球の生命史に興味をもたれた方
- 進化論をかじってみたい,理解したいとお思いの方