書籍概要

PICで楽しむBluetoothWi-Fi機器の自作

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概要

PICマイコンを使って,Bluetoothによる近距離無線通信や,Wi-Fiによる無線LAN通信ができる機器を自作する方法をまとめた本です。
Bluetoothは1対多の制御や双方向通信が可能です。また,Wi-Fiは基本的にLANと同じことができ,インターネット経由でクラウドと組み合わせることも可能なので,応用範囲が格段に広がります。本書では,各技術の基本や無線モジュールの使い方から解説をはじめ,無線通信可能な機器のハードウェア,ファームウェア,タブレット・スマートフォン・PCから機器を制御するためのアプリケーションの作り方を,実際の製作例を通じて詳細に説明します。

こんな方におすすめ

  • 自作機器をWi-Fi・Bluetooth経由でスマホ・タブレットなどから監視制御したい方
  • お手持ちの自作機器を無線化したい方

目次

第0章 PICと無線通信

  • 0-1 近距離無線通信の種類と特徴
  • 0-2 PICマイコンと無線との連携

第1部 Bluetooth
第1章 Bluetoothの基礎とBluetoothモジュール

  • 1-1 Bluetoothとは
  • 1-2 Roving Bluetoothモジュールの概要
  • 1-3 RN-42モジュールの制御コマンド
  • 1-4 パソコンにBluetooth機能を追加する

第2章 簡易I/OボードをBluetoothで接続

  • 2-1 簡易I/Oボードの概要
  • 2-2 簡易I/Oボードのハードウェアの製作
  • 2-3 簡易I/Oボードのファームウェアの製作
  • 2-4 単体動作テスト方法
  • 2-5 タブレットのアプリケーションの製作
  • 2-6 動作確認

第3章 無線リモコンMP3プレーヤの製作

  • 3-1 無線リモコンMP3プレーヤの概要
  • 3-2 MP3メインボードのハードウェアの製作
  • 3-3 MP3デコーダサブボードのハードウェアの製作
  • 3-4 PICマイコンのファームウェアの製作
  • 3-5 タブレットのアプリケーションの製作
  • 3-6 動作テストの仕方
  • コラムA タブレットにアプリをダウンロードする方法

第4章 ワイアレスオシロスコープの製作

  • 4-1 ワイアレスオシロスコープの概要
  • 4-2 データ収集ボードのハードウェア製作
  • 4-3 PICマイコンのファームウェアの製作
  • 4-4 タブレットのプログラム作成
  • 4-5 動作テストと性能評価

第2部 Wi-Fi
第5章 無線LANの基礎とWi-Fiモジュール

  • 5-1 無線LANとは
  • 5-2 Roving Wi-Fiモジュールの概要
  • 5-3 Wi-Fiモジュールの制御コマンドの解説
  • コラムB タブレット用Telenet

第6章 簡易I/OボードをUDPで無線接続

  • 6-1 システム構成とUDP通信の基礎
  • 6-2 PICマイコンのファームウェアの製作
  • 6-3 パソコン側アプリケーションの製作
  • 6-4 テスト方法

第7章 簡易I/OボードをTCPで無線接続

  • 7-1 システム構成  TCP通信で接続
  • 7-2 パソコン側アプリケーションの製作
  • 7-3 テスト方法と通信内容の確認

第8章 簡易I/Oボードをタブレットから制御

  • 8-1 システム構成
  • 8-2 タブレットのアプリケーションの製作
  • 8-3 動作確認
  • 8-4 ソフトAPモードで動作確認

第9章 Twitterでつぶやく自動つぶやきシステムの製作

  • 9-1 自動つぶやきシステムの機能概要
  • 9-2 Twitterにつぶやく方法(StewGate Uの使い方)
  • 9-3 Wi-Fiモジュールの制御方法
  • 9-4 汎用I/Oボードのハードウェアの製作
  • 9-5 汎用I/Oボードのファームウェアの製作
  • 9-6 動作確認

サポート

ダウンロード

(2015年3月19日更新)

本書で使用するプログラムやパターン図,組立図がダウンロードできます。以下の圧縮ファイルをダウンロードしていただき,適宜解凍してご利用ください。

なお,2015年3月19日以前にダウンロードされたファイルには,一部誤りがありましたため,お手数ですが,再度ダウンロードしていただきますよう,お願いいたします。

補足情報

(2015年3月19日更新)

本書で製作している簡易I/Oボードには,部品としてWi-Fiモジュール「RN-134」を使っています。

しかし,「RN-134」が,メーカーにて生産終了となっているようです。

代替品として,「RN-131-EK」を使用することができます。その際,配線は,以下の通り置き換えてください。

RN-134 RN-131-EK 信号名
J5-1 → J3-1 電源3.3V
J5-2 → J3-2 GND
J5-3 → J3-3 RX
J5-4 → J3-4 TX
J5-5 → J3-5 CTS
J5-6 → J3-6 RTS
J5-12 → J3-13 Reset

注意 USBと上記3.3Vを同時に接続しないようにしてください。

なお,配線の置換えの詳細図を用意しましたので,以下からダウンロードしてください。

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